2020.11.30 プレミアリーグ観戦記プレミアリーグ観戦記2020-21
【Saints×MAN.UTD】カバーニ、2G1A!マンチェスター・ユナイテッドが大逆転でアウェイ8連勝!
セント・メアリーズで行われる10節のゲームは、プレミアリーグ5位の好調サウサンプトンと、1試合消化が少ないながら10位のマンチェスター・ユナイテッドの一戦です。難敵とのアウェイゲームで3ポイントを狙うスールシャール監督は、4-4-2をチョイス。GKデ・ヘア、DFワン=ビサカ、リンデロフ、マグワイア、アレックス・テレス。中盤はマティッチ、フレッジ、ファン・デ・ベーク、ブルーノ・フェルナンデス、2トップにラシュフォードとグリーンウッドという布陣です。キックオフから5分は、互角の攻防。マンチェスター・ユナイテッドの最初のチャンスは7分でした。
アレックス・テレスの縦パスで、ラインの裏を取ったのはグリーンウッド。右から左に流れてGKマッカーシーを抜き去ったレフティは、フィニッシュの瞬間に腰が回り切らず、無人のゴールのニアに外してしまいました。アウェイチームがダイヤモンド型の布陣を取っているのに対して、セインツの4-4-2はフラット。ライン間を狭めて前からプレスをかけ、チェ・アダムスとウォルコットを走らせるショートカウンターを狙っています。16分にブルーノ・フェルナンデスが放った強烈なミドルは、惜しくも左にアウト。アグレッシブな守備で対抗していたセインツの先制ゴールは、23分でした。
ウォード=プラウズのFKをリンデロフがクリアしてCK。ニアにいたベドナレクがヘッドでコースを変えると、DFの壁に遮られて出られなかったデ・ヘアは両手を挙げただけでした。27分に縦パスを収めたチェ・アダムズが右に展開し、カイル・ウォーカー=ピーターズがボックス右手前で受けると、クロスに打った一撃はアレックス・テレスの股間を抜いてファーポストを直撃。30分、グリーンウッドにミスキックをカットされたマッカーシーは左足のシュートをセーブし、こぼれ球に詰めたブルーノ・フェルナンデスのキックにも両手を伸ばして同点ゴールを許しませんでした。
33分、左からのFKを直接狙ったのは、名手ウォード=プラウズ。CLのイスタンブール・バシャクシェヒル戦でFKが枠を超えてから触った守護神は、このキックも右手に当てながら弾き切れず、ゴールポストに激突しました。プレースキックのスペシャリストの活躍で2-0としたセインツは、攻撃の手を緩めません。35分に左から打ったジェネポのミドルは、デ・ヘアが難しいバウンドに対応して外にクリア。時折、最前線に飛び出すファン・デ・ベークは、シュートを打てる体勢に入れません。42分、ブルーノ・フェルナンデスがボックスに入れた縦のスルーパスに、ファン・デ・ベークは動けず。プレミアリーグ10位に沈むチームは、2点のビハインドを背負ったまま後半に突入しました。
スールシャール監督は、ハーフタイムにデ・ヘアとグリーンウッドをチェンジ。最後方にはディーン・ヘンダーソン、最前線はエディソン・カバーニです。47分、左から上がったジェネポのサイドチェンジがボックス右コーナーのウォルコットに届くと、右足の強烈なシュートはディーン・ヘンダーソンがキャッチ。49分のウォルコットのミドルも、23歳のGKの正面です。ブルーノ・フェルナンデスの巧みな縦パスで、ラシュフォードがラインの裏に抜けたのは52分。マッカーシーと1対1になった10番は、工夫のないシュートを体にぶつけてしまいました。
56分、カバーニが右サイドに流したボールに、追いついたブルーノ・フェルナンデスが中央に折り返し。マッカーシーが触ったボールがファン・デ・ベークに渡ると、ミスキックのこぼれ球がカバーニの後ろに転がります。振り抜きざまのボレーはクロスバー越え。再三のチャンスを逃したマンチェスター・ユナイテッドが1点を返したのは60分でした。右サイドに出たカバーニのクロスが、ゴール前に入ったブルーノ・フェルナンデスの足元に届き、右足フィニッシュがマッカーシーの脇を抜きました。入団してから10ヵ月しか経っていない新エースは、早くも今季プレミアリーグ7発めです。
69分、ワン=ビサカのクロスをフリーで叩いたカバーニのヘッドは、左のポストの脇に逸れていきます。74分の左からのCKをマッカーシーがパンチすると、フレッジが右に流したボールをブルーノ・フェルナンデスが右足でシュート。左に逸れて終わりかと思われた瞬間、コースにいたカバーニがダイビングヘッドでネットに突き刺し、アウェイチームが同点に追いつきました。79分、左からのクロスのクリアをトラップしたチェ・アダムズのボレーは左のポストの外。84分に鼠径部を気にしていたアレックス・テレスが下がり、ブランドン・ウィリアムズが左サイドに入ります。
90分、マッカーシーの頭上を狙ったブルーノ・フェルナンデスのループシュートは枠にいかず。93分に中央からのFKを左に展開すると、ラシュフォードの高速クロスがニアに入り、走り込んだカバーニが完璧なヘディングシュートを叩き込みました。最後まで攻めたマンチェスター・ユナイテッドがリードをキープしてタイムアップ。今やプレミアリーグNo.1のプレースキッカーにやられた前半のビハインドを、33歳のベテランストライカーが2ゴール1アシストでひっくり返したエキサイティングな勝利でした。
マッカーシーと1対1になった3度の決定機を逃したチームが、勝ち点3をゲットできるとは思えませんでした。6月30日のブライトン戦を制してから、プレミアリーグのアウェイゲームは8連勝。今日はとにかく、ブルーノ・フェルナンデスとカバーニです。期待のファン・デ・ベークはチームに流動性をもたらしたものの、ファイナルサードで味方と息が合わないシーンが目立ちましたが、パリからやってきたストライカーはプレス、クロス、2本のヘッドと持てる力を十全に発揮してくれました。
グリーンウッドとマルシアルが未だノーゴールの今は、後半の11人がベストメンバーでしょう。次節はハマーズ、12節はマンチェスター・シティ。調子を上げてきたペップのチームと当たるマンチェスターダービーが、今から楽しみです。
アレックス・テレスの縦パスで、ラインの裏を取ったのはグリーンウッド。右から左に流れてGKマッカーシーを抜き去ったレフティは、フィニッシュの瞬間に腰が回り切らず、無人のゴールのニアに外してしまいました。アウェイチームがダイヤモンド型の布陣を取っているのに対して、セインツの4-4-2はフラット。ライン間を狭めて前からプレスをかけ、チェ・アダムスとウォルコットを走らせるショートカウンターを狙っています。16分にブルーノ・フェルナンデスが放った強烈なミドルは、惜しくも左にアウト。アグレッシブな守備で対抗していたセインツの先制ゴールは、23分でした。
ウォード=プラウズのFKをリンデロフがクリアしてCK。ニアにいたベドナレクがヘッドでコースを変えると、DFの壁に遮られて出られなかったデ・ヘアは両手を挙げただけでした。27分に縦パスを収めたチェ・アダムズが右に展開し、カイル・ウォーカー=ピーターズがボックス右手前で受けると、クロスに打った一撃はアレックス・テレスの股間を抜いてファーポストを直撃。30分、グリーンウッドにミスキックをカットされたマッカーシーは左足のシュートをセーブし、こぼれ球に詰めたブルーノ・フェルナンデスのキックにも両手を伸ばして同点ゴールを許しませんでした。
33分、左からのFKを直接狙ったのは、名手ウォード=プラウズ。CLのイスタンブール・バシャクシェヒル戦でFKが枠を超えてから触った守護神は、このキックも右手に当てながら弾き切れず、ゴールポストに激突しました。プレースキックのスペシャリストの活躍で2-0としたセインツは、攻撃の手を緩めません。35分に左から打ったジェネポのミドルは、デ・ヘアが難しいバウンドに対応して外にクリア。時折、最前線に飛び出すファン・デ・ベークは、シュートを打てる体勢に入れません。42分、ブルーノ・フェルナンデスがボックスに入れた縦のスルーパスに、ファン・デ・ベークは動けず。プレミアリーグ10位に沈むチームは、2点のビハインドを背負ったまま後半に突入しました。
スールシャール監督は、ハーフタイムにデ・ヘアとグリーンウッドをチェンジ。最後方にはディーン・ヘンダーソン、最前線はエディソン・カバーニです。47分、左から上がったジェネポのサイドチェンジがボックス右コーナーのウォルコットに届くと、右足の強烈なシュートはディーン・ヘンダーソンがキャッチ。49分のウォルコットのミドルも、23歳のGKの正面です。ブルーノ・フェルナンデスの巧みな縦パスで、ラシュフォードがラインの裏に抜けたのは52分。マッカーシーと1対1になった10番は、工夫のないシュートを体にぶつけてしまいました。
56分、カバーニが右サイドに流したボールに、追いついたブルーノ・フェルナンデスが中央に折り返し。マッカーシーが触ったボールがファン・デ・ベークに渡ると、ミスキックのこぼれ球がカバーニの後ろに転がります。振り抜きざまのボレーはクロスバー越え。再三のチャンスを逃したマンチェスター・ユナイテッドが1点を返したのは60分でした。右サイドに出たカバーニのクロスが、ゴール前に入ったブルーノ・フェルナンデスの足元に届き、右足フィニッシュがマッカーシーの脇を抜きました。入団してから10ヵ月しか経っていない新エースは、早くも今季プレミアリーグ7発めです。
69分、ワン=ビサカのクロスをフリーで叩いたカバーニのヘッドは、左のポストの脇に逸れていきます。74分の左からのCKをマッカーシーがパンチすると、フレッジが右に流したボールをブルーノ・フェルナンデスが右足でシュート。左に逸れて終わりかと思われた瞬間、コースにいたカバーニがダイビングヘッドでネットに突き刺し、アウェイチームが同点に追いつきました。79分、左からのクロスのクリアをトラップしたチェ・アダムズのボレーは左のポストの外。84分に鼠径部を気にしていたアレックス・テレスが下がり、ブランドン・ウィリアムズが左サイドに入ります。
90分、マッカーシーの頭上を狙ったブルーノ・フェルナンデスのループシュートは枠にいかず。93分に中央からのFKを左に展開すると、ラシュフォードの高速クロスがニアに入り、走り込んだカバーニが完璧なヘディングシュートを叩き込みました。最後まで攻めたマンチェスター・ユナイテッドがリードをキープしてタイムアップ。今やプレミアリーグNo.1のプレースキッカーにやられた前半のビハインドを、33歳のベテランストライカーが2ゴール1アシストでひっくり返したエキサイティングな勝利でした。
マッカーシーと1対1になった3度の決定機を逃したチームが、勝ち点3をゲットできるとは思えませんでした。6月30日のブライトン戦を制してから、プレミアリーグのアウェイゲームは8連勝。今日はとにかく、ブルーノ・フェルナンデスとカバーニです。期待のファン・デ・ベークはチームに流動性をもたらしたものの、ファイナルサードで味方と息が合わないシーンが目立ちましたが、パリからやってきたストライカーはプレス、クロス、2本のヘッドと持てる力を十全に発揮してくれました。
グリーンウッドとマルシアルが未だノーゴールの今は、後半の11人がベストメンバーでしょう。次節はハマーズ、12節はマンチェスター・シティ。調子を上げてきたペップのチームと当たるマンチェスターダービーが、今から楽しみです。
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