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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【MAN.UTD×Burnley】グリーンウッド2発!最後に突き放したマン・ユナイテッドがプレミアリーグ5連勝!

スールシャール監督は、プレミアリーグの優勝争いは終わっていないと考えているのでしょう。バーンリーをオールド・トラフォードに迎える32節の11人は、ガチガチのベストメンバーです。GKディーン・ヘンダーソン、DFワン=ビサカ、リンデロフ、マグワイア、ルーク・ショー。中盤センターはマクトミネイとフレッジ、2列めはラシュフォード、ブルーノ・フェルナンデス、ポグバ。ワントップは、カバーニの影響を受けて格段によくなったと指揮官が絶賛するグリーンウッドです。

開始20秒、ロートンのロングフィードがクリス・ウッドの頭に届き、飛び出しが遅れたディーン・ヘンダーソンの頭上を越えたボールがネットを揺らしますが、9番に出たオフサイドの旗に救われました。マンチェスター・ユナイテッドの最初のチャンスは4分。ラシュフォードのサイドチェンジがボックス右に入ったワン=ビサカに通り、ニアでグラウンダーを受けたマクトミネイが右足で叩くと、ゴール前にいたベン・ミーが冷静にクリアしました。

10分、ワン=ビサカのクロスに競り勝ったポグバのヘッドは、GKピーコック=ファレルがポストの手前で触るビッグセーブ。13分のバーンリーのカウンターは、クリス・ウッドのミドルをデイーン・ヘンダーソンがキャッチします。1分後、中央でパスをもらったブルーノ・フェルナンデスのコントロールショットは、右のポストの脇を抜けていきました。ポゼッションを取っているプレミアリーグ2位は、少人数のカウンターをケアしなければなりません。

前線にパスがつながらず、攻めあぐんでいたマンチェスター・ユナイテッドは、29分に久々のチャンスをつかみました。ルーク・ショーの縦パスを左サイドで受けたラシュフォードがボックス脇に持ち込み、角度のないところからシュート。ピーコック=ファレルが上に弾き出して得た右からのCKは、ニアのポグバのヘッドが枠を越えていきます。35分、リンデロフのロングフィードでラインの裏に出たラシュフォードは、ピーコック=ファレルを抜き去ろうとして転倒しますが、GKは足を出しておらずPKはもらえません。

38分、ブルーノ・フェルナンデスが右に浮かしたサイドチェンジをラシュフォードがダイレクトで折り返すと、GKの前に走り込んだグリーンウッドは空振りでチャンスを逃しました。ハーフタイムは0-0。前線に楔のパスを当ててからサイドに展開していたマンチェスター・ユナイテッドは、フリーで打てるシーンを創れず、セットピースや後方からの放り込みでシュートチャンスを得ていたバーンリーは、オンターゲットはミドル1本に留まりました。

スールシャール監督は、後半頭からカバーニを投入。フレッジが外れ、ポグバがセンターに下がっています。48分、左サイドでロートンをかわし、ドリブルで突破したのはラシュフォード。中央に入ったグラウンダーをブルーノ・フェルナンデスがスルーすると、裏で空いていたグリーンウッドが左足で叩き込みました。先制されたバーンリーは、2分後のCKをタルコフスキーが頭で押し込み、スコアをイーブンに戻します。1-1となってからは、マンチェスター・ユナイテッドがポゼッションを取り、サイドアタックを徹底してゴールをめざしています。

左サイドを制圧しているラシュフォードは、シュートもラストパスも黄色い壁に跳ね返されています。65分のCKで競り勝ったマグワイアのヘッドは、右にアウト。69分、ラシュフォードの縦パスで左から抜け出したルーク・ショーがニアに折り返すと、ブルーノ・フェルナンデスのヘディングはピーコック=ファレルのビッグセーブに阻まれました。バーンリーの中央の守備は厚く、工夫のないクロスを放り込むでは決められないでしょう。

84分、ラシュフォードが下がってファン・デ・ベーク。直後のCKが左に流れ、ポグバが再度右に展開すると、グリーンウッドの思い切りのいいシュートがジャック・コークに当たり、素晴らしいプレイを見せていたGKはニアを抜かれました。90分にカバーニ、グリーンウッドとつながり、縦パスで裏に抜けたマクトミネイのシュートはGKがセーブ。1分後、バックパスミスを突いたグリーンウッドがピーコック=ファレルとの1対1でシュートを止められ、フォローしたブルーノがGKをかわして打ったシュートはタルコフスキがゴール前でブロックしました。

このまま終わるかと思われたゲームは、ホームチームのカウンターで幕を閉じました。ブルーノ・フェルナンデスからボールをもらったカバーニが右のグリーンウッドに預けると、中央に入ったブルーノが逆サイドでフリーだったファン・デ・ベークに絶妙なパス。34番は無理に打たず、中央に走り込んだカバーニにボレーを決めさせました。3-1で勝ったマンチェスター・ユナイテッドは、プレミアリーグ5連勝。首位マン・シティとの差は8ポイントに詰まりました。

今日は、とにかくグリーンウッド。カバーニを活かせず、やきもきさせられていた展開を強引な一撃で変えてくれました。この勝利で、TOP4フィニッシュは決まりでしょう。マン・シティがもうひとつ負けてくれなければ、優勝争い再開とはいえませんが、12試合連続となったプレミアリーグの無敗記録を継続してペップにプレッシャーをかけていただければと思います。カバーニは、公式戦10ゴールに到達しました。来季もぜひ、よろしくお願いします!


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“【MAN.UTD×Burnley】グリーンウッド2発!最後に突き放したマン・ユナイテッドがプレミアリーグ5連勝!” への1件のコメント

  1. ペップの街 より:

    シティ独走で後はいつ決めるかだけが焦点と思っていたらこの5試合で状況が一変しました。シティがさらにもたつけばとんでもないドラマが起きそうです。

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