2021.05.02 プレミアリーグ観戦記2020-21プレミアリーグ観戦記
【Crystal Palace×MAN.CITY】アグエロ先制!完勝マン・シティは最短で本日優勝決定!
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ランチタイムキックオフのプレミアリーグ34節、クリスタル・パレスVSマンチェスター・シティ。左サイドでキックオフを待つウィルフリード・ザハは、この試合でも「Black Lives Matter」への支持を表明する跪くポーズを取らず、手を腰に添えて立っています。3月に「試合前のルーティンと化してしまっている」と主張した11番は、「続けるのも許されるべきだ。自分の問題として辞めただけ」ともいっており、キックオフの笛とともにゆっくり前線に上がっていきます。
チャンピオンズリーグのパリ・サンジェルマン戦を見据えたペップ・グアルディオラは、ナタン・アケ、ラポルテ、バンジャマン・メンディ、フェルナンジーニョ、スターリング、フェラン・トーレス、アグエロといったサブのメンバーを起用。8分にリーデヴァルトが放ったミドルは、フェルナンジーニョとコンビを組むロドリがブロックしました。1分後、バンジャマン・メンディのクロスを逆サイドで待っていたフェラン・トーレスは、フリーで合わせたボレーが左に逸れていくのをみて頭を抱えています。
ザハが起点となった10分の速攻は、右サイドのタウンゼントに展開したベンテケが折り返しに競り勝ちながらも、ヘディングをうまくプッシュできずノーゴール。17分、ボックス左に出た縦パスに走り込んだスターリングがウォードとスコット・ダンを一気にかわしますが、中央から打とうとしたラストタッチが右に流れ、足元に飛び込んだタイリック・ミッチェルに当ててしまいました。
21分、バンジャマン・メンディのグラウンダーをボックス手前で受けたガブリエウ・ジェズスが、左でマークを外していたアグエロにダイレクトでパスを通します。今までなら間違いなく打っていたシーンで10番はパスを選択し、スコット・ダンがカット。28分にタウンゼントとのコンビでウォードがボックス右を崩し、中央の混戦のこぼれ球をベンテケが右足でプッシュしますが、エデルソンが足に当ててCKに逃れました。
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0‐1とした2分後、マン・シティは決定的な2点めをゲットします。ガブリエウ・ジェズス、アグエロ、スターリングが短いパスをつないだ中央突破。カットされたボールを拾い、左足のコントロールショットを決めたのはフェラン・トーレスでした。両手を突き上げて喚起するペップ・グアルディオラ。今季プレミアリーグで、彼らに2点差をつけられて追いついたチームはありません。62分、ボックス左を突破したスターリングのシュートはニアポストにヒット。74分の3対3のカウンターは、右に流れたフェラン・トーレスがスパイクの裏で転がしたボールに走り込んだジョアン・カンセロが打ち上げてしまいました。
最後まで攻めたプレミアリーグ首位チームは、2月末からゴールがないスターリングが決定機をことごとく活かせず、0‐2のままでタイムアップを迎えました。主力7人を起用せずに終えられた会心の勝利。本日、リヴァプールと戦うマンチェスター・ユナイテッドが敗れれば、2シーズンぶり7回めのプレミアリーグ制覇が決まります。24失点の堅守を築き上げ、10節からの19試合を17勝2分という快進撃で首位を快走した指揮官と選手たちに、あらためて拍手を送りたいと思います。(フェラン・トーレス 写真著作者/Aurelio de Sandoval)
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更新有難うございます。いやー、アグエロの先制弾凄かったです!ニアをブチ抜いて天井に刺さるアグエロらしい一発でした。観ていた側もスカッとしましたが本人もスカッとしたでしょう。ゴールを決めた後の笑顔にいろんな想いが込められてたようで、感動しました。パップは万全の体勢でCLセカンドレグに臨めますね。