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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

プレミアリーグで最も好きなキャプテンは?「BBC」の投票企画に乗っかってみました!

1週間ほど前から「BBC」が投票を募っていた企画が興味深く、ついつい乗っかってしまいました。「your favourite captains」。プレミアリーグで一世を風靡した10人のキャプテンたちからNo.1を選ぶという趣向で、「マッチ・オブ・ザ・デイ」のコメンタリーチームの議論をポッドキャストで楽しめるという触れ込みです。アラン・シアラー、ガリー・リネカー、イアン・ライト。プレミアリーグの試合が行われた直後は、指揮官の曖昧な戦術や選手たちのミスに舌鋒鋭くツッコミを入れる面々は、こういう企画となるとリラックスモードにギアチェンジするようです。

私が投票したのは、3月17日。さんざん悩んだ末に、1位に指名したのはヴァンサン・コンパニでした。2008年の夏にマンチェスター・シティに入団したクレバーなCBは、2011年から正式にキャプテンに就任。このシーズンにマン・シティは44シーズンぶりのプレミアリーグ制覇を果たしており、ひと頃は降格と昇格を繰り返していたヨーヨークラブに黄金時代をもたらした立役者のひとりです。2位は、ジョゼ・モウリーニョ、アンチェロッティ、コンテとともにプレミアリーグを5回制したジョン・テリー。チャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグ、FAカップ、リーグカップと主要タイトルでビンゴを達成したキャプテンは、彼だけです。

3位は「ザ・インヴィンシブルズ」を束ねたパトリック・ヴィエラ。4位はリヴァプールにビッグイヤーをもたらした闘将ジェラード。その後継者としてCL優勝&準優勝という戦績をトレースし、今まさに悲願のプレミアリーグ初優勝に近づいているジョーダン・ヘンダーソンを5位としました。その後、プレミアリーグが4月末まで中断という悲しいニュースが届き、この記事のことはすっかり忘れていたのですが、昨日の夜に「BBC」のTOPページを見て投票が終了したと気づき、さっそく結果を確認した次第であります。

投票数は12万。筋金入りのマニアたちが選んだ真のキャプテンは…。ああ、多くのマンチェスター・ユナイテッドサポーターが彼を選んだのだと思われますが、私は強面が苦手で、わがクラブのレジェンドを推せなかったのです。プレミアリーグのトロフィーを7回獲得したロイ・キーン。イアン・ライトさんが、「マンチェスター・ユナイテッドを絶対的に支配し、キャプテンとして必要とされる男だった」とリスペクトしつつ、「誰からも好かれるわけではない」と付け加えているのを見た瞬間、「それな!」と叫んでしまったのであります。

2位はジョン・テリー、3位ジェラードは納得です。フットボールの母国のみなさんは、「戦う男」がとにかく好きなのだなとあらためて感じたのは、4位にトニー・アダムスの名前を見つけたときです。「偉大なリーダー、オーガナイザー」と、アラン・シアラーさんは絶賛。イングランド人であり、アーセナルで19シーズンを過ごしたワン・クラブマンであることも、上位に押し上げられる原動力だったのでしょう。5位がヴィエラ、6位にコンパニ。マン・シティのキャプテンがTOP5に入れず、英国系&アイルランド以外の外国人選手として1位でもなかったという事実に愕然としましたが、無敗優勝のインパクトはそれほど強かったのだと解釈することにしましょう。

7位にヴィディッチ、8位シアラー、9位ヘンダーソン。現在のリヴァプールのキャプテンは、直近5シーズンは負傷が多く、常にピッチでにらみを利かせる存在ではないと見做されたのでしょうか。10位のウェズ・モーガンは、奇跡的な優勝を果たしたあのシーズンに全試合フル出場を記録したのが大きな勲章です。もう一度、TOP3を並べてみましょう。ロイ・キーン、ジョン・テリー、スティーブン・ジェラード。いかがでしょう。あなたのランキングと合っていますか?


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