2020.10.18 プレミアリーグ観戦記プレミアリーグ観戦記2020-21
【Everton×Liverpool】劇的なゴールシーンはオフサイド…リードを守れなかったリヴァプールは悔しいドロー!
プレミアリーグ5節、注目のマージーサイドダービー。開幕4連勝でプレミアリーグ首位のトフィーズが主導権を握るのか、レッズがハイラインをキープするのか。カルロ・アンチェロッティはリシャルリソン、カルヴァート=ルーウィン、ハメス・ロドリゲス、ドゥクレ、アランを揃えたベストメンバー。ユルゲン・クロップの11人に足りないのはアリソンだけです。昨季プレミアリーグ王者の中盤は、ファビーニョ、ヘンダーソン、チアゴ・アルカンタラとインテリジェンス重視。最終ラインはアレクサンダー=アーノルド、マティプ、ファン・ダイク、ロバートソンで、3トップはサラー、フィルミーノ、マネといつもの顔ぶれです。
開始3分、フィルミーノとのワンツーで中に入ったサラーが左に展開すると、コールマンをかわしたロバートソンがニアにグラウンダー。マネの右足ボレーがゴール左上に突き刺さり、赤いシャツがあっさり先制です。直後、中央でのワンツーという同じ形からロバートソン、マネとつながったアタックは、クロスに飛び込んだヘンダーソンのヘッドをディーニュが必死にブロック。順調だったアウェイチームは、5分に最悪のアクシデントに襲われます。ピックフォードと接触して膝を痛めたファン・ダイクがリタイア。クロップ監督は、11分という早い時間にジョー・ゴメスの投入を余儀なくされました。
13分、マネとの絡みからゴールライン際まで抉ったロバートソンがクロスを上げると、フィルミーノのヘッドは右にアウト。17分にロングフィードを足元に収めたカルヴァート=ルーウィンは、左足のミドルがアドリアンの正面です。2分後、コールマンの縦パスで右から突進したカルヴァート=ルーウィンがニアを狙うと、アドリアンがセーブ。ハメス・ロドリゲスのCKはマイケル・キーンにぴったりで、サブのGKは弾き切れませんでした。24分、中央からのFKを位置をずらしてアーノルドが狙うと、右に飛んだピックフォードがビッグセーブ。中盤を支配しているのは、ボールへの寄せが速いリヴァプールです。
コールマンが31分にハムストリングを痛め、入団したばかりのゴドフリーが右サイドへ。33分にヘンダーソンのサイドチェンジがマネに通り、ニアで落としをもらったチアゴが右足を振り抜きますが、ボールは左ポストの外を抜けていきます。1分後、スルーパスでボックスに入ったロバートソンのグラウンダーがフリーのマネへ。先制ゴールを決めた10番は、利き足のボレーをミスしてしまいます。40分、サラーがポストプレーから強引に狙い、こぼれ球を拾ったフィルミーノが高速グラウンダーを入れますが、ヘンダーソンのボレーはうまく当たりません。
45分にFKのクリアを直接叩いたチアゴの強烈なボレーは、ゴール前にいたゴドフリーが胸でブロック。前半のシュート数は6対13でレッズが圧倒しています。後半もレッズペース。48分にロバートソンがアーリークロスを入れ、マイケル・キーンがクリアすると、落下点に走ったヘンダーソンはボレーを打ち上げてしまいます。ハメス・ロドリゲスがテクニックを見せつけたのは59分。ボックスの右コーナーからワンステップで蹴った絶品クロスがファーのリシャルリソンに通りますが、ヘディングシュートはニアポストに阻まれました。
65分、ドリブルで左に流れながら放ったハメス・ロドリゲスのコントロールショットは、右に反応したアドリアンが体を伸ばしてセーブします。72分にファビーニョが右に展開し、アーノルドのアーリークロスをミナがクリアすると、サラーがダイレクトで左隅に蹴り込むスーパーショット!1-2とされた直後、アンチェロッティ監督はアンドレ・ゴメスをシグルズソンにスイッチしますが、ポゼッションは相変わらずリヴァプールです。77分のCKに競り勝ったマティプのヘッドは、ピックフォードが素晴らしい反応で右に弾き出しました。
クロップ監督がフィルミーノをジョッタに代えると、アンチェロッティ監督はドゥクレをイオビ。81分のレッズの綻びは、やはり右サイドでした。アーノルドを置き去りにしたディーニュのクロスをヘッドで合わせたのはカルヴァート=ルーウィン!絶好調の若きストライカーは、プレミアリーグ5試合で7発めです。83分、右サイドのサラーが斜めに出したスルーパスでマネがピックフォードと1対1になると、シュートはGKにヒット。フォローしたジョッタのボレーをマネがコースを変えますが、惜しくも左ポストの外に切れていきます。
90分、チアゴをスライディングで削ったリシャルリソンに一発レッド。92分にヘンダーソンのボレーがゴールラインを越えるも、アシストを決めたはずのマネが肘が数センチという微妙なオフサイドを取られてノーゴールです。これが現在のフットボールの運用だと諦めるしかありません。シュート数11対22、オンターゲット5対8、ポゼッション42%対58%、パス成功率74%対83%と、すべてのスタッツで上回っていたレッズにとっては悔しいドロー。チアゴとファビーニョが中盤をコントロールし、サラー、マネ、ロバートソンが決定機を創れていただけに、もう1発を決められなかったのが残念です。
カルヴァート・ルーウィンに当てて左右に展開する形と、縦パスでサイドを突く直線的なアタックを徹底していたエヴァートンですが、前線と中盤の囲い込みに長けたレッズと互角に渡り合うには、もうしばらく時間がかかりそうです。少ないチャンスを活かした2-2は、納得の着地ではないでしょうか。アーリークロス、ボックス脇からのグラウンダー、クリアに先着して放つミドル、左右に入る縦パスと攻めのバリエーションが豊富なチャンプに、戦術のクオリティが上がったダークホースが食い下がった見応えのあるナイスゲームでした。
開始3分、フィルミーノとのワンツーで中に入ったサラーが左に展開すると、コールマンをかわしたロバートソンがニアにグラウンダー。マネの右足ボレーがゴール左上に突き刺さり、赤いシャツがあっさり先制です。直後、中央でのワンツーという同じ形からロバートソン、マネとつながったアタックは、クロスに飛び込んだヘンダーソンのヘッドをディーニュが必死にブロック。順調だったアウェイチームは、5分に最悪のアクシデントに襲われます。ピックフォードと接触して膝を痛めたファン・ダイクがリタイア。クロップ監督は、11分という早い時間にジョー・ゴメスの投入を余儀なくされました。
13分、マネとの絡みからゴールライン際まで抉ったロバートソンがクロスを上げると、フィルミーノのヘッドは右にアウト。17分にロングフィードを足元に収めたカルヴァート=ルーウィンは、左足のミドルがアドリアンの正面です。2分後、コールマンの縦パスで右から突進したカルヴァート=ルーウィンがニアを狙うと、アドリアンがセーブ。ハメス・ロドリゲスのCKはマイケル・キーンにぴったりで、サブのGKは弾き切れませんでした。24分、中央からのFKを位置をずらしてアーノルドが狙うと、右に飛んだピックフォードがビッグセーブ。中盤を支配しているのは、ボールへの寄せが速いリヴァプールです。
コールマンが31分にハムストリングを痛め、入団したばかりのゴドフリーが右サイドへ。33分にヘンダーソンのサイドチェンジがマネに通り、ニアで落としをもらったチアゴが右足を振り抜きますが、ボールは左ポストの外を抜けていきます。1分後、スルーパスでボックスに入ったロバートソンのグラウンダーがフリーのマネへ。先制ゴールを決めた10番は、利き足のボレーをミスしてしまいます。40分、サラーがポストプレーから強引に狙い、こぼれ球を拾ったフィルミーノが高速グラウンダーを入れますが、ヘンダーソンのボレーはうまく当たりません。
45分にFKのクリアを直接叩いたチアゴの強烈なボレーは、ゴール前にいたゴドフリーが胸でブロック。前半のシュート数は6対13でレッズが圧倒しています。後半もレッズペース。48分にロバートソンがアーリークロスを入れ、マイケル・キーンがクリアすると、落下点に走ったヘンダーソンはボレーを打ち上げてしまいます。ハメス・ロドリゲスがテクニックを見せつけたのは59分。ボックスの右コーナーからワンステップで蹴った絶品クロスがファーのリシャルリソンに通りますが、ヘディングシュートはニアポストに阻まれました。
65分、ドリブルで左に流れながら放ったハメス・ロドリゲスのコントロールショットは、右に反応したアドリアンが体を伸ばしてセーブします。72分にファビーニョが右に展開し、アーノルドのアーリークロスをミナがクリアすると、サラーがダイレクトで左隅に蹴り込むスーパーショット!1-2とされた直後、アンチェロッティ監督はアンドレ・ゴメスをシグルズソンにスイッチしますが、ポゼッションは相変わらずリヴァプールです。77分のCKに競り勝ったマティプのヘッドは、ピックフォードが素晴らしい反応で右に弾き出しました。
クロップ監督がフィルミーノをジョッタに代えると、アンチェロッティ監督はドゥクレをイオビ。81分のレッズの綻びは、やはり右サイドでした。アーノルドを置き去りにしたディーニュのクロスをヘッドで合わせたのはカルヴァート=ルーウィン!絶好調の若きストライカーは、プレミアリーグ5試合で7発めです。83分、右サイドのサラーが斜めに出したスルーパスでマネがピックフォードと1対1になると、シュートはGKにヒット。フォローしたジョッタのボレーをマネがコースを変えますが、惜しくも左ポストの外に切れていきます。
90分、チアゴをスライディングで削ったリシャルリソンに一発レッド。92分にヘンダーソンのボレーがゴールラインを越えるも、アシストを決めたはずのマネが肘が数センチという微妙なオフサイドを取られてノーゴールです。これが現在のフットボールの運用だと諦めるしかありません。シュート数11対22、オンターゲット5対8、ポゼッション42%対58%、パス成功率74%対83%と、すべてのスタッツで上回っていたレッズにとっては悔しいドロー。チアゴとファビーニョが中盤をコントロールし、サラー、マネ、ロバートソンが決定機を創れていただけに、もう1発を決められなかったのが残念です。
カルヴァート・ルーウィンに当てて左右に展開する形と、縦パスでサイドを突く直線的なアタックを徹底していたエヴァートンですが、前線と中盤の囲い込みに長けたレッズと互角に渡り合うには、もうしばらく時間がかかりそうです。少ないチャンスを活かした2-2は、納得の着地ではないでしょうか。アーリークロス、ボックス脇からのグラウンダー、クリアに先着して放つミドル、左右に入る縦パスと攻めのバリエーションが豊富なチャンプに、戦術のクオリティが上がったダークホースが食い下がった見応えのあるナイスゲームでした。
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光速の更新ありがとうございます。面白い試合でした。
終了間際の劇的ゴールが幻になると盛り下がりますが、苦笑いするしかないですね。
ロングパスではレッズがよくカットされていたのに対し、エバートンはピックフォードを筆頭にズバズバ通していました。またハメスはロシアではなくブラジルW杯の方の恐ろしい彼でした。守備によく走ってました。
ファンダイク、軽傷だと良いのですが。一時、今日も大活躍のロバートソンまで同時に失ったかと焦りました。
レッズの少ない収穫はチアゴのミドルで、課題だった中盤の得点力を解決してくれそうな気がしました。
オフサイド
オフサイドって肘も含むんでしたっけ?試合見てて「?????」となりました
肩より下は使ったらハンドなのでオフサイドの対象にならないとずっと思っていたのですが…