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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

連戦、決定!リヴァプールVSマンチェスター・ユナイテッド、キーマンはアンディ・ロバートソン!

FAカップ4回戦の組み合わせが決定。プレミアリーグのビッグ6は、明暗が分かれました。マンチェスター・シティはリーグ2(4部相当)のチェルトナム、トッテナムはチャンピオンシップのウィコム。いずれもアウェイながら、足をすくわれることはないでしょう。チェルシーはホームでチャンピオンシップのルートンと当たることになり、こちらも楽勝で5回戦に進むのではないかと思われます。

厳しい相手を引いたのは、3回戦でニューカッスルに競り勝ったアーセナル。サウサンプトンVSシュルーズベリーの勝者とアウェイということは、2試合連続でプレミアリーグの難敵とぶつかる可能性大です。それでも、われわれよりは恵まれています。マンチェスター・ユナイテッドが引いたのは、昨季プレミアリーグ王者のリヴァプール。プレミアリーグ19節で激突した後、6日後にホームとアウェイを入れ替えて再戦を行うことになりました。

ファイナルまで当たりたくない相手ではありますが、国内カップでもガチンコで戦うペップに対して、クロップ監督は明らかに軽視しています。2015年の就任以来、4回戦を突破したのは1回のみ。プレミアリーグであれだけ強かった昨季も、4回戦でシュルーズベリーに2-2で引き分けており、アンフィールドの再試合を1-0という大苦戦で突破しています。今回の連戦も、プレミアリーグはベストメンバーで、FAカップは要所にキーマンを配しつつ、若手やサブの選手を起用するのではないでしょうか。

まずは、アンフィールドのプレミアリーグ。両チームとも、相手のストロングポイントを消しにいく戦術はとらず、自分たちのスタイルを貫こうとするはずです。試合の展開を予想してみましょう。主戦場は、マンチェスター・ユナイテッドの右サイドです。今季プレミアリーグで、右サイドからのアタックの比率が30%で最下位のチームは、フレッジとマクトミネイを中盤センターに据え、ポグバがトップ下、ブルーノ・フェルナンデスは右に入るのではないかと思われます。

最重要キーマンは、アンディ・ロバートソン。今季プレミアリーグにおけるクロス161本は、2位のペドロ・ネトを53本も引き離すぶっちぎりのTOPで、3シーズン通算28アシストはデブライネに次ぐNo.2です。世界で5本の指に入る最強SBとサディオ・マネに対抗するワン=ビサカ、ブルーノ、バイリーが彼らをフリーにすれば、鋭いアーリークロスやカットインからのコントロールショットの餌食になります。

3トップが動くスペースを6人でケアするマンチェスター・ユナイテッドは、今季プレミアリーグでNo.1の5ゴールを決めているカウンターに活路を見出そうとするはずです。最前線は駆け引きに長けたカバーニか、スピードでちぎれるラシュフォードか。ファン・ダイク、ジョー・ゴメス、マティプが不在の最終ラインなら、10番をラインの裏に走らせるシンプルなアタックが効果的なのではないかと思います。狙いめはアーノルドとロバートソンの背後、あるいはアンカーの脇。左サイド偏重のチームにとっては、守備にまわると脆さを見せることがあるアーノルドを責め立てるほうがやりやすいでしょう。

2019-20シーズンは、オールド・トラフォードもアンフィールドもダニエル・ジェームズとアンドレアス・ペレイラが先発しており、ホームで1-1、アウェイで2-0完敗。いずれも3バックを選択し、レッズの猛攻を耐える時間が続きました。前線のクオリティが格段に上がった今回は、俄然期待が高まります。完成度が高いリヴァプールが2試合とも押し切る展開はリアルですが、リアクションに徹すると強いマンチェスター・ユナイテッドが首位キープと5回戦進出のダブルを達成しても不思議ではありません。スールシャール監督には、「好調のチームはいじらないほうがいいですよ」とご忠告申し上げたいのですが…最終ラインは4枚ですよね!?


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