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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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「リヴァプールの変化のカギを握る存在」地元メディアが、南野拓実のベストポジションを提案!

Takumi Minamino holds key to big Liverpool change that will make them even more dangerous(タクミ・ミナミノはリヴァプールの大きな変化のカギを握っており、チームをさらに危険な存在にさせている)」。プレミアリーグ3試合はいずれも不発、公式戦7試合でゴールもアシストもない南野拓実に、地元メディア「リヴァプール・エコー」は多大な期待を寄せています。

Liverpool’s £7.25 million man could yet prove to be a bargain buy.(リヴァプールの725万ポンドの男は、今でもバーゲンのお買い物だったことを証明している)」という書き出しのレポートは、25歳の日本人アタッカーはマージーサイドに上陸してから完全に着火していないと主張。アリソン・ベッカーやヴィルジル・ファン・ダイクのように、チームに変化をもたらすことを期待された高額ディールではなく、費用対効果が高い「versatile forward(多用途のフォワード)」として連れて来られたと振り返っています。

記事中で紹介されている「アンフィールドポッドキャスト」のデヴィッド・ヒューズさんのコメントは、的確です。「現在、リヴァプールの4-3-3は非常に成功しており、多くのチームが対策できていないため、方針転換について話そうとするだけで嫌がられる」。プレミアリーグ最強の3トップに、南野が割って入るのは難しいと語りつつ、新たなフォーメーションに可能性を感じるとしています。

「要するに、フィルミーノを10番、左にマネ、右にミナミノ、トップにサラーを置く4-2-3-1ならうまくいく。この美しい4枚は流動的で、DFのアタックを困難にする。逆にいえば、後方に控えてカウンターを仕掛けてこないチームを目の当たりにするはずだ。ホームにおけるアストン・ヴィラ戦やボーンマス戦のようにね」。

ヒューズさんは、入団初年度に4-2-3-1に組み込まれたシェルダン・シャキリを思い出しながら、南野のベストポジションを語っているのでしょう。筆者のマット・アディソンさんは、記事をこう結んでいます。「2018-19シーズンに、シャキリが30試合6ゴール5アシストだったのを忘れがちだ。リヴァプールは、次の夏にスイス代表を2500万ポンドで売ると見られているが、既に理想的な代役を獲得している」。プレミアリーグで最も破壊力がある3トップが全員残留するとしても、彼らのポジションと10番、8番をこなす日本代表に活躍の場は用意されているというわけです。

5月あるいは6月に、プレミアリーグが再開されれば、優勝を決めた後の数試合は出番をもらえるのではないでしょうか。ロバートソンやファビーニョがそうだったように、ユルゲン・クロップ監督は南野自身の戦術理解度が高まるのを待って、主力として機能させようとしているのでしょう。残り試合は9試合あります。いや、あるはずです。初ゴールの歓喜が今季中に訪れるのを期待しつつ、2020-21シーズンは香川真司と岡崎慎司が持つプレミアリーグ6ゴールというシーズンの記録を超えてくれればと思います。


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