2020.12.17 プレミアリーグ観戦記プレミアリーグ観戦記2020-21
【Arsenal×Saints】ジャカの次はガブリエウ…またも10人のアーセナルは、自陣で耐えてドロー決着!
直近のプレミアリーグ8試合は1勝1分6敗、ゴールはわずか2発。解任危機が囁かれているアルテタ監督ですが、3日に1回のペースで試合があるなかで、立て直しのために使える時間はほとんどありません。プレミアリーグ13節の相手は、4位に躍進したサウサンプトン。トーマス・パーティー、ベジェリン、ジャカを欠いた指揮官は、3-4-3がベターと判断したようです。GKレノ、DFホールディング、ガブリエウ・マガリャンイス、ティアニー。アウトサイドはメートランド=ナイルズとサカ、センターはエルネニーとダニ・セバージョス、前線にニコラ・ペペ、ラカゼット、オーバメヤンという布陣です。
開始早々から、厳しいプレスでガナーズ守備陣を追い込むアウェイチーム。さっそく2分に敵陣で奪い、チェ・アダムスのきわどいミドルが左に切れていきます。4分に足を痛めたサカは、大丈夫か。ガナーズのアタッカーのなかで、現在最も外せないのは彼でしょう。相変わらず、ぎこちないビルドアップ。前線と中盤のもらう動きが少なく、サイドで詰まるシーンが目立ちます。15分に左サイドで得たFKを蹴ったのは、スペシャリストのウォード=プラウズ。ゴールに向かったボールは、レノがパンチでクリアしました。
16分、左から上がったエンケティアのミドルは、GKマッカーシーがキャッチ。セインツが先制したのは18分でした。ヴェステルゴーアのパスをハーフライン付近で受けたチェ・アダムスが、最前線でラインの裏を狙っていたウォルコットにきれいな縦パスをフィード。ティアニーの追走は及ばず、古巣対決のベテランウインガーが冷静なチップキックでレノの飛び出しをかわしました。ポゼッション61%とボールを支配しているのは、プレミアリーグ4位のほうです。25分、ヴェステルゴーアの浮き球でボックスに飛び出したウォルコットは、うまくトラップできずに奪われました。
ガナーズが左サイドから攻めたのは27分。グラウンダーを受けたニコラ・ペペはフィニッシュをブロックされ、こぼれ球に走り込んだダニ・セバージョスのミドルはクロスバーを越えていきます。35分、ティアニーの縦パスで左サイドを上がったオーバメヤンは、2人がかりでつぶされました。37分にもサイドから上がったオーバメヤンは、詰められる前に中央やや左のニコラ・ペペにパス。ボックス左に入ったダニ・セバージョスに縦のスルーパスが通ると、切り返しを入れた8番はベドナレクと接触して転倒しますが、PKを宣告する笛は鳴りませんでした。
38分、ボックスの左脇を突破したサカが高速クロスを入れると、ベドナレクのクリアがポストにヒット。43分には、左に出たダニ・セバージョスがボックス入り口のニコラ・ペペに斜めのボールを通しますが、左足のダイレクトショットはマッカーシーの正面です。前半終了間際に、ガブリエウのミスキックをさらったダニー・イングスは、右に回り込んで放ったミドルが枠にいきません。ハーフタイムは0‐1。後半に入り、ゴール前で勝負するシーンが増えたアーセナルが追いついたのは、52分でした。
左からドリブルでカットインしたサカが、3人をかわして中央のエンケティアに流すと、左脇にいたオーバメヤンがラインの裏に入り込みました。短いスルーパスが転がり、マッカーシーと1対1になったエースが冷静に右隅にフィニッシュ。今季プレミアリーグ3ゴールめは、開幕戦以来のオープンプレーからのゴールです。1-1になると、おとなしくなっていたセインツの攻撃陣が覚醒。57分のチェ・アダムスのミドルは、レノが正面でキャッチします。60分にガブリエウの縦へのロングフィードがサカに通り、7番がボックス手前から右足で狙うと、左に倒れたマッカーシーが外に弾き出しました。
事件が起こったのは62分。4分前に厳しいジャッジでイエローをもらっていたガブリエウが、ウォルコットを後ろから倒してしまい、2枚めを突き付けられました。アルテタ監督は、65分にエンケティアを下げ、ダヴィド・ルイスを投入。2分後のダニ・セバージョスをウィロックは、運動量を足そうとしたのでしょうか。70分、ロメウの浮き球がラインの裏に落ちると、抜け出したレドモンドのハーフボレーはクロスバーを直撃。10人のチームが、波状攻撃を跳ね返す時間が続いています。
78分、ドリブルで仕掛けたジェネポが左サイドを完全に崩し、折り返しがウォード=プラウズの足元に入りますが、丁寧なボレーはホールディングに当たってしまいました。85分にニコラ・ペペをセドリク・ソアレスに代えたのは、ジェネポ対策でしょう。今季プレミアリーグ初出場のベテランが後ろ、メートランド=ナイルズが前という並びになるようです。87分に左から打ったレドモンドのミドルは、ニアにアウト。92分、サカのFKに頭を突き出したホールディングのヘッドがクロスバーに阻まれると、間もなくタイムアップの笛が鳴り響きました。
シュート数9対13、ポゼッション35%対65%というスタッツは、彼らの完成度の差を如実に表しているのではないでしょうか。オーバメヤンが輝いたのは久々のゴールシーンのみで、ニコラ・ペペは真価を発揮できず。サカとティアニーが上がってくるシーンしか期待感がなく、ガナーズが2発、3発と決める展開は想像できませんでした。ガブリエウが退場となった後は、失点回避に徹した指揮官にしてみれば、ホームでドローもやむなしでしょう。試行錯誤が続くアーセナルの復活は、もうしばらく先の話になりそうです。セインツは、いいチームですね。
開始早々から、厳しいプレスでガナーズ守備陣を追い込むアウェイチーム。さっそく2分に敵陣で奪い、チェ・アダムスのきわどいミドルが左に切れていきます。4分に足を痛めたサカは、大丈夫か。ガナーズのアタッカーのなかで、現在最も外せないのは彼でしょう。相変わらず、ぎこちないビルドアップ。前線と中盤のもらう動きが少なく、サイドで詰まるシーンが目立ちます。15分に左サイドで得たFKを蹴ったのは、スペシャリストのウォード=プラウズ。ゴールに向かったボールは、レノがパンチでクリアしました。
16分、左から上がったエンケティアのミドルは、GKマッカーシーがキャッチ。セインツが先制したのは18分でした。ヴェステルゴーアのパスをハーフライン付近で受けたチェ・アダムスが、最前線でラインの裏を狙っていたウォルコットにきれいな縦パスをフィード。ティアニーの追走は及ばず、古巣対決のベテランウインガーが冷静なチップキックでレノの飛び出しをかわしました。ポゼッション61%とボールを支配しているのは、プレミアリーグ4位のほうです。25分、ヴェステルゴーアの浮き球でボックスに飛び出したウォルコットは、うまくトラップできずに奪われました。
ガナーズが左サイドから攻めたのは27分。グラウンダーを受けたニコラ・ペペはフィニッシュをブロックされ、こぼれ球に走り込んだダニ・セバージョスのミドルはクロスバーを越えていきます。35分、ティアニーの縦パスで左サイドを上がったオーバメヤンは、2人がかりでつぶされました。37分にもサイドから上がったオーバメヤンは、詰められる前に中央やや左のニコラ・ペペにパス。ボックス左に入ったダニ・セバージョスに縦のスルーパスが通ると、切り返しを入れた8番はベドナレクと接触して転倒しますが、PKを宣告する笛は鳴りませんでした。
38分、ボックスの左脇を突破したサカが高速クロスを入れると、ベドナレクのクリアがポストにヒット。43分には、左に出たダニ・セバージョスがボックス入り口のニコラ・ペペに斜めのボールを通しますが、左足のダイレクトショットはマッカーシーの正面です。前半終了間際に、ガブリエウのミスキックをさらったダニー・イングスは、右に回り込んで放ったミドルが枠にいきません。ハーフタイムは0‐1。後半に入り、ゴール前で勝負するシーンが増えたアーセナルが追いついたのは、52分でした。
左からドリブルでカットインしたサカが、3人をかわして中央のエンケティアに流すと、左脇にいたオーバメヤンがラインの裏に入り込みました。短いスルーパスが転がり、マッカーシーと1対1になったエースが冷静に右隅にフィニッシュ。今季プレミアリーグ3ゴールめは、開幕戦以来のオープンプレーからのゴールです。1-1になると、おとなしくなっていたセインツの攻撃陣が覚醒。57分のチェ・アダムスのミドルは、レノが正面でキャッチします。60分にガブリエウの縦へのロングフィードがサカに通り、7番がボックス手前から右足で狙うと、左に倒れたマッカーシーが外に弾き出しました。
事件が起こったのは62分。4分前に厳しいジャッジでイエローをもらっていたガブリエウが、ウォルコットを後ろから倒してしまい、2枚めを突き付けられました。アルテタ監督は、65分にエンケティアを下げ、ダヴィド・ルイスを投入。2分後のダニ・セバージョスをウィロックは、運動量を足そうとしたのでしょうか。70分、ロメウの浮き球がラインの裏に落ちると、抜け出したレドモンドのハーフボレーはクロスバーを直撃。10人のチームが、波状攻撃を跳ね返す時間が続いています。
78分、ドリブルで仕掛けたジェネポが左サイドを完全に崩し、折り返しがウォード=プラウズの足元に入りますが、丁寧なボレーはホールディングに当たってしまいました。85分にニコラ・ペペをセドリク・ソアレスに代えたのは、ジェネポ対策でしょう。今季プレミアリーグ初出場のベテランが後ろ、メートランド=ナイルズが前という並びになるようです。87分に左から打ったレドモンドのミドルは、ニアにアウト。92分、サカのFKに頭を突き出したホールディングのヘッドがクロスバーに阻まれると、間もなくタイムアップの笛が鳴り響きました。
シュート数9対13、ポゼッション35%対65%というスタッツは、彼らの完成度の差を如実に表しているのではないでしょうか。オーバメヤンが輝いたのは久々のゴールシーンのみで、ニコラ・ペペは真価を発揮できず。サカとティアニーが上がってくるシーンしか期待感がなく、ガナーズが2発、3発と決める展開は想像できませんでした。ガブリエウが退場となった後は、失点回避に徹した指揮官にしてみれば、ホームでドローもやむなしでしょう。試行錯誤が続くアーセナルの復活は、もうしばらく先の話になりそうです。セインツは、いいチームですね。
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