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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【MAN.CITY×Brighton】ゴールが決まらないマン・シティ、17位に1-0辛勝!

マフレズ、ベルナルド・シウヴァ、フォーデン、デブライネ、ギュンドアン、ロドリ。ペップのスタメンには、ストライカーの名前がありません。誰が最前線に入るのでしょうか。マフレズか、デブライネか。GKはエデルソン、最終ラインはジョアン・カンセロ、ジョン・ストーンズ、ルベン・ディアス、ジンチェンコという納得の4枚。エティハドで開催されるプレミアリーグ18節のブライトン戦は、もちろん必勝です。

キックオフから、ポゼッションを取るマン・シティ。マフレズは右サイドに張っており、フォーデンは左にいます。デブライネがトップで、ベルナルド・シウヴァがその後ろでしょうか。ジョアン・カンセロは相変わらず、中盤センターと右サイドを行き来しています。7分に、マフレズがカットイン。落としをもらったジョアン・カンセロが右にまわってクロスを入れると、フリーでトラップしたフォーデンはコースがなく、走り込んできたジンチェンコの強烈なシュートは黄色い壁にぶち当たりました。

トロサールが左からスプリントした12分のカウンターは、ファーに流れたクロスに間に合ったフェルトマンが右足で狙うも、エデルソンの頭上にアウト。2分後、左にいたデブライネがギュンドアンに預け、リターンをもらってゴール前に飛び出しますが、1対1からのフィニッシュはGKロベルト・サンチェスが冷静に足でブロックしました。15分を過ぎると、デブライネとベルナルド・シウヴァが2トップのように並ぶシーンが増えています。19分に左から仕掛けたトロサールは、2人のCBの間から右隅にコントロールショット。ボールはうまくドライブがかからず、ファーポストの外に流れていきました。

24分、右のマフレズがファーポストに向かうクロスを入れると、追いついたギュンドアンが中央に折り返しますが、来ると思っていなかったフォーデンは反応できず。28分にロベルト・サンチェスがバックパスをキャッチしてしまい、ボックス内で間接FKが与えられますが、デブライネのシュートはコースに飛び込んだマカリスターに当たってしまいました。32分、マフレズのパスを受けたデブライネの左足ミドルは、ファーをケアしたウェブスターがブロック。ジンチェンコがファーに送った鋭いクロスは、マフレズの前に入ったベルナルドがぎりぎりでクリアしました。

40分のカウンターは、デブライネからパスをもらったフォーデンのドリブルがカットされるも、こぼれ球を拾ったデブライネがボックス右からシュート。的確なポジショニングで左に弾き出したロベルト・サンチェスは、44分にはニアを空けすぎてしまいました。デブライネの縦パスがフォーデンに入り、中に斬り込んで放ったシュートは、GKが届かないのはわかっているといいたげな優しいキックでした。前半は1-0、シュート数は8対2、プレミアリーグ17位はオンターゲットゼロ。後半も、当然のようにマン・シティペースです。

50分にCKの浮き球を叩いたフォーデンのボレーは、DFにヒット。55分のブライトンの反撃は、トロサールの浮き球をボックス右で受けたプレパーがクロスを選び、クリアされてしまいます。58分にジョアン・カンセロのロングフィードをフリーで受けたマフレズは、左足のフィニッシュがファーポストの外。直後、マフレズが中央から上がり、左のギュンドアンにラストパスを通すと、右足の一撃はロベルト・サンチェスが左に弾き出しました。リバウンドをキープしたベルナルド・シウヴァの左足シュートは、左のポストにヒット。マン・シティは追加点を奪えず、ブライトンがサイドから攻める時間が増えてきました。

65分、右からドリブルで上がったジョアン・カンセロがウェブスターをかわし、左足で放ったシュートはロベルト・サンチェスがセーブ。ペップはマフレズを下げ、ガブリエウ・ジェズスを投入します。残り20分からブライトンが攻勢に転じますが、ここぞというシーンでのパスミスが多く、シュートを打てません。81分、フォーデンに代わってスターリング。92分にバックパスミスを突いたデブライネをロベルト・サンチェスが倒してしまいますが、PKはスターリングが打ち上げ、1-0のままでタイムアップの笛が鳴りました。

今季プレミアリーグで最少失点のホームチームは、クロスをカットし続け、オンターゲットを1本しか許さずにゲームを畳みました。ルベン・ディアスを中心とする守備は安心して見ていられるのですが、16試合で25ゴールしか挙げていない攻撃が気になります。クロスに走り込む選手がいないため、シュートの大半はボックスの左右とミドルレンジからで、ゴール前にバスを停めるチームには苦しい戦いを強いられそうです。

次節のクリスタル・パレスは過去3シーズンで3勝2分1敗と難しい試合が多く、その次のアストン・ヴィラにはカウンターを仕切るジャック・グリーリッシュがいます。1ゴール以下の試合が10回もあるマン・シティが、やっかいな中堅クラブとの連戦をどんな戦い方で切り抜けるかに注目したいと思います。


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