1位はダントツ!ヤヤ・トゥレは年間2255本!「プレミアリーグのパス成功本数」ランキング
シーズンを通じてのパス成功本数が多いということは、それだけチーム全体にプラスを与えたということになります。プレミアリーグ出場試合数が35試合と、MFのなかでは多いことがヤヤ・トゥレ1位の最大の理由ではありますが、1982本で2位のミケル・アルテタに250本以上の差をつけてぶっちぎっているのは素晴らしいとしかいいようがありません。以下、3位がリヴァプールのキャプテン、スティーブン・ジェラードの1908本。4位はエヴァートンでシーズンを通じて活躍したギャレス・バリーで、1870本。5位は意外な名前で、ニューカッスルMFシェイク・ティオテの1824本です。
ちなみに、トップ5のパス成功数を「90分あたりで何本通しているのか」で算出してみると、おもしろい数字が浮かび上がってきます。
選手名 パス本数/90分出場数=90分あたりパス本数
ヤヤ・トゥレ 2255/33.844=66.63
アルテタ 1982/28.422=69.73
ジェラード 1908/33.767=56.50
ギャレス・バリー 1870/33.333=56.10
ティオテ 1824/32.489=56.14
ジェラード以下の3人は、90分あたりのパス成功数が56本台。チームの中軸を担う選手でも、普通はこのあたりに収まるようです。ところが、アルテタは何と70本!トップのヤヤ・トゥレの67本も圧倒的な数字ですが、アルテタの手数の多さは群を抜いています。アーセナルで、最終ラインと前線の中継器の役割を果たしていたスペイン人MFのパスは、そのほとんどが近くにいる選手への短いパスであろうと思われます。
そして、アルテタの数字をみると、翻ってヤヤ・トゥレの偉大さに気づかされます。あれだけ攻撃参加して、90分あたりでアルテタと3本しか変わらないパス本数!一般的には、前にいる選手は、ドリブルやシュートといったパス以外のプレイの選択肢が増えるので、この数字は伸びなくなります。「パス、シュート、ドリブル、ディフェンスと、ヤヤ・トゥレは何でもやっていたんだな」「マンチェスター・シティのチームメイトは、いつも背番号42を探しながらプレイしていたんだな」と、あらためて思いました。
「自分はアフリカ人だから、メッシやクリスティアーノ・ロナウドのように評価されない」と発言していたコートジボアール代表のMFですが、いやいや、そんなことはありません。プレミアリーグを1年間、しっかり観てきたファンであれば、ヤヤ・トゥレが世界一を争う存在であることはよくわかっています。だからこそ、こんなお願いもしたくなるのです。ワールドカップの日本戦では、後ろでおとなしくしていてくださいね、と。
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ヤヤは今季の地球代表を作るとしたら間違い無くCMFで選ばれるでしょうね
相方はモドリッチでしょうか
アルテタは確かにCBへのバックパスやSBへの横パスが多かった印象です
あとティオテが入ってるのにびっくりです
ユナイテッドのCMFのデータも知りたいところですね
はじめまして。
最近こちらを発見し、愉しく拝読してます。
「無用な毒」が無いところがステキです。
私はマンチェスタ.シティをメインで観ている者ですが
今年のヤヤは特に素晴らしかったですねー。
フェルナンジーニョが来たおかげで、前に出ることが
でき、結果20ゴール&このパサーっぷり。
2255という数も凄いですが、彼が持つと、
「絶対」てぐらいに、奪われたりロストしないです。
しかも、突如長いドリブル始めたりするし‥。
「えーっ走り出したよ、おい!」てゆう。^_^
不憫な相手DF。
ところで少し前の記事ですが、玄関先にアグエロが
立ってたら、心身に異常をきたします、わたくし。
ではまた。
森さん>
マンチェスター・ユナイテッドは少なそうですね…。1試合あたりチーム全体で200本台、なんていうこともありましたから。地球代表は、ヤヤ・トゥレとモドリッチに異論ありません。
hananoさん>
ありがとうございます。ヤヤ・トゥレのボールキープ力と、スイッチが入った時の獲られないドリブルはすごいですよね。「心身の異常」というのは、アグエロの大ファンゆえですか??