オナナ獲得でケパ売却!? ピックフォードは酷評に反論…不振のGKに関する現地記事まとめ!
24節のビッグロンドンダービーをドローで終えた後、フランク・ランパード監督がついに決断を下しました。レスター戦のスターティングメンバーとして指名されたのは、38歳のウィリー・カバジェロ。現地メディアは、若き指揮官がケパを売りたがっていると報じました。2018年の夏に、プレミアリーグのGKにおける史上最高額の7100万ポンド(当時のレートで約102億円)でアスレテシック・ビルバオからやってきた守護神は、7年という長期契約を結んでいます。輝かしい将来を約束されていたワールドクラスのGKが、25歳で見限られるという話はショッキングです。「現地メディアが煽っているだけかもしれない」と、当初は静観していたのですが、週が明けると、気になる続報が入ってきました。
「チェルシーが、アヤックスのGKアンドレ・オナナ獲得に近づいている」。冒頭で紹介した一斉報道をチェックすると、「既に個人合意に至っている」「移籍金3400万ポンド(約48億2000万円)でブルーズが争奪戦に勝利」「プレミアリーグ参入を熱望している本人がチェルシーを選んだ」と、確定的なトーンの記事が大半です。高額のGKを売りさばかなければ成立しない話でもあり、最終的にクラブがどんな結論を出すかはわかりませんが、ランパード監督がレギュラーGKを外したという事実があり、根も葉もないゴシップではなさそうです。
不振のGKといえば、今季プレミアリーグでセーブ率61.2%とケパの次に低い数字に留まっているジョーダン・ピックフォードにも、批判の声が集まっています。今シーズンに入ってから、ファンブルやセーブミスが格段に増えたエヴァートンの守護神は、クリスタル・パレス戦でもベンテケのシュートをトンネルしてしまいました。相手チームの守護神グアイタは、ピックフォードよりひとつ多い99のシュートをさばいているのですが、失点は10も少ない28に抑えています。最終ラインの混乱が、イングランド代表の判断を鈍らせているのか。GKの不安定なプレイが、CBたちの負担になっているのか。エヴァートンがEL出場権を獲得するためには、TOP10で最も多い失点を減らさなければなりません。
「BBC」によると、本人は意に介さずの姿勢を貫いているとのこと。「メディアやガリー・ネビルのような評論家は、イングランド代表だから非難している」「ジョー・ハートが正GKだった時のことを思い出してほしい。彼は毎週のようにやられていた」「代表ではベタ褒めなのに、クラブで酷評されるのは奇妙だ」。ベンテケに決められたシーンは自分のミスと認めているピックフォードは、急増する批判を有名税のように捉えることで、プレッシャーを排除しようとしているのでしょう。
苦しいシーズンを過ごしている25歳のGKたちに、どんな未来が待っているのでしょうか。彼らが称賛を取り戻したければ、自らのセービングでチームを勝利に導き、スタジアムの外でも喰らうオンターゲットを封じるしかありません。ケパ・アリサバラガは、オナナに追い出されるような形でウェストロンドンを去るのか。ジョーダン・ピックフォードは、ニック・ポープやディーン・ヘンダーソンからの突き上げを抑えてイングランド代表レギュラーのポジションをキープできるのか。チームにとっても本人たちにとっても重要な終盤戦。彼らの巻き返しに期待したいと思います。
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今季は補強禁止や怪我でDF陣が大きく安定を欠いている事もありノーチャンスの失点も多いですね。代役カバジェロもやらかしてましたし。前半の勢いで過信しましたが、諸々条件鑑みるとPL中位で終われば合格、CL枠入れば快挙くらいの今季ですので、長い目で見て欲しいものです。ただ数字が悪すぎますね、、、若いGKにメディアやSNSの評判が届かないわけはありませんし、現状はきつそうです。