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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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「CL出場禁止確定なら、マン・シティはアグエロの移籍を容認」ってホントですか!?

事実だとすれば、せつない幕切れです。「Man City are willing to let Sergio Aguero LEAVE this summer – if they fail to overturn Champions League ban(マンチェスター・シティがCL出場禁止処分を覆すのに失敗した場合、セルヒオ・アグエロを夏に出ていかせようとしている)」。ネタ元は「ザ・サン」ですが、クラブにプレミアリーグ制覇4回と12個のトロフィーをもたらしてくれた功労者に対するねぎらいとして、実際にあってもおかしくない話です。

プレミアリーグ261試合180ゴール46アシスト。ティエリ・アンリを抜き去り、外国人選手としてトップスコアラーとなったセルヒオ・アグエロは、今季中に7ゴールを決めて歴代3位のアンディ・コールをかわし、2020-21シーズンはウェイン・ルーニーの208ゴールに挑むものと思われていました。契約満了をもって母国アルゼンチンに帰ると目されていたストライカーが、キャリアプランの再検討を強いられたきっかけは、2月14日にクラブに届いたUEFAの通達でした。

FFP違反を問われ、2年間のチャンピオンズリーグ出場禁止処分を喰らったマンチェスター・シティは、罪状を全面否定し、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に上訴中。「判決が下されるのが6月1日以降となれば、ペナルティの発動は1年遅れの2021-22シーズン以降となる」ともいわれていますが、最終的なジャッジがどのタイミングで下されるかは誰にもわかりません。CL出場権を得られるのが4位までなのか、5位も拾われるのかをはっきりさせたいプレミアリーグの上位クラブが早期の決定を望んでおり、シーズンが終わる前に裁決される可能性も残されています。

31歳のストライカーは、今季の公式戦30試合で23ゴール。プレミアリーグでは22試合16ゴールという数字を残しており、ジェイミー・ヴァーディーやオーバメヤンと得点王を争っています、ゴール前での駆け引きや、クロスが出てくるエリアに走り込む嗅覚は今でもワールドクラス。自らが最高の状態にあると手応えを感じつつ、未だ手にしていないビッグイヤーを狙うラストチャンスが近づいているとも思っているでしょう。

「ザ・サン」によると、マンチェスター・シティの経営陣は長きに渡るアグエロの並外れた貢献に感謝しており、現在の心情に共感しているとのこと。ダンカン・ライト記者は、「お互いの強い信頼によって結ばれてきたエースに対して、最後に甘えるようなことはしたくないと考えている」といい切っています。プレミアリーグ9シーズンで、175勝42分44敗。歴史に深く名を刻んだストライカーの素晴らしいプレイを見られる機会は、10試合もないのでしょうか。UEFAのペナルティとコロナウイルスの蔓延のダブルパンチによって、アグエロとの別れを惜しむ機会を奪われることがないようにと祈っております。


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“「CL出場禁止確定なら、マン・シティはアグエロの移籍を容認」ってホントですか!?” への1件のコメント

  1. エミリー より:

    261試合、180ゴール、46アシスト!!
    すげえ(笑)
    マドリッド戦、楽しみです!!

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