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【Leicester×MAN.CITY】レスターを敵地で完封したマン・シティ、優勝まであと4勝!

レスターはシュート5本、オンターゲット2本で完敗。3位とのアウェイゲームを0‐2で制したマンチェスター・シティが、プレミアリーグ制覇にまた1歩近づきました。残り7試合を4勝3敗で優勝決定。マンチェスター・ユナイテッドとの得失点差が21もあるので、3勝1分3敗でもOKでしょう。残り7試合で、TOP10とのゲームはアストン・ヴィラ、チェルシー、エヴァートンのみ。チャンピオンズリーグび集中できる状況となりました。

さっそく、レスターとの一戦を振り返りましょう。ペップ・グアルディオラ監督は、ドルトムント戦をにらんでジョン・ストーンズ、ギュンドアン、フォーデン、ジョアン・カンセロ、スターリングを温存しました。GKエデルソン、DFカイル・ウォーカー、ルベン・ディアス、ラポルテ、バンジャマン・メンディ、中盤センターにロドリとフェルナンジーニョ、2列めはガブリエウ・ジェズス、デブライネ、マフレズ、最前線には退団を発表したばかりのセルヒオ・アグエロ。3節のエティハドでは、PKを3発決めたレスターが2-5で大勝しましたが、マン・シティの最終ラインを混乱させたハーヴィー・バーンズは負傷欠場です。

開始5分、フェルナンジーニョのロングシュートがゴール左隅に決まりますが、オフサイドポジションにいたアグエロがシュマイケルの視界を遮ったと見做されてノーゴール。ヴァーディーとイヘアナチョが前線に並ぶ3-4-1-2で戦うホームチームは、自陣に引いてカウンターのチャンスを窺っています。10分過ぎからは、マン・シティのハーフコートマッチ。白いシャツを纏った首位チームは、奪われた直後の厳しいプレスを徹底しており、2トップへの供給源となるティーレマンスはロドリにつぶされています

18分、カスターニュのクリアをマフレズが足に当てると、浮いたボールの落下点にいたのはセルヒオ・アグエロ。ニアを狙った左足ボレーはうまくミートせず、高く浮いてしまいました。21分、フェルナンジーニョの縦パスを受けたデブライネのミドルは、シュマイケルの頭上にアウト。2分後のデブライネのFKは、クロスバーに阻まれました。27分にマフレズのスルーパスで左から抜けたガブリエウ・ジェズスは、中央のアグエロに折り返せず、シュマイケルが悠々とキャッチ。サイドからの速いクロスにレスター守備陣は必死で対応し、フリーのシュートを許しません。

41分、カイル・ウォーカーのスローインをガブリエウ・ジェズスがヒールで落とすと、中に斬り込んだマフレズの決定的なシュートはシュマイケルが足に当てるビッグセーブ。44分にデブライネの縦パスで左から上がったガブリエウ・ジェズスは、切り返しからのシュートを打ち上げてしまいます。ハーフタイムは0-0。後半が始まって3分、オルブライトンのパスを受け、右から中央に斬り込んだティーレマンスのミドルはエデルソンの正面です。

51分、ハーフライン手前で奪ったレスターのカウンター。ラポルテを抜いたイヘアナチョがラストパスを右に流すと、ティーレマンスのフィニッシュはルベン・ディアスがスライディングでブロックしました。56分に左から縦にスプリントしたジェズスがファーに浮かすと、アグエロのボレーは右に外れます。58分、デブライネが右のマフレズにパスを通すと、左足のシュートはシュマイケルがパンチ。フォローしたロドリのクロスがティーレマンスに当たり、バンジャマン・メンディの足元にこぼれます。オルブライトンが切り返しでかわされた瞬間、ゴールが約束されました。左SBが右隅を狙ったコントロールショットに、シュマイケルの左手は届きませんでした。

リードしたマン・シティが勝負を決めたのは、74分。デブライネが縦に滑らせた完璧なスルーパスでガブリエウ・ジェズスが抜け出し、左でフリーだったスターリングにグラウンダーが転がります。シュマイケルと向き合ったスピードスターは無理をせず、リカルド・ペレイラのスライディングをかわして9番にリターン。ジェズスのスライディングシュートがゴールのど真ん中に決まりました。

77分にジョニー・エヴァンスからボール奪取したジェズスがデブライネに預け、右から上がってきたマフレズにラストパスが通るも、左足インフロントのフィニッシュはファーポストの外。オルブライトンと代わって中盤に入ったジェームズ・マディソンは復帰初戦で本調子ではなく、左からのクロスをリカルド・ペレイラが中央に落とした85分の決定機に、右足のボレーをエデルソンの正面に打ってしまいました。

かくして首位がクリーンシートで完勝。マン・シティの堅守とパスワークを存分に味わった90分でした。敗れたレスターは、暫定4位のチェルシーとの差は5ポイント、5位トッテナムとは7ポイント。ラスト2試合が彼らとのシックスポインターとなっており、現在のギャップをキープして決戦に臨みたいところです。プレミアリーグ2020-21シーズンは残り8節。最終盤の興味は優勝争いではなく、TOP4と残留をめざすバトルです。(バンジャマン・メンディ 写真著作者/Steindy (talk) )


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“【Leicester×MAN.CITY】レスターを敵地で完封したマン・シティ、優勝まであと4勝!” への1件のコメント

  1. ペップの街 より:

    更新有難うございます。強烈なカウンターを持つレスターを抑え込んだ完封劇でした。
    「剛」のイメージが強いメンディが見事な切り返しから右隅に流し込んだ「巧み」のプレーにビックリ‼️ジェズスにパスを送ったスターリングは冷静でしたね。後ははCLでの戦いぶりに注目です。

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