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【West Ham×MAN.CITY】単調だったマン・シティ。終盤のチャンスを活かせず痛恨のドロー!

プレミアリーグに来たばかりのルベン・ディアスは、今でもあの対応は間違っていなかったと自分に言い聞かせているのではないでしょうか。ウェストハムVSマンチェスター・シティ、前半18分。右サイドのコーナーフラッグ付近に持ち込んだソーチェクが、後ろにいたツォウファルに落とすと、中央にクロスが上がりました。ルベン・ディアスはマイケル・アントニオにぴったり着いており、トラップの後に振り抜かせないようプレッシャーをかけています。

後ろに浮いた難しいボール。昨季プレミアリーグで10ゴールをゲットしたベテランストライカーは、右足で止めるかと思いきや、体を倒しながらバイシクルで直接打ってきました。スーパーショットはエデルソンの右手の先を抜け、1-0。いつも通り攻めていたマンチェスター・シティは、「死に物狂いでリードを守ろうとする相手から、2点を奪う」という難易度の高いミッションにチャレンジすることになりました。前線はスターリング、アグエロ、マフレズというベストの布陣ですが、中盤はギュンドアン、ロドリ、ベルナルド・シウヴァ。デブライネがベンチスタートのチームは、決定的なラストパスを通せず、ボックスの左右に入ったところで止められています。

25分に縦に突破を図ったマイケル・アントニオは、エリック・ガルシアとルベン・ディアスが2人がかりで潰しました。直後にボックス左を完全に崩したジョアン・カンセロのグラウンダーは、ファーに走って左足アウトで合わせたマフレズのボレーをファビアンスキがキャッチ。カウンターに入ったデクラン・ライスのシャツを引っ張ったギュンドアンに、うまくいかないチームの焦りが投影されているように感じられます。5-4-1で守るハマーズは、サイドのボーウェンとフォルナレスの戻りが早く、数的優位を築かれないようにケアしています。

中盤で違いを生み出せず、カイル・ウォーカーのポジションが低いため、ジョアン・カンセロの仕掛けとスターリングのスピード以外にテンションが高まるシーンがありません。41分、ボックス右から強引に突破しようとしたマイケル・アントニオは、ベルナルド・シウヴァがストップ。前半を1-0で終えたペップ・グアルディオラは、ハーフタイムでアグエロを諦め、フィル・フォーデンの創造力で打開を図ります。

48分のロドリのミドルはDFにヒットしてCK。51分、好調のジョアン・カンセロが独力で左サイドを突破しました。ニアでクロスを受けたフィル・フォーデンがワントラップで左足を振り抜くと、左隅に転がったボールにファビアンスキは触れませんでした。52分にマイケル・アントニオが負傷リタイアとなり、ヤルモレンコが前線へ。56分にフォーデンが縦に出したスルーパスで抜け出したスターリングは、ファビアンスキに先着されて悔しがっています。

61分、カイル・ウォーカーのロングシュートはファビアンスキの正面。アップを終えて戦況を見つめていたデブライネが、黒いシャツに着替えました。サイドに通す得意のスルーパスは、ことごとくハマーズ守備陣がカット。ヤルモレンコのミドルが外れた直後の68分、ベルナルド・シウヴァが下がってデブライネが復帰しました。縦を急ぐマン・シティは、味方をフリーにするパスがなく、ハマーズの分厚い守備を崩せません。79分のデブライネのFKは、ファビアンスキがキャッチ。83分、左にいたデブライネがボックス右に素晴らしい浮き球を入れますが、マフレズはトラップした瞬間を狙われ、マスアクにクリアされました。

86分、マフレズが敵陣でマスアクから奪い、ショートカウンター。ドリブルで上がったデブライネが左にスルーパスを通しますが、ファビアンスキと1対1になったスターリングがフィニッシュをGKにぶつけてしまいました。タイムアップ直前に左から斬り込んだマフレズは明らかに持ちすぎで、守護神とオグボンナにクロスのコースを消されてしまいました。マン・シティ、痛いドロー決着。ダイレクトパスやスルーパスでマークをずらしてくれたダヴィド・シルヴァの抜けた穴は、予想以上に大きいのかもしれません。プレミアリーグ開幕からの5試合を2勝2分1敗は、名将就任以来の5シーズンで最悪です。


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“【West Ham×MAN.CITY】単調だったマン・シティ。終盤のチャンスを活かせず痛恨のドロー!” への1件のコメント

  1. ペップの街 より:

    アントニオのゴールが凄すぎました。あれは止められませんね。いつものシティなら1点取られても3点4点取れるのに。フォーデンが頑張ってくれたけど、デ・ブライネのいない時間帯はやはり決定機が少なかったし、スターリングもついてなかったです。

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