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プレミアリーグNo.1の自虐ボケ芸人、ジェームズ・ミルナーのお笑いツイート11連発!

2018年3月22日。プレミアリーグで活躍しているひとりの芸人が、初めてツイッターにログインした記念すべき日です。彼の名は、ジェームズ・ミルナー。2002年11月にリーズでプロデビューですので、芸歴は17年めになります。同期はマセキの狩野英孝、吉本でいえばしずる、ジョイマン、とろサーモン、藤崎マーケットといった顔ぶれです。プレミアリーグでは、デビューから2ヵ月めの16歳357日でウェイン・ルーニーの史上最年少ゴール記録を塗り替えた早熟な選手でしたが、芸人として評価を高めたのは直近1年と下積みが長いタレントです。

所属クラブの地元メディア「リヴァプール・エコー」が、「The 19 tweets that prove James Milner is the funniest footballer on social media(ジェームズ・ミルナーが、ソーシャルメディアにおいて最もおもしろいフットボーラーであることを証明する19のツイート)」と題して珠玉のツイートの数々を紹介したのは2019年3月でした。32歳になるまで公式アカウントがなかった男は、生真面目という評判が定着しており、そんなキャラを揶揄する「Boring James Milner(退屈なミルナー)」というパロディアカウントが60万人のフォロワーを従えて快調に突っ走っていました。ここではしばしば、ミルナーが家事をするネタがつぶやかれていたのですが、公式アカウントの最初の写真はTシャツにアイロンをかけているご本人の姿で、つまりパロディのパロディです。

芸人デビューのツイートは「#TBT to yesterday…. when I wasn’t on Twitter!(昨日まで、ツイッターにはいなかったんだ!)」。TBTとは「ThrowBack Thursday」の略で、当時流行っていた木曜日に思い出深い写真を投稿するムーブメントにちゃっかり乗っかったひとことでした。プレミアリーグのピッチにおいて、連携して相手を追い込む相棒のヘンダーソンが拡散したこともあり、あっという間にフォロワーは10万超え。1週間後には、ナサニエル・クラインとともにマティプにタックルする姿をUPし、「Thought I had Joel Matip length legs here…Sorry Clyney!(マティプみたいな長い足があるかと思ってた。すまん、クライニー!)」という自虐ネタをリリースしています。

さらに2週間後、センターサークルでレフェリーと一緒にスパイクの紐を結んでいる画像が投稿された際には「Double knot races are never boring!(ダブルで紐を結ぶレースは退屈じゃないね!)」と、パロディアカウントをいじる「写真でひとこと」が添えられていました。芸風は、自虐ボケとチームメイトいじり。徐々にコンディションを上げていったお笑いニューフェイスが次に話題になったのは、2018年5月のチャンピオンズリーグ準決勝セカンドレグ、ローマとのゲームでオウンゴールをやらかした直後です。9分にマネが先制ゴールを決めた試合は、15分に1-1となったのですが、デヤン・ロブレンのクリアが顔面にヒットしてゴールに飛び込むというおいしい振りをもらった自虐ボケ芸人は、すかさずこうかましました。

Anyone got any tips for getting a Champions League logo off a face?(顔に付いたチャンピオンズリーグのロゴを消す方法を知ってる?)」

2試合トータルで7-6とし、ファイナル進出を決めてなければ、さすがにここまではいけなかったでしょう。爆笑をとった芸人が次にネタにしたのは、オフシーズンに発表される新シーズンのユニフォーム撮影でした。ホームで着るファーストユニフォームのモデルは、ジョーダン・ヘンダーソン、アダム・ララナ、ロベルト・フィルミーノ、サディオ・マネ、モハメド・サラー。ヴァイオレットカラーとなったアウェイのセカンドは、トレント・アレクサンダー=アーノルド、ジョー・ゴメス、アレックス・オックスレイド=チェンバレン、ヴィルジル・ファン・ダイク…ここぞとばかりにミルナーがひとこと「Oh, maybe not(おお、ダメだったみたい)」。モデルに選ばれなかったという自虐ネタでした。

バカンスで釣りに興じる画像のハッシュタグに「catchingdinner」と、さりげなくツッコミ待ち。クラブのレジェンド、ケニー・ダルグリッシュがナイトの称号を受けた際に剣を肩に当てている写真にも「Mind that sword – he’s the King! (気をつけてよ、彼は王様だから)」とコメントを入れています。2019年の最初のヒットは、自分がメイクされている写真に付けた「This woman has the hardest job in the world(この女性は、世界で最も難しい仕事をしている)」でしょうか。

VARについては「Absolute shambles for me(とにかくめちゃくちゃ)」とバカのフリをしてスルー。7月には同僚のロバートソンを持ち上げるかと思いきや、「僕の記憶が間違っていなければ、ファンが彼を熱烈に応援し始めたきっかけは、マンチェスター・シティ戦の90ヤードのプレスだった。彼は相手選手を全員プレスしまくり、GKのところまで行った後、再び全員をプレスした!」といじり倒していました。

最新のネタは、サラーがフリーの自分にパスを出さなかったことに激怒していたマネの写真で、「この件は、僕が誤解を与えてしまったのかもしれない。サディオは僕に出番がなかったのを抗議してくれたんだ」と得意の自虐ボケをかましてました。地元メディアが紹介したツイートを全部お伝えすると、大変なボリュームになってしまうので、このへんでお開きとさせていただきましょう。誕生日が同じ(1月4日)なもので、「プレミアリーグではプレスでツッコミ、ピッチを離れればボケ一辺倒」というnot boringなキャラを紹介したくなり、彼の持ちネタを披露させていただいた次第であります。長々とおつき合いいただき、ありがとうございました。気の利いたボケで締められず、申し訳ございません。

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“プレミアリーグNo.1の自虐ボケ芸人、ジェームズ・ミルナーのお笑いツイート11連発!” への7件のフィードバック

  1. ペップの街 より:

    ミルナー、シティにもいたんですよね。
    マネの爆発鬱憤ぶち撒けもジョークでうまくカヴァーして、いい奴ですね。

  2. Macki より:

    更新ご苦労様です。
    ミリー兄貴は今やレッズに欠かせない頼れる兄貴です。そんな兄貴がゲームに出られない事を怒り飛ばすマネっていい奴です(笑)
    彼はロボが移籍した時中々ゲームに出られず腐りかけていた時も一喝して彼の気持ちを立て直す事も出来るほど本当に頼りになる兄貴です!

  3. ペップの街 より:

    インターナショナル・マッチ・ウィークはプレミアの見逃し配信をじっくり観ようと思ってますが、Makotoさんのネタも楽しみにしてます。
    この間は不調続きのマンUのことも少し忘れられますしね!

  4. noname より:

    僕も1月4日誕生日なものでこの記事は見られずにはいれませんでした。ミルナーこれからも頑張って欲しいですね。サッカーも芸人も。笑

  5. グッチ より:

    ピッチ内外でハードワークする運動量

  6. わたピコ太郎 より:

    てっきり副キャプテンとしてのマネへの気遣いかと思ったら、芸人魂に火がついた渾身のツイートだったんですか⁉︎ 出番なくて逆にオイシしかったのか、ミルナー⁈
    もうすでにイギリス国内でも芸人としての注目度がジワジワきてたんですね。3月まで遡るmakotoさんの芸人魂もすごいっす(笑)
    これを機にさらにミルナーへの注目度が上がりました。ありがとうございます(笑)

  7. グッチ より:

    ピッチ内外でハードワークする運動量

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