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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Tottenham×MAN.UTD】ありがとうカバーニ!マン・ユナイテッドが逆転でアウェイ無敗キープ!

プレミアリーグ2位のマンチェスター・ユナイテッドは勝ち点60、6位スパーズは49。TOP4を争う2チームが、トッテナム・ホットスパー・スタジアムで激突します。4節のオールド・トラフォードではホームチームが1-6惨敗。スールシャール監督と選手たちは、同じ失敗を繰り返すわけにはいきません。さっそく、両者のスタメンを紹介しましょう。ホームのスパーズは、トップ下にロ・チェルソが入っています。GKロリス、DFセルジュ・オーリエ、エリック・ダイアー、ロドン、レギロン。センターにホイビュルク&エンドンベレ、2列めにソン・フンミン、ルーカス・モウラ、ロ・チェルソ、最前線にはプレミアリーグ19ゴールのハリー・ケインです。

対するマンチェスター・ユナイテッドは、現在のベストメンバーといっていいでしょう。GKディーン・ヘンダーソン、DFワン=ビサカ、リンデロフ、マグワイア、ルーク・ショー。中盤センターはマクトミネイとフレッジ、2列めはラシュフォード、ブルーノ・フェルナンデス、ポグバ、ワントップにカバーニという布陣です。開始90秒、速攻から右に展開したスパーズの最初のシュートは、ルーカス・モウラ。右足のミドルは、ルーク・ショーが足元に入ってCKに逃れました。

サイドアタックを仕掛けるスパーズに対して、強引なロングフィードを通せずに終わっているマンチェスター・ユナイテッド。15分を過ぎても、アウェイチームにシュートはありません。16分、前線に上がったポグバが競り勝ち、落としを受けたカバーニが右に流すと、ラシュフォードのダイレクトショットはエリック・ダイアーがブロック。ラシュフォードが右、ポグバが左という形が機能しなかったアウェイチームは、左右を入れ替えています。

33分、ポグバのスルーパスをカバーニが決めますが、直前にマクトミネイの手がソン・フンミンの顔に入ったシーンをファールとされてノーゴール。40分、エンドンベレのロングフィードをハリー・ケインがダイレクトで右に流すと、マグワイアの裏を取ったルーカス・モウラが逆サイドでフリーのソン・フンミンに打たせます。ニアを狙ったシュートにディ-ン・ヘンダーソンは触れず、1-0。ビハインドを背負って後半に入ったンチェスター・ユナイテッドは、リスクを取って攻めなければなりません。

48分のハリー・ケインのループシュートは、クロスバー越え。52分にブルーノ・フェルナンデスがドリブルで仕掛けると、ボックス右でパスをもらったワン=ビサカが外のポグバに預けますが、カバーニをめがけて入れた速いクロスはロドンが前に入ってクリアしました。58分、フレッジ、ブルーノ、フレッジ、ラシュフォード、フレッジとつながった中央突破。ラストパスでゴール前に飛び出したカバーニのシュートをロリスが弾くと、詰めたフレッジが今季プレミアリーグ初ゴールをど真ん中に蹴り込みました。

60分にホイビュルクの浮き球に反応したセルジュ・オーリエが、ルーク・ショーとマグワイアを切り返しでかわしてシュート。SBにヒットしたボールが逆サイドに流れると、ソン・フンミンの一撃はディーン・ヘンダーソンが足でブロックしました。63分にブルーノ・フェルナンデスが左足で放ったゴール前で落ちるボールは、ロリスが左に飛んで手に当てるビッグセーブ。67分のCKのクリアから、ルーク・ショーがボックス右にロングフィードを通すと、ブルーノの折り返しをトラップしたポグバのヒールキックはエリック・ダイアーがカットしました。

モウリーニョはロ・チェルソをシソコ、スールシャールはラシュフォードをグリーンウッド。73分にホイビュルクが左のソン・フンミンにつなぐと、縦パスがハリー・ケインに渡り、角度のないところから放ったシュートはディーン・ヘンダーソンが足で弾きました。74分のグリーンウッドのミドルは、ニアポストの外。79分、ブルーノが右のグリーンウッドに預け、中央にクロスが入ると、カバーニのダイビングヘッドがゴールの右隅に吸い込まれました。

失点の直前にエンドンベレをラメラに代えていたモウリーニョ監督は、82分にルーカス・モウラをガレス・ベイル。スパーズのアタックは単調になり、マン・ユナイテッドはシュートを打たせずにしのいでいます。90分、ブルーノ・フェルナンデスが下がってマティッチ。時間をうまく遣っていたマンチェスター・ユナイテッドは、96分にとどめを刺しました。ダブルタッチで2人をかわしたポグバが右にラストパスを通すと、グリーンウッドが右足一閃。1-3でリベンジを果たしたプレミアリーグ2位チームが、昨季から続けているアウェイ無敗記録を23に伸ばし、首位マン・シティとの差を11ポイントに縮めました。

来てくれてありがとう、エディソン・カバーニ!最終ラインの綻びを見つける速さとワンタッチゴールのうまさは、34歳になった今でもワールドクラスです。前半は2列めを抑え込んでいたスパーズは、後半に入ると中盤が間延びしてしまい、ポグバ、ブルーノ・フェルナンデス、フレッジがドリブルで持ち込んで左右に展開する形を許してしまいました。スロースターターで、相手が前がかりになると速攻が冴えるマンチェスター・ユナイテッドらしい勝ち方でした。残り7試合で3位と7ポイント差なら、TOP4フィニッシュは間違いないでしょう。次節のバーンリー、その先のリーズに勝ち切り、首位にプレッシャーをかけ続けていただければと思います。


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“【Tottenham×MAN.UTD】ありがとうカバーニ!マン・ユナイテッドが逆転でアウェイ無敗キープ!” への1件のコメント

  1. のこ より:

    カバーニ素晴らしかったですね!あのダイビングヘッドはさすがストライカーです。

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