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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Leicester×Liverpool】アリソンがまたもキックミス、悪夢の7分…自滅したレッズ、クロップ体制で初の3連敗!

ボクシングデーまでは首位。その後のプレミアリーグ9試合を2勝3分4敗と崩れ、全勝のマンチェスター・シティに10ポイント差に引き離されました。これ以上負けられないリヴァプールは、プレミアリーグ3位に食い込んだレスターに勝ち切ることができるでしょうか。クロップ監督は、1月に獲得したオザン・カバクをヘンダーソンの相棒に指名しました。GKアリソン、DFアーノルド、カバク、ヘンダーソン、ロバートソン、MFワイナルドゥム、ミルナー、カーティス・ジョーンズ、FWサラー、フィルミーノ、マネ。開始早々のロバートソンのアーリークロスは、フィルミーノの前でソユンチュがクリアしました。

2分にハーフライン付近でパスを受けたのは、ジェームズ・マディソン。アリソンが出ているのを見て狙った超ロングシュートは高さが足りず、プレミアリーグ屈指の守護神が戻りながらキャッチしました。左右から積極的にクロスを放り込むリヴァプール。アーノルドが入れるきわどいボールには、ソユンチュとジョニー・エヴァンスがしっかり対応しています。

10分にヘンダーソンのロングフィードでサラーがラインの裏に抜け出しますが、マークを気にした右足のタッチは明らかにミス。1分後、ハーヴィー・バーンズが斜めに浮かしたボールがカバクの背後に落ちると、アリソンを出し抜こうとしたジェイミー・ヴァーディーのループシュートはバーを越えていきました。

16分、右からのCKのクリアがファーのサラーに届くも、ボレーは脛に当たって右にアウト。ミルナーは負傷したようで、17分という早い時間にチアゴ・アルカンタラに後を譲りました。20分にアーノルドがカウンターを仕掛け、ワンタッチでボックスに入ったサラーがシュマイケルと1対1。中央に浮いたラストパスにマネが飛び込みますが、アマーティがコースを塞ぎ、スライディングシュートは右に外れました。

26分、ドリブルで右サイドに流れたロバートソンがサラーに預け、ボックス右脇に入ったフィルミーノに縦パスが通ると、飛び出したシュマイケルが体を張って折り返しをクリア。29分のジェームズ・マディソンのミドルは、オザン・カバクがブロックしました。36分、左から上がったハーヴィー・バーンズがクロスを上げると、マークを外したヴァーディーのヘッドはアリソンの正面。アーノルド、フィルミーノ、ロバートソンとつながった39分の速攻は、スコットランド代表SBの左足シュートがアマーティーのかかとで跳ねてCKです。

42分、右からのロングフィードをジェームズ・マディソンがヒールで前に流すと、ヘンダーソンの裏に飛び出したヴァーディーがアリソンと向き合いますが、右足の強烈な一撃は狙いよりも浮いてしまい、クロスバーにヒットしてゴール裏に消えていきました。45分、右サイドにいたオルブライトンのサイドチェンジがヘンダーソンの頭をかすめ、さらったヴァーディーが縦に持ち出すと、前に出てきたアリソンがコースを塞いでクリア。ヴァーディーは4回の決定機をものにできず、前半は0-0で終わりました。

後半の最初の5分は、互角の展開。50分にFKを得たレスターは、クリアを拾って左サイドに出したボールをジェームズ・マディソンが縦に持ち出します。鋭いグラウンダーがヴァーディーに届くかと思いきや、アリソンが手前でキャッチ。昨季プレミアリーグ王者が失点を喫していないのは、前に出てきてくれる守護神のおかげです。56分のアーノルドのFKは、壁に当たって右隅に飛びますが、クロスバーに阻まれ先制はなりませんでした。

66分、ティーレマンスのロングフィードをインターセプトしたアーノルドがミドルシュートを放つと、クリアされたボールが足元に戻り、快足SBは迷わずボックス右に持ち込みます。グラウンダーに先着したフィルミーノが巧みにヒールで落とすと、サラーが完璧なダイレクトショットを左隅に収めました。エースの今季プレミアリーグ17発めでリードしたレッズは、レスターの反撃を受けてラインが下がり始めています。

78分、ボックス左でチアゴがヴァーディーを引っかけたシーンは、VARによってPKが覆ってFK。ジェームズ・マディソンが直接決めた後、アマーティーがオフサイドを取られますが、こちらもVARによってセーフとなりました。1-1となった直後、カバクがクリアできるボールにアリソンが絡み、キックミス。ヴァーディーが無人のゴールに流し込み、レスターが一気に逆転しました。

83分、左サイドで3人抜いたハーヴィー・バーンズのシュートをアリソンが左に弾くと、詰めたヴァーディーの決定的な一撃もGKがビッグセーブ。85分にサラーが不用意な横パスをさらわれ、エンディディの縦パスで抜け出したハーヴィー・バーンズが難なく右隅に決めました。自陣でミスを繰り返し続けた悪夢の7分、誰も止められなかった自滅。クロップ監督の就任以降、プレミアリーグで連敗がなかったリヴァプールは、3連敗を喫してTOP4からも滑り落ちようとしています。

前半は的確な飛び出しでチームを救っていた守護神が、2試合連続で致命的なキックミス。前線にロングフィードを上げたティーレマンスは、ボールがヴァーディーの足元にこぼれるまで、短かったと反省していたしていたはずです。落下点を探っていたカバクはアリソンの姿が視界に入らず、CBの体勢が悪いと判断したGKは声をかけずに突進し、交錯してしまいました。リードしてから、別なチームに入れ替わったかのように受けにまわってしまったチームは、マン・シティ戦のダメージを潜在的に引きずっていたのかもしれません。

悪夢は勝って忘れるしかありません。ライプツィヒとのCLラウンド16の後、次節はアンフィールドでマージーサイドダービー。ここで踏ん張れなければ、TOP4争いからも脱落してしまいます。1年前、25戦24勝だったチームは、強かった頃の自分たちを思い出すことができるでしょうか。今も心の震えが止まらない衝撃の敗戦でした。ヴィルジル・ファン・ダイクがいてくれれば…。


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“【Leicester×Liverpool】アリソンがまたもキックミス、悪夢の7分…自滅したレッズ、クロップ体制で初の3連敗!” への1件のコメント

  1. アイク より:

    いつも更新ありがとうございます。
    怪我と過密日程はレッズだけではありませんが、良すぎた去年との落差もあいまって大変堪えます。
    新戦力がレギュラー級になれず調子を落とした選手を引っ張るしかありません。冬の加入で即座にフィットしチームを変えたファンダイクが、当時以上に眩しく感じられます。
    シティとの明暗は見事なくらいですね…ペップには100%リスペクトです!

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