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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

【Tottenham×Brighton】ガレス・ベイルの復帰後初ゴールで、トッテナムがホーム初勝利!

プレミアリーグ20チームで最多失点のリヴァプールが首位というのも不思議な感覚ですが、守備に定評があるジョゼ・モウリーニョのチームの最多ゴールもまた、イレギュラーなシーズンならではの珍事に映ります。エヴァートンにホームで敗れた後、プレミアリーグでは5試合連続無敗のトッテナム。ソン・フンミンが6戦8発、ハリー・ケインが5ゴール8アシストと猛威を振るうチームは、新戦力のヴィニシウスやガレス・ベイルがフィットしていないにも関わらず、16ゴールを叩き込んでいます。

7節の相手はブライトン。モウリーニョ監督が選んだ前線と中盤は現在のベストメンバーです。GKロリス、DFドハーティー、アルデルヴァイレルト、エリック・ダイアー、レギロン、MFシソコ、ホイビュルク、エンドンベレ、FWラメラ、ハリー・ケイン、ソン・フンミン。キックオフから3分、ソン・フンミンが左サイドのラメラを走らせるロングフィードを通すと、ファーに入ったグラウンダーはハリー・ケインの前でダン・バーンがブロックします。6分に左サイドに出たのはソン・フンミン。ボックス左コーナーでパスを受けたレギロンの左足シュートは、今季プレミアリーグ初出場のGKロベルト・サンチェスが上に弾き出しました。

11分、左サイドからソン・フンミンがクロスを上げると、クリアを空振りしたビスマが2度めを高く蹴り上げます。ヘッドで前に出そうとしたアダム・ララナがハリー・ケインに乗り上げ、ホイッスル。VARの映像は、ボックスに残っていた10番の足を映し出しており、レフェリーはPKスポットを指差しています。エースの今季プレミアリーグ6ゴールめは、GKの逆を突いて右に蹴った文句なしのペナルティ。リードしたスパーズは、無理なチャージをせず、セーフティーに戦っています。

21分、ハーフライン付近でウェブスターのパスをインターセプトしたソン・フンミンが、左からドリブルでゴールに迫り、得意のコントロールショット。右足で巻いたボールはうまくドライブがかからず、ファーポストの外を抜けていきました。ボールを持たされている青いシャツは、ハリー・ケインとソン・フンミンが仕掛ける速攻を警戒しながらの戦いを続けています。30分に左サイドを突いた波状攻撃は、ことごとくアルデルヴァイレルトにカットされ、シュートを打てずに終わりました。

40分にソリー・マーチが左から浮かしたFKは、ララナの前でシソコがクリア。1分後のショートコーナーは、クロスに競り勝ったバーンのヘッドが右に流れ、こぼれ球を追ったフェルトマンはロリスに先着されました。前半終了間際にボックス右脇から狙ったラメラのFKはバーの上。1-0で折り返したスパーズは、後半頭から追加点を奪いにいっています。49分、ハリー・ケインがゴール前に浮かしたFKをソン・フンミンがトラップ。フェルトマンと接触した7番が倒れ、左からドリブルで仕掛けたエースもビスマの足に引っかかりますが、どちらのプレイにも笛は間りませんでした。

56分、ボックス手前でパスカットに成功したホイビュルクが転倒するも、スライディングしたソリー・マーチはファールを取られず。逆襲に転じたソリー・マーチが中央にグラウンダーを通すと、パスカル・グロスが右にまわし、走り込んだダンプティが左隅に流し込みました。追いつかれたモウリーニョ監督は、63分にエンドンベレを下げてロ・チェルソを投入。左サイドで脅威になっていたソリー・マーチは足を痛めてしまい、66分にベルナルドに後を譲ります。67分のCKに競り勝ったウェブスターのヘッドは浅く当たってしまい、ボールは左サイドに流れていきました。

ラメラが右からカットインしたのは68分。左足で放ったミドルが右のポストにヒットすると、フェルトマンのクリアが枠にいってしまいますが、ロベルト・サンチェスが外に押し出して事なきを得ます。70分にラメラが下がり、ガレス・ベイルが登場。直後の右からのCKをベイルがヘッドで流すと、ファーに走り込んだハリー・ケインがゴール前1メートルから打ったワントラップボレーは、ポストに阻まれてしまいます。73分、アルデルヴァイレルトの素晴らしいサイドチェンジがレギロンへ。SBが切り返しから右足で浮かすと、レアル・マドリードでチームメイトだったガレス・ベイルが強烈なヘッドでネットを揺らしました

出戻りのレフティは、プレミアリーグ復帰後初ゴール。再度リードしたモウリーニョ監督は、もう1枚カードを使えます。83分、クロスに飛び出したロリスがこぼすも、途中出場のウェルベックは触れず。1分後、スパーズの指揮官はソン・フンミンに代えてベン・デイヴィスを送り出します。88分、スリップしたベルナルドから奪ったロ・チェルソが、ベイルとワンツーをかわして左足を振り抜きますが、ボールは左のポストの外を抜けていきました。6分の追加タイムをやり過ごしたスパーズは、今季プレミアリーグでホーム初勝利です。

前半は50%を超えていたスパーズのポゼッションは、終わってみれば43%。PKで先制した後、速攻狙いで相手を呼び込んだのか、気持ちが守りに入ってしまったのか。同点にされてから、シュートをポストに2回当てたチームは、2度のリードの後に追加点を狙いにいっていれば、もっとラクに勝てたのではないでしょうか。苦しい試合でしたが、ホイビュルク、レギロン、ガレス・ベイルら新戦力獲得が間違っていなかったと確信した勝利でもありました。次節の相手はWBA、インターナショナルマッチウィーク明けはマンチェスター・シティ。ペップVSモウリーニョという注目のゲームで、ベイル無双を見てみたいのですが、果たして…!


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