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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

【Arsenal×MAN.UTD】惜しかったラカゼット&カバーニ。注目の一戦は両者譲らずスコアレスドロー!

ティアニー、サカ、オーバメヤンを欠いたアーセナルに対して、マンチェスター・ユナイテッドはベストメンバー。プレミアリーグ21節の注目カードは、アウェイ17戦連続無敗のチームに分がありそうにみえます。アルテタ監督のフォーメーションは、いつもの4-2-3-1。GKレノ、DFベジェリン、ホールディング、ダヴィド・ルイス、セドリク・ソアレス。セントラルMFにトーマス・パーティーとジャカ、2列めはマルティネッリ、スミス・ロウ、ニコラ・ペペ、ワントップにラカゼットという並びです。

スールシャール監督は、守備重視の2センターとポグバ2列めという布陣を選びました。GKデ・ヘア、DFワン=ビサカ、トゥアンゼベ、マグワイア、ルーク・ショー。中盤の真ん中にフレッジとマクトミネイ、2列めにポグバ、ブルーノ・フェルナンデス、ラシュフォード、最前線はエディソン・カバーニです。キックオフからの5分は、互角の展開。ポグバは左サイドにいます。再三仕掛けるラシュフォードとワン=ビサカのサイドからのアタックは、クロスが味方に通らず。12分のダヴィド・ルイスのミドルは、明らかにミスキックです。

フレッジが奪われた16分のピンチは、中央から上がったラカゼットのミドルをデ・ヘアがキャッチ。20分にCKのクリアをキープしたフレッジは、右隅を狙った絶妙なコントロールショットをレノにセーブされました。23分に右から上がったトーマス・パーティーは、クロスに打ったミドルがファーポストの外。28分に左からカットインしたマルティネッリは、ワン=ビサカとマクトミネイをかわした後、ラカゼットめがけて浮かしたラストパスがわずかに合いません。

30分、スミス・ロウが自陣から持ち上がり、右のニコラ・ペペにスルーパス。軽快なステップでボックスの手前に入ったウインガーは左足でファーを狙い、ボールはポストをかすめました。34分、ポグバの縦パスでブルーノ・フェルナンデスとダヴィド・ルイスが勝負。CBを一瞬かわしたエースが右隅に浮かしたコントロールショットは、惜しくも枠に収まりません。37分にマクトミネイが負傷リタイア。ポグバが中盤センターに下がり、マルシアルが左に入るようです。

41分のマンチェスター・ユナイテッドのCKは、今季プレミアリーグで2本決めているマグワイアのヘッドがレノの守備範囲。44分の波状攻撃は、ワン=ビサカが奪い返したボールがルーク・ショーにまわり、右でフリーのラシュフォードにクロスが通りますが、マルティネッリとレノにコースを切られて打てませんでした。直後、ブルーノ・フェルナンデスのFKは壁にヒット。プレミアリーグ2位は最終盤のチャンスを活かせず、0-0のままでハーフタイムを迎えました。

素晴らしい守備を見せていたマルティネッリに、何があったのでしょうか。後半のピッチに立っているのはウィリアンです。49分、ベジェリンのクロスがファーで空いていたウィリアンに通ると、右足のシュートはワン=ビサカが体を投げ出してクリア。1分後、左からのウィリアンの折り返しを叩いたニコラ・ペペのボレーは、マグワイアがブロックしました。ルーク・ショー、フレッジ、マルシアル、ルーク・ショーとつながった58分の崩しは、カバーニのボレーをセドリクがカット。両者ともに最終ラインが安定しており、カバーニもラカゼットもノーマークで打てるチャンスはもらえません。

65分のラカゼットのFKは、クロスバーを直撃。直後のセドリクのクロスをリンデロフがクリアすると、落下点にいたスミス・ロウはフリーでしたが、ルーク・ショーがコースを切り、右足のシュートはデ・ヘアがセーブしました。76分のダヴィド・ルイスのFKは壁にヒット。80分、ワン=ビサカのタックルからのショートカウンターは、ラシュフォードのシュートがニアに外れました。ここで10番が下がり、今季プレミアリーグ1ゴールのグリーンウッド。右から上がったニコラ・ペペが左隅を狙ったシュートは、ポストの脇を抜けていきました。

83分、スミス・ロウに代わってウーデゴーアがプレミアリーグデビュー。89分、ワン=ビサカのクロスに体を倒したカバーニのバイシクルは、右のポストの外。背後にいたマルシアルにまかせれば…いや、こういうシーンで自分で打つのがストライカーです。ラカゼットが脳震盪でエンケティアに代わり、追加タイムは3分。ウーデゴーアとグリーンウッドは何もできず、タイムアップの笛が鳴りました。

まずは、両チームの最終ラインに拍手を送りたいと思います。シュート数17対14という攻撃的なゲームながら、ボックス内でフリーで打てたのはスミス・ロウとカバーニのみ。4人のCBは集中しており、目立ったミスはありませんでした。ニコラ・ぺぺがとにかく怖かったので、マルシアルではなくグリーンウッドを先に投入し、ラシュフォードを同サイドでぶつけるべきと思いましたが、どうだったのか。直前にマン・シティが勝っていたため、今はポイントを落としてしまったという思いが強いのですが、もう1度見たら、負けなくてよかったと胸をなでおろすのかもしれません。

プレミアリーグ7戦連続負けなしのアーセナルの次節は、敵地でウルヴス。アウェイ連続無敗記録を18に伸ばしたマンチェスター・ユナイテッドは、苦手のホームで難敵セインツです。8連勝中の失点がわずか1の堅守マン・シティが抜け出しそうな雰囲気ではありますが、TOP4を巡るバトルは依然として混戦模様。ミッドウィークのゲームがなくなる3月1週までは、主力のコンディションをケアしながら走り続けるしかありません。


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