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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【MAN.CITY×Leeds】シュート数29対2…しかし勝ったのは2本とも決めたアウェイチーム!

ドルトムントとのアウェイゲームを控え、ペップ・グアルディオラはメンバーを落としてきました。プレミアリーグ31節、マンチェスター・シティVSリーズ・ユナイテッド。先制ゴールを許したものの、前半終了間際にリアム・クーパーが退場となり、10人の相手に負けるとは思えなかったのですが…。ペップVSビエルサの師弟対決は、ポゼッション28%&シュート2本という貧弱なスタッツしか残せなかったアルゼンチン人の師匠の劇的な勝利で幕を閉じました。さっそく、試合の流れを振り前ってみましょう。

GKエデルソン、DFジョアン・カンセロ、ジョン・ストーンズ、ナタン・アケ、バンジャマン・メンディ、MFフェルナンジーニョ、ベルナルド・シウヴァ、ジンチェンコ、FWフェラン・トーレス、ガブリエウ・ジェズス、スターリング。ハムストリングを痛めて離脱していたナタン・アケは、3ヵ月半ぶりのプレミアリーグです。3分もしないうちにポゼッションを取ったマンチェスター・シティは、普段とは違うメンバーの特徴を確かめ合うような足元へのパスが目立っています。

15分、ボックス右でスルーパスを受けたタイラー・ロバーツがグラウンダーを入れると、中でフリーだったパトリック・バンフォードは空振り。19分にフェルナンジーニョの縦パスで左から上がったスターリングは、ジョレンテをかわして打ったシュートがGKメリエの正面です。21分のCKは、フェラン・トーレスとガブリエウ・ジェズスの連打がいずれも渋滞に引っかかりました。今季プレミアリーグで48失点と守備に難があるリーズですが、一方的に攻められながらも、フリーで打たれるシーンはありません。

バンジャマン・メンディが敵の深い位置で奪った27分のチャンスは、スターリングのラストパスが味方に通らず。31分、バイタルエリアに侵入したジョン・ストーンズが右から上がったフェルナンジーニョにスルーパスを通すと、ニアに転がったグラウンダーはGKメリエが足でクリアしました。34分にジンチェンコが左からFKを蹴ると、飛び出したフェラン・トーレスのヘッドはクロスバー越え。38分にフェルナンジーニョがドリブルで2人をかわし、走り込んだスターリングに優しいラストパスを転がしますが、タッチした瞬間にミスとわかるシュートで終わりました。

42分、クーパーからのロングフィードを左サイドのエルデル・コスタがキープ。近くにいたバンフォードがパスを受け、ダラスに落とすと、右足で放ったスーパーショットがニアポストの内側を叩いて枠に飛び込みました。0‐1となった直後、スターリングの膝を蹴ってしまったクーパーにイエローカード。ウインガーが治療を受けている間に行われたオンフィールドレビューで、アンドレ・マリナーさんのカードの色は赤に変わります。ビエルサ監督は、パスカル・ストライクに代役をまかせ、今季プレミアリーグ14ゴールのバンフォードを削りました。

後半に入ると、マン・シティの布陣が変わっています。CBはジョン・ストーンズとフェルナンジーニョ、左SBにナタン・アケ。バンジャマン・メンディがウイングに上がり、スターリングは右にいます。47分にジョン・ストーンズがドリブルで突進してファールをもらうと、ジンチェンコのFKは壁にヒット。11対10となった残り時間の興味は、「プレミアリーグ首位チームがいつ追いつくか」に絞られています。バンフォードを見るという役割から解放されたジョン・ストーンズが何度もドリブルで中央突破を図り、53分にジンチェンコが左足で狙った強烈な一撃は、メリアが左に飛ぶビッグセーブで阻みました。

ナタン・アケがギュンドアンに代わった直後、61分にミドルをメリエに捕られたジョン・ストーンズはフリー。マンツーマンベースで守るリーズは、CBの上がりまで対応できないと匙を投げているように見えます。効果的な戦術ではあるのですが、彼がバイタルエリアに入ると中央にワインレッドが密集します。サイドに出たボールを中央に送るバンジャマン・メンディ、ジョアン・カンセロ、フェラン・トーレスは、ことごとく跳ね返されています。74分、メンディが下がってフォーデンが左サイドへ。クロスは弾かれ、ミドルが宙に浮くシーンが続くなかで、カットインから狙えるアタッカーの投入は妥当なチョイスでしょう。

76分、フェルナンジーニョの速い縦パスがベルナルド・シウヴァに入り、横に流したボールをフェラン・トーレスがダイレクトで叩くと、スリップしたメリエの指先を抜けたボールがネットに突き刺さりました。勢いに乗るかと思われたマン・シティは、もう1点という気持ちが強まり、強引なプレイが増えてしまった感があります。85分、自陣からのパスでハフィーニャが右から独走。1対1になったサイドアタッカーは、エデルソンを抜こうとしてカットされてしまいました。

マン・シティが攻め込んでいた91分、メリエのスローからアリオスキ、エルデル・コスタ、アリオスキと左でつながり、鋭い縦パスでダラスがジョン・ストーンズの裏を突きました。CBは並走するのが精一杯。フリーでエデルソンと対峙したダラスが股間を抜き、ついに勝負が決します。29本のシュートを浴びせたチームは、相手の読みを外すようなプレイが少なく、冷静に守らせてしまったのも敗因のひとつでしょう。

プレミアリーグ2020-21シーズンの優勝争いがおもしろくなった…?いや、マン・ユナイテッドが連勝して残り6試合で8ポイント差になったとしても、「Xデーが後ろにずれた」だけです。(イラン・メリエ/写真著作者/Supporterhéninois スチュワート・ダラス/写真著作者/Jrppezza)


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“【MAN.CITY×Leeds】シュート数29対2…しかし勝ったのは2本とも決めたアウェイチーム!” への1件のコメント

  1. ペップの街 より:

    まあ、しかし、たった2本のシュートが決まって・・・しかしリーズは鍛えられた良いチームでビエルサの指示に忠実によく守りました。そのうちに守備のリズムも出てきて。CLでこんなことが起きないことを祈るばかりです。

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