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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

【Brighton×Tottenham】エース不在で前線沈黙…トッテナムは前途多難の1-0完敗!

モウリーニョ監督に、朗報です。リヴァプール戦で両足首を負傷したハリー・ケインの症状は思ったよりも軽く、2月13日に開催されるプレミアリーグ24節のマンチェスター・シティ戦に間に合う可能性があるそうです。エースを欠いたスパーズは、日曜日のブライトン戦を1-0で落としてしまいました。

開始3分、いきなりブライトンが決定機を創ります。ボックス右に流れたモペイが縦パスをキープし、中央のマック・アリスターに流すと、ラストパスを受けたパスカル・グロスが右足アウトに引っかけたシュートが左のポストを直撃。リバウンドを拾ったソリー・マーチのグラウンダーはアルデルヴァイレルトが何とかカットしたものの、スパーズの選手たちがアグレッシブなホームチームに威圧されているのは明らかでした。

この試合の注目ポイントは、ガレス・ベイル、ベルフワイン、ソン・フンミンを3トップに据えたスパーズのアタックでした。9分、ホイビュルクとガレス・ベイルのポストプレーは、5番のパスを左足でコントロールしてシュートを放ったレフティがオフサイド。12分にマック・アリスターが思い切りよく打ったミドルは、クロスバーすれすれを越えていきます。17分に先制したのはブライトン。マック・アリスターのスルーパスがボックス右に入り、パスカル・グロスが完全にフリーになってしまいました。丁寧なグラウンダーがトロサールの足元に入り、流し込めばOKのボレーが右隅へ。急造3トップのチームは、早期にイーブンに戻したかったのですが…。

21分のCKをクリアしたのはダヴィンソン・サンチェス。こぼれ球を拾ったマック・アリスターのミドルは右に逸れました。29分にソン・フンミンが仕掛けた速攻は、中央でラストパスを受けたベルフワインが左に外します。32分、ドリブルで右にまわったトロサールが中央に折り返すと、ダヴィンソン・サンチェスを背負ってトラップしたモペイは、うまく反転できずにミスキック。37分のCKをダンクがヘッドで叩くと、ポストの前に立っていたガレス・ベイルが頭で外にクリアしました。彼の手柄といえるのは、このクリアと53分にヴィニシウスに合わせたCKだけでしょう。

1-0の後半も、ブライトンが先に追加点をゲットする雰囲気が漂っていました。56分のCKからの二次攻撃で、パスカル・グロスの高速グラウンダーをモペイがボレー。ゴール前のウェブスターに当たって枠を襲ったボールは、ロリスが右に飛ぶビッグセーブで致命的な失点を回避しました。72分、ソリー・マーチのクロスに合わせたモペイのヘディングは、うまく当たらず右にアウト。75分のソン・フンミンのミドルは、GKロベルト・サンチェスが落ち着いて処理しました。

直後、ベン・デイヴィスのパスを受け、ワンステップで放ったヴィニシウスの一撃は決定的でしたが、ロベルト・サンチェスがビッグセーブ。最後の決定機は、勝利を目前にしているブライトンでした。84分のカウンター。マック・アリスターのスルーパスでロリスと1対1になったパスカル・グロスは、無理に狙わず中央でフリーだったコノリーにまかせました。枠に入れるだけだったコノリーのボレーは、何とか戻ったアルデルヴァイレルトが一か八かのスライディングで足に当てますが、スパーズはこの後のアタックで追いつくことはできませんでした。

シュート数16対8の完敗で、プレミアリーグ6位に転落。10位のアーセナルが1試合多いとはいえ、ギャップは2ポイントしかありません。ルーカス・モウラ、ガレス・ベイル、ヴィニシウス、デル・アリと前線の選手たちを眠らせているモウリーニョ監督は、ハリー・ケインとソン・フンミン頼みのチームを活性化することができるでしょうか。速攻依存のチームを率いる指揮官がオプションを開発できなければ、プレミアリーグTOP4フィニッシュは難しいといわざるをえません。


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