2020.11.22 プレミアリーグ観戦記プレミアリーグ観戦記2020-21
【Tottenham×MAN.CITY】いきなりソン・フンミン!速攻に徹したモウリーニョが仇敵ペップに2-0完勝!
ジョゼ・モウリーニョは5勝2分1敗で2位、ペップ・グアルディオラは3勝3分1敗で10位。プレミアリーグ9節の注目カードは、トッテナムの前戦のコンビをマンチェスター・シティの最終ラインがいかに止めるかが勝負を分けるポイントとなりそうです。さっそく、ホームチームのスタメンを紹介しましょう。GKロリス、DFセルジュ・オーリエ、アルデルヴァイレルト、エリック・ダイアー、レギロン。中盤センターにシソコとホイビュルク、2列めにベルフワイン、エンドンベレ、ソン・フンミン、最前線にプレミアリーグ8戦7発8アシストのハリー・ケインといった並びです。
対するマン・シティは、スターリングとアグエロがベンチスタートです。GKエデルソン、DFカイル・ウォーカー、ルベン・ディアス、ラポルテ、ジョアン・カンセロ、MFベルナルド・シウヴァ、ロドリ、デブライネ。前線にフェラン・トーレス、ガブリエウ・ジェズス、マフレズ。オープニングシュートは2分、左サイドから斬り込んだフェラン・トーレスのシュートはロリスが定位置でキャッチしました。
防戦一方だったスパーズは、5分に最初のチャンスを活かします。ボックス左手前に素晴らしい浮き球を通したのはエンドンベレ。右から斜めに走り込んだソン・フンミンがエデルソンと1対1となり、左足で冷静に足元を抜きました。絶好調の7番は、早くも今季プレミアリーグで9発めです。1-0となり、猛攻を仕掛けるアウェイチーム。9分にガブリエウ・ジェズスがドリブルで中央を突破し、2人をかわしてロリスの前に飛び出しますが、戻ったアルデルヴァイレルトがスライディングでカットしました。フォローしたデブライネの左足シュートは、倒れていたストライカーに当たってジャッジはオフサイドです。
13分、ホイビュルクが右のセルジュ・オーリエに展開し、正確なサイドチェンジがベルフワインへ。ボックス右のソン・フンミンに振ったボールが中央に戻ると、枠に転がしたハリー・ケインはオフサイドです。15分のマン・シティのFKは、右から上がった速いボールに反応したロドリのヘッドがGKの正面。スパーズは全員が自陣にこもり、ハーフコートマッチが続いています。25分、ハリー・ケインが中央からドリブルで進んだカウンターは、左から上がったホイビュルグが中央に折り返しますが、シュートを打ちたかったベルフワインは最初のタッチをカットされてしまいました。
27分、右のマフレズがロドリに落とし、クロスをトラップしたガブリエウ・ジェズスのシュートがブロックされると、リバウンドに反応したラポルテのシュートが左隅へ。同点かと思いきや、VARがガブリエウ・ジェズスのハンドを映し出しており、ホームチームのリードは変わりません。ボックスの周辺で左右にボールを振るマン・シティは、中央に入れるラストパスをことごとくカットされ、決定的なシーンを創れずにいます。41分にジョアン・カンセロ、フェラン・トーレス、ガブリエウ・ジェズスとつながった中央突破は、9番のシュートが左に切れてしまいました。
最初の45分は1-0、セカンドハーフの立ち上がりもポゼッションはマン・シティ。46分のロドリの左足ミドルは、白い壁にブロックされます。ボックス入り口のスペースをホイビュルクとシソコが埋め、クロスが入るとCBとセントラルMFが対応する守り方は、いかにもモウリーニョのチーム。51分にセルジュ・オーリエが自陣で奪われ、中央で前を向いたデブライネがコントロールショットを放ちますが、ボールは右のポストの脇を抜けていきました。
60分、レギロンの自陣でのドリブルをロドリがカットし、パスをもらったデブライネが右から斬り込みますが、シュートコースに入ったエリック・ダイアーが落ち着いてブロック。63分にハリー・ケインのスルーパスでラインの裏に出たソン・フンミンは、飛び出したエデルソンをかわしたタッチが大きくなってしまいます。モウリーニョ監督は、65分にエンドンベレをロ・チェルソ。30秒後、アルデルヴァイレルトのクリアを拾ったハリー・ケインが中央から上がって左にラストパスを流すと、ロ・チェルソのファーストタッチは左足のトラップで、2つめはエデルソンの股間を抜くプレミアリーグ初ゴールでした。
72分、マフレズとベルナルド・シウヴァが下がり、スターリングとフォーデン。モウリーニョ監督の2枚めは、ベルフワインをルーカス・モウラです。残り時間は10分、依然として2-0。素晴らしい守備と的確なフィードでチームを統率していたアルデルヴァイレルトが鼠径部を痛めてしまい、スウォンジーからやってきたジョー・ロドンが呼ばれました。ガブリエウ・ジェズスはシュートチャンスになると3人に囲まれ、スターリングはトップフォームではありません。ポゼッションは33対67、シュート数は4対22、オンターゲット2対5とスタッツはマン・シティの圧勝ですが、3ポイントをゲットしたのは集中力を失わなかったスパーズでした。
偽トップとしてお膳立てに徹したハリー・ケインはシュートゼロ。先制点はエンドンベレ&ソン・フンミン、2点めは10番&ロ・チェルソと、一瞬の隙を突く鋭い速攻で優勝候補の堤防を決壊させました。ソン・フンミンを右サイドからカットインさせて先制したのは、モウリーニョ監督とスタッフの研究の成果でしょうか。自陣に引いて奪い、手数の少ないカウンターでゴールに迫るゲームプランが見事に当たりました。
MVPを挙げるなら、冷静なカバーリングで決定的なシュートを打たせなかったアルデルヴァイレルトか、的確なポジショニングと執拗なチェックが冴えたホイビュルグか。守備的な印象が強いスパーズは21ゴールで暫定首位に駆け上がり、攻撃力が看板のマンチェスター・シティは8戦10ゴールという低調な出来でついに得失点差がマイナスになりました。2強のマッチレースは、過去の話。プレミアリーグ2020-21シーズンは、ダークホースたちが週替わりで首位に立つ混戦になりそうな雲行きです。
対するマン・シティは、スターリングとアグエロがベンチスタートです。GKエデルソン、DFカイル・ウォーカー、ルベン・ディアス、ラポルテ、ジョアン・カンセロ、MFベルナルド・シウヴァ、ロドリ、デブライネ。前線にフェラン・トーレス、ガブリエウ・ジェズス、マフレズ。オープニングシュートは2分、左サイドから斬り込んだフェラン・トーレスのシュートはロリスが定位置でキャッチしました。
防戦一方だったスパーズは、5分に最初のチャンスを活かします。ボックス左手前に素晴らしい浮き球を通したのはエンドンベレ。右から斜めに走り込んだソン・フンミンがエデルソンと1対1となり、左足で冷静に足元を抜きました。絶好調の7番は、早くも今季プレミアリーグで9発めです。1-0となり、猛攻を仕掛けるアウェイチーム。9分にガブリエウ・ジェズスがドリブルで中央を突破し、2人をかわしてロリスの前に飛び出しますが、戻ったアルデルヴァイレルトがスライディングでカットしました。フォローしたデブライネの左足シュートは、倒れていたストライカーに当たってジャッジはオフサイドです。
13分、ホイビュルクが右のセルジュ・オーリエに展開し、正確なサイドチェンジがベルフワインへ。ボックス右のソン・フンミンに振ったボールが中央に戻ると、枠に転がしたハリー・ケインはオフサイドです。15分のマン・シティのFKは、右から上がった速いボールに反応したロドリのヘッドがGKの正面。スパーズは全員が自陣にこもり、ハーフコートマッチが続いています。25分、ハリー・ケインが中央からドリブルで進んだカウンターは、左から上がったホイビュルグが中央に折り返しますが、シュートを打ちたかったベルフワインは最初のタッチをカットされてしまいました。
27分、右のマフレズがロドリに落とし、クロスをトラップしたガブリエウ・ジェズスのシュートがブロックされると、リバウンドに反応したラポルテのシュートが左隅へ。同点かと思いきや、VARがガブリエウ・ジェズスのハンドを映し出しており、ホームチームのリードは変わりません。ボックスの周辺で左右にボールを振るマン・シティは、中央に入れるラストパスをことごとくカットされ、決定的なシーンを創れずにいます。41分にジョアン・カンセロ、フェラン・トーレス、ガブリエウ・ジェズスとつながった中央突破は、9番のシュートが左に切れてしまいました。
最初の45分は1-0、セカンドハーフの立ち上がりもポゼッションはマン・シティ。46分のロドリの左足ミドルは、白い壁にブロックされます。ボックス入り口のスペースをホイビュルクとシソコが埋め、クロスが入るとCBとセントラルMFが対応する守り方は、いかにもモウリーニョのチーム。51分にセルジュ・オーリエが自陣で奪われ、中央で前を向いたデブライネがコントロールショットを放ちますが、ボールは右のポストの脇を抜けていきました。
60分、レギロンの自陣でのドリブルをロドリがカットし、パスをもらったデブライネが右から斬り込みますが、シュートコースに入ったエリック・ダイアーが落ち着いてブロック。63分にハリー・ケインのスルーパスでラインの裏に出たソン・フンミンは、飛び出したエデルソンをかわしたタッチが大きくなってしまいます。モウリーニョ監督は、65分にエンドンベレをロ・チェルソ。30秒後、アルデルヴァイレルトのクリアを拾ったハリー・ケインが中央から上がって左にラストパスを流すと、ロ・チェルソのファーストタッチは左足のトラップで、2つめはエデルソンの股間を抜くプレミアリーグ初ゴールでした。
72分、マフレズとベルナルド・シウヴァが下がり、スターリングとフォーデン。モウリーニョ監督の2枚めは、ベルフワインをルーカス・モウラです。残り時間は10分、依然として2-0。素晴らしい守備と的確なフィードでチームを統率していたアルデルヴァイレルトが鼠径部を痛めてしまい、スウォンジーからやってきたジョー・ロドンが呼ばれました。ガブリエウ・ジェズスはシュートチャンスになると3人に囲まれ、スターリングはトップフォームではありません。ポゼッションは33対67、シュート数は4対22、オンターゲット2対5とスタッツはマン・シティの圧勝ですが、3ポイントをゲットしたのは集中力を失わなかったスパーズでした。
偽トップとしてお膳立てに徹したハリー・ケインはシュートゼロ。先制点はエンドンベレ&ソン・フンミン、2点めは10番&ロ・チェルソと、一瞬の隙を突く鋭い速攻で優勝候補の堤防を決壊させました。ソン・フンミンを右サイドからカットインさせて先制したのは、モウリーニョ監督とスタッフの研究の成果でしょうか。自陣に引いて奪い、手数の少ないカウンターでゴールに迫るゲームプランが見事に当たりました。
MVPを挙げるなら、冷静なカバーリングで決定的なシュートを打たせなかったアルデルヴァイレルトか、的確なポジショニングと執拗なチェックが冴えたホイビュルグか。守備的な印象が強いスパーズは21ゴールで暫定首位に駆け上がり、攻撃力が看板のマンチェスター・シティは8戦10ゴールという低調な出来でついに得失点差がマイナスになりました。2強のマッチレースは、過去の話。プレミアリーグ2020-21シーズンは、ダークホースたちが週替わりで首位に立つ混戦になりそうな雲行きです。
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いつも楽しい記事ありがとうございます。
ロドンは、確かバーンリー戦で途中出場していたはずなので、初出場ではないと思います。
そうでした。最後の最後に出てましたね。ご指摘ありがとうございます。訂正させていただきました。