2021.02.03 プレミアリーグ観戦記プレミアリーグ観戦記2020-21
【Wolves×Arsenal】順調だった前半終了間際の悪夢…1発レッド2枚でアーセナル、撃沈!
チェルシーとのビッグロンドンダービーを制した後、プレミアリーグ6試合を4勝2分と復活したアーセナル。ウルヴスの本拠地モリニューに乗り込む22節は、しっかり勝ち切っておきたい一戦です。ダヴィド・ルイスとの激突でラウル・ヒメネスが頭がい骨骨折という重傷に見舞われたヌーノ監督のチームは、その後のプレミアリーグ10試合を1勝2分7敗という極度のスランプに陥っています。エミレーツで1-2で敗れた相手は、今なら叩けそうですが、アルテタ監督は主力4人を失っています。
GKレノ、DFベジェリン、ホールディング、ダヴィド・ルイス、セドリク・ソアレス。センターはトーマス・パーティーとジャカ、2列めはサカ、スミス・ロウ、ニコラ・ペペ、前線にラカゼット。左サイドに欠かせないティアニーをはじめ、ダニ・セバージョス、パブロ・マリが負傷欠場で、母親の健康が悪化したためチームを離れていたオーバメヤンも、トップフォームではないようです。キックオフ直後に、トーマス・パーティーのロングフィードがラインの裏に入り、サカがルイ・パトリシオと1対1。左足のシュートはアウトにかかり、ポストに阻まれてしまいました。
4分にドリブルでボックス右を突破したのはセドリク・ソアレス。セメドをかわしたSBのグラウンダーはサカの後ろに出てしまい、戻りながらニアを狙ったシュートはGKの守備範囲です。9分のFKからの流れで、左のスミス・ロウがクロスを上げると、ホールディングが頭で触ったボールをラカゼットが中央に折り返し。サカのボレーが左隅に吸い込まれますが、VARは9番のオフサイドをチェックしています。11分のウルヴスのショートコーナーは、キルマンのヘッドがクロスバーを越えていきました。
23分、セメドの鋭いミドルをレノがセーブすると、こぼれ球に詰めたアダマ・トラオレの前でホールディングがクリア。25分にスミス・ロウがボックス左をドリブルで突破すると、落としを浮けたニコラ・ペペの強烈な一撃は、ルイ・パトリシオがビッグセーブを披露してCKに逃れました。32分、敵陣で奪ったニコラ・ペペがラカゼットのリターンをもらってボックスの左脇でキープ。セメドとルベン・ネヴェスを強引に抜き去って打った右足のシュートが、ファーのサイドネットに突き刺さりました。調子を上げてきたレフティは、今季プレミアリーグ4発めです。
ウルヴスに可能性が感じられたのは、ペドロ・ネトのドリブルとセットピースのみだったのですが、前半終了間際に事件が起こりました。カウンターを仕掛けたポデンスが1月に加わったウィリアン・ジョゼにスルーパスを通すと、ダヴィド・ルイスが後ろから足を引っかけてしまい、1発レッド&PK。ルベン・ネヴェスがレノの逆を突いて右上に収め、前半は1-1で終わりました。アルテタ監督は、ラカゼットを手離してガブリエウ・マガリャンイスを投入。前半はガナーズペースでしたが、後半は違う展開になりそうです。
48分にモウティーニョが放ったロングシュートは、左のポストを叩くスーパーショット。10人のガナーズは、いきなり1点を追う展開を強いられています。56分に2人をかわしてゴール前に飛び出したペドロ・ネトは、ガブリエウに止められました。58分にボックス右を突破したベジェリンの折り返しは、ルベン・ネヴェスが戻ってクリア。アルテタ監督は、残り30分となったところでニコラ・ペペを諦め、今季プレミアリーグ5ゴールのオーバメヤンに勝負を託しました。
72分、左からカットインしたウィリアン・ジョゼのミドルはレノの正面。直後、縦に出たボールを追ってボックスを飛び出したレノが右手でクリアし、この日2枚めの1発レッドです。GKルナルソンが入り、下がったのはトーマス・パーティー。77分にペドロ・ネトが左から打ったシュートは、入ったばかりのGKが左に飛んでセーブしました。1分後、2人をかわしたネトが再度左足で狙うと、GKが足でブロック。90分に右からベジェリンがスプリントし、ゴールライン際からの折り返しがオーバメヤンに入るも、ボレーはオレンジの壁に阻まれ、フォローしたサカのシュートも渋滞に引っかかりました。
0-3で勝てるのではないかと思わせる順調な展開から、2-1の逆転負け。ダヴィド・ルイスのプレイはプロフェッショナルなファールには見えなかっただけに、PK&レッド&サスペンデッドの三重苦は厳しすぎると思いましたが、不用意であったのは否めません。そして、レノ…!堅守を支えてきた2人の致命的な判断ミスによって、アーセナルは自らを苦しい状況に追い込んでしまいました。
次節からの3試合は、絶好調アストン・ヴィラ、曲者リーズ、最強マンチェスター・シティ。EL出場権ゾーンが視界に入っていたチームは、ここで踏ん張れなければ、目標のない勝ち負けを繰り返すシーズンを過ごすことになります。
GKレノ、DFベジェリン、ホールディング、ダヴィド・ルイス、セドリク・ソアレス。センターはトーマス・パーティーとジャカ、2列めはサカ、スミス・ロウ、ニコラ・ペペ、前線にラカゼット。左サイドに欠かせないティアニーをはじめ、ダニ・セバージョス、パブロ・マリが負傷欠場で、母親の健康が悪化したためチームを離れていたオーバメヤンも、トップフォームではないようです。キックオフ直後に、トーマス・パーティーのロングフィードがラインの裏に入り、サカがルイ・パトリシオと1対1。左足のシュートはアウトにかかり、ポストに阻まれてしまいました。
4分にドリブルでボックス右を突破したのはセドリク・ソアレス。セメドをかわしたSBのグラウンダーはサカの後ろに出てしまい、戻りながらニアを狙ったシュートはGKの守備範囲です。9分のFKからの流れで、左のスミス・ロウがクロスを上げると、ホールディングが頭で触ったボールをラカゼットが中央に折り返し。サカのボレーが左隅に吸い込まれますが、VARは9番のオフサイドをチェックしています。11分のウルヴスのショートコーナーは、キルマンのヘッドがクロスバーを越えていきました。
23分、セメドの鋭いミドルをレノがセーブすると、こぼれ球に詰めたアダマ・トラオレの前でホールディングがクリア。25分にスミス・ロウがボックス左をドリブルで突破すると、落としを浮けたニコラ・ペペの強烈な一撃は、ルイ・パトリシオがビッグセーブを披露してCKに逃れました。32分、敵陣で奪ったニコラ・ペペがラカゼットのリターンをもらってボックスの左脇でキープ。セメドとルベン・ネヴェスを強引に抜き去って打った右足のシュートが、ファーのサイドネットに突き刺さりました。調子を上げてきたレフティは、今季プレミアリーグ4発めです。
ウルヴスに可能性が感じられたのは、ペドロ・ネトのドリブルとセットピースのみだったのですが、前半終了間際に事件が起こりました。カウンターを仕掛けたポデンスが1月に加わったウィリアン・ジョゼにスルーパスを通すと、ダヴィド・ルイスが後ろから足を引っかけてしまい、1発レッド&PK。ルベン・ネヴェスがレノの逆を突いて右上に収め、前半は1-1で終わりました。アルテタ監督は、ラカゼットを手離してガブリエウ・マガリャンイスを投入。前半はガナーズペースでしたが、後半は違う展開になりそうです。
48分にモウティーニョが放ったロングシュートは、左のポストを叩くスーパーショット。10人のガナーズは、いきなり1点を追う展開を強いられています。56分に2人をかわしてゴール前に飛び出したペドロ・ネトは、ガブリエウに止められました。58分にボックス右を突破したベジェリンの折り返しは、ルベン・ネヴェスが戻ってクリア。アルテタ監督は、残り30分となったところでニコラ・ペペを諦め、今季プレミアリーグ5ゴールのオーバメヤンに勝負を託しました。
72分、左からカットインしたウィリアン・ジョゼのミドルはレノの正面。直後、縦に出たボールを追ってボックスを飛び出したレノが右手でクリアし、この日2枚めの1発レッドです。GKルナルソンが入り、下がったのはトーマス・パーティー。77分にペドロ・ネトが左から打ったシュートは、入ったばかりのGKが左に飛んでセーブしました。1分後、2人をかわしたネトが再度左足で狙うと、GKが足でブロック。90分に右からベジェリンがスプリントし、ゴールライン際からの折り返しがオーバメヤンに入るも、ボレーはオレンジの壁に阻まれ、フォローしたサカのシュートも渋滞に引っかかりました。
0-3で勝てるのではないかと思わせる順調な展開から、2-1の逆転負け。ダヴィド・ルイスのプレイはプロフェッショナルなファールには見えなかっただけに、PK&レッド&サスペンデッドの三重苦は厳しすぎると思いましたが、不用意であったのは否めません。そして、レノ…!堅守を支えてきた2人の致命的な判断ミスによって、アーセナルは自らを苦しい状況に追い込んでしまいました。
次節からの3試合は、絶好調アストン・ヴィラ、曲者リーズ、最強マンチェスター・シティ。EL出場権ゾーンが視界に入っていたチームは、ここで踏ん張れなければ、目標のない勝ち負けを繰り返すシーズンを過ごすことになります。
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試合後しばらくたってから、ベジェリンがレフェリーを揶揄するようなツイートをしています。
審判に反感を買うようなツイートは慎んだ方が後々のためにいいと思うのですが、いずれにせよ納得のいかない内容だったのだと思います。
10人になった敵チームに後半いち早くトドメを刺しにいったウルヴスの判断は当然なので、アーセナルとしては後半開始10分くらいはノラリクラリと試合を落ち着けコントロールするようなプレーが大事だったんじゃないかなぁと思っています。
明らかに前掛かりに空回りした挙げ句にレノの退場でジ・エンド。
カソルラ以降のアーセナルには、賢くプレーする司令塔がずっと不在のままだなぁと思います。
いずれにせよ負けは負け。
気持ちを週末に切り替えて頑張ってほしいです。