2021.04.05 プレミアリーグ観戦記プレミアリーグ観戦記2020-21
【MAN.UTD×Brighton】やっぱりブルーノ!堅守に手を焼いたマン・ユナイテッド、逆転で勝ち点60!

キックオフから、マンチェスター・ユナイテッドが波状攻撃。4分、ボックス左手前でラシュフォードの落としを受けたブルーノ・フェルナンデスは、右足のミドルを浮かしてしまいます。8分、左からのFK。短いパス交換からブルーノ・フェルナンデスがクロスを上げると、ダンクのクリアをトラップしたグリーンウッドの一撃は右のポストを叩きました。13分、先制はブライトン。右に流れたモペイのクロスがリンデロフとワン=ビサカの間に入り、フリーのウェルベックのヘッドがゴールの正面を襲います。足でブロックしたディーン・ヘンダーソンは、浮いたボールをプッシュした2度めのヘッドまでは止められませんでした。
19分、左からのFKをパスカル・グロスが中央に入れると、ダンクのヘッドはディーン・ヘンダーソンが上に弾き出しました。サイドで勝てなくなったマンチェスター・ユナイテッド。ブルーノのポジションが低く、後方から楔を入れるタイミングで中央が薄いのが気になります。フレッジ、グリーンウッド、ルーク・ショーが強引なドリブルを潰され、31分にカウンターを仕掛けたカバーニも、ラストパスをラシュフォードに通せず。38分にルーク・ショーとラシュフォードが左サイドを突破し、ボックス左のブルーノが流したボールに走り込んだポグバは、ボレーを左に外してしまいました。
46分のCKからモダーが放った右足のボレーは、惜しくもポストの右。前半は0‐1、シュート3本に終わったマンチェスター・ユナイテッドは、オンターゲットが1本もありません。後半開始からポゼッションを取るホームチーム。51分にラシュフォードが放った無回転ミドルは、GKロベルト・サンチェスの正面です。60分、ポグバのスルーパスでラインの裏に抜けたブルーノ・フェルナンデスのシュートは、速い飛び出しでコースを切ったロベルト・サンチェスが胸に当てました。
62分、マグワイアのクリアから敵陣で競り合いになり、こぼれ球を拾ったブルーノ・フェルナンデスが中央からドリブル突破。ラストパスをボックス左で受けたラシュフォードのダイレクトショットがGKの脇を抜け、プレミアリーグ2位が同点に追いつきました。69分、右からのクロスのクリアをポグバがブルーノに当て、フレッジがダイレクトで叩くと青い壁にヒット。直後のブライトンのカウンターは、左に流れたモペイのラストパスでGKの前に出たウェルベックが転倒しますが、競ったマグワイアはPKを取られませんでした。

スールシャール監督は、すぐにポグバを下げ、マクトミネイ投入で逃げ切り体制。再三のセットピースをしのいだマンチェスター・ユナイテッドが、勝ち点を60に伸ばしました。いや、危なかった…!ブライトンは3バックの的確なポジショニングとイヴ・ビスマ、ララナの寄せの速さが目立ち、ラストパスとクロスのコースをことごとく切られました。同点ゴールも決勝ゴールも、ブルーノ・フェルナンデスの判断スピードの勝利。ラシュフォードをフリーにするドリブルのコース取りと、ルーク・ショーにボックス左に出させる的確なランによって生み出したゴールでした。
次節のトッテナム戦で勝てば、TOP4は当確といえるのではないでしょうか。マン・シティの下でプレミアリーグを終え、ヨーロッパリーグを勝ち切れれば、悪くないシーズンだったと思えるでしょう。ブルーノ・フェルナンデスの入団以降のプレミアリーグは25勝13分4敗で、アウェイ無敗。いい形で今季を締め、次のシーズンは最後まで優勝を争っていただければと思います。
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