2020.09.20 プレミアリーグ観戦記2020-21プレミアリーグ観戦記
【Arsenal×West Ham】アルテタ采配的中!決勝ゴールはダニ・セバージョス&エンケティア!
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5分に左からのCKを得たのはハマーズ。ファーのデクラン・ライスがヘッドで折り返すと、オグボンナが頭で合わせたシュートはレノの正面です。10分からは、ガナーズが持ってハマーズが受ける展開。昨季プレミアリーグ8位のホームチームは、サイドでキープした後のアイデアがなく、20分を過ぎてもラカゼットやオーバメヤンが前を向いてプレイするシーンがありません。ようやく縦パスが通ったのは25分。ジャカのボールを受けたサカが、さらに縦に出してオーバメヤンを走らせると、ふわりと浮かした完璧なクロスがラカゼットの頭を捉えます。強烈なシュートがファビアンスキの右を抜けて1-0。ジャカとセバージョスがずっと狙っていた見事な崩しでした。
30分、ボックス手前に上がったウィリアンが左のサカにラストパスを通すと、コントロールショットはクロスバーの上。セントラルMFがサイドへの展開を急ぐと詰まり、MFの間でもらおうとするサカやウィリアンに出るとチャンスになります。ガナーズのペースで進んだゲームは、45分のハマーズの速攻でイーブンに戻ります。ソーチェク、ボーウェンとつないだボールがボックス右のフレデリックスに渡ると、速いグラウンダーがマイケル・アントニオの足元に入り、スライディングボレーがゴールの真ん中に決まりました。
後半開始直後の47分、ダニ・セバージョスのロングフィードにオーバメヤンが追いつき、ニアに入ったサカに折り返すと、左足のシュートはデクラン・ライスがブロック。54分、マスアクのアーリークロスにマイケル・アントニオが飛び込んだシーンは決定的でしたが、ガブリエウに当たったボールをレノが冷静にキャッチしました。いつの間にか、ポゼッションはハマーズ。ラカゼットまで自陣に引いたガナーズは、攻めるきっかけを失っています。アルテタ監督が動いたのは64分。ウィリアンに代えて投入したのは、プレミアリーグ2年めの飛躍を期待したいニコラ・ペペです。
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89分に殊勲のサカが下がり、ダヴィド・ルイスが今季プレミアリーグ初登場。94分にダニ・セバージョスのスルーパスからカウンターが発動しますが、オーバメヤンのラストパスを受けたニコラ・ペペのダイレクトショットはクレスウェルに阻まれました。2-1、アーセナル連勝。7対14というシュート数が、いかに厳しい試合だったかを物語っています。相手の5-4-1はラインコントロールもポジショニングも見事でしたが、こちらの「引かされて5-4-1」は、ハイクロスに苦しめられました。
私のMVPは、ダニ・セバージョス。ジャカのパスを受け、左のサカにさばいたときは中盤の最後方にいた8番は、ヤルモレンコの裏のスペースをめざとく見つけ、完璧なタッチと的確な判断でエンケティアに決めさせました。これぞボックス・トゥ・ボックス。ビルドアップの安定に貢献しながら、隙あらば前に出るセントラルMFが持ったタイミングで前線が連動すれば、アーセナルの決定機は格段に増えるはずです。昨季プレミアリーグでは、連勝スタートの後にリヴァプールに完敗しましたが、同じ状況で迎えるアンフィールドでの一戦はどんな試合になるでしょうか。ティアニー、パブロ・マリ、ウィリアム・サリバが合流するチームのスターティングメンバーが最初の楽しみです。
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メンバーに合わせて戦い方を細かく構築したら
人が代わると上手くいかないリスクが高いことが顕著でしたね。
アーノルドとロバートソンとフィルミーノのいないリバプールも別チームになるし仕方ないですが。
試合が上手く運べなくても謎に勝てるチームは強い。
コラシナツを見てるとどんな過密日程でも使われなかったモレノを思い出します。
ウエストハムの守備がそこまで良いとも思わなかったので
難しいことをせずシンプルに時間も手数もかけずに攻めていれば簡単な試合だった気がします。