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【MAN.UTD×Liverpool】圧巻アーノルド、これぞリヴァプール!プレスと速攻が冴え、敵地で4発圧勝!

勝てば2位が確定するマンチェスター・ユナイテッドと、負けたらTOP4フィニッシュという目標が遠のくリヴァプール。プレミアリーグ34節の延期試合は、両者とも現在のベストメンバーです。レスター戦をサブの選手中心で戦ったスールシャール監督のちーむから、先発の11人を紹介しましょう。GKディーン・ヘンダーソン、DFワン=ビサカ、バイリー、リンデロフ、ルーク・ショー。中盤センターはマクトミネイとフレッジ、2列めはラシュフォード、ブルーノ・フェルナンデス、ポグバ。最前線はプレミアリーグ9ゴールのカバーニです。

対するクロップ監督は、サディオ・マネをベンチに置いています。GKアリソン、DFアーノルド、リース・ウィリアムズ、ナット・フィリップス、ロバートソン、MFワイナルドゥム、ファビーニョ、チアゴ・アルカンタラ。フロントスリーはサラー、フィルミーノ、ジョッタという並びです。開始3分、アーノルドが斜めに出した鋭いパスで、フィルミーノがボックス右に入ると、右足のシュートはバイリーがスライディングでブロック。5分にアリソンの緩いキックをカバーニがさらうビッグチャンスがありましたが、ダイレクトで左隅を狙ったシュートは外に切れていきました。

マンチェスター・ユナイテッドが先制したのは10分。ポグバの素晴らしいサイドチェンジが右のラシュフォードに入ると、ボックス右に走り込んだワン=ビサカに斜めのパス。SBがゴールライン際からニアに折り返すと、ブルーノ・フェルナンデスがアウトにかけた一撃はナット・フィリップスがクリアし切れず、ボールは右隅に飛び込んでしまいました。2点が必要になったレッズは、14分にサラーがチャンスをつかみました。アーノルドのパスを受け、カットインして放った左足のシュートは、マークしていたルーク・ショーが足に当てました。

19分にポグバが左から抜け出し、高速グラウンダーを走らせると、ニアのラシュフォードの裏に入ってきたカバーニは間に合わず。マンチェスター・ユナイテッドはサイドに展開するタイミングが早く、プレスがかからないレッズはラインを下げざるをえません。23分、アーノルドがゴール前のジョッタに落としたロングフィードは、飛び出したディーン・ヘンダーソンが体を張ってブロック。2分後、バイリーがナット・フィリップスを蹴ったとされてPKを取られますが、オンフィールドレビューでボールに触っていたと認められました。

31分、ルーク・ショーのCKで競り勝ったマクトミネイのヘッドはクロスバー越え。34分に左から上がったロバートソンがニアに転がし、ジョッタが左足を振り抜くと、ディーン・ヘンダーソンが上に弾き出しました。レッズが追いついたのは、このCKからでした。ボックスの外にいたサラーが左足でミドルを放ち、中央で混戦となると、ナット・フィリップスが左隅を狙ってシュート。抜けていれば外に出たボールをジョッタがヒールで触り、ボールは若い守護神の脇を抜けました。

41分にポグバが左足でニアを狙った強烈なシュートは、ポストをかすめて外に抜けていきます。前半の追加タイム3分、右からFKを蹴ったのはアーノルド。ファーから走り込んだフィルミーノのヘッドがゴールの左上に突き刺さりました。1-2で後半がスタート。47分、自陣でカットしたボールをルーク・ショーが中央からドリブルで持ち出し、縦に蹴ったところでインターセプトされてしまい、フィルミーノがすかさず右のアーノルドに展開します。右足の鋭いシュートをディーン・ヘンダーソンがキャッチできず、浮いたボールをフィルミーノがボレー。ボールはGKの脇を抜け、ゴールの真ん中に決まりました。

アーノルドの縦パスがサラーに通ったのは59分。完璧なタイミングでフィルミーノにボールが渡り、左でフリーのジョッタにラストパスが入ると、GKと1対1になったドリブラーのフィニッシュは左のポストを叩きました。62分、自陣中央でパスコースを失ったワン=ビサカが追い詰められてサラーに奪われ、左にまわっていたアーノルドにラストパスが出ると、左足の決定的なシュートはディーン・ヘンダーソンがビッグセーブ。攻め返したいスールシャール監督は、フレッジに代えてグリーンウッドを投入します。

68分、ルーク・ショーのロングフィードがブルーノを経由してラシュフォードに通ると、落としを受けたカバーニが絶妙なスルーパスを縦に転がしました。裏に抜け出したラシュフォードが、アリソンを見ながら右隅に転がして2-3。スライディングが及ばなかったロバートソンは、ピッチを叩いて悔しがっています。70分、ラシュフォードの縦パスでルーク・ショーがボックス左を突破。グラウンダーのこぼれ球をブルーノ・フェルナンデスが合わせ、ブロックされたボールが右のグリーンウッドに届くと、切り返しから放った左足のシュートはゴールライン上にいたナット・フィリップスがクリアしました。

74分、ジョッタとワイナルドゥムが下がり、カーティス・ジョーンズとマネがピッチへ。1分後、アーノルドのロングフィードでワン=ビサカの背後を取った10番は、大きくなったトラップをGKにさらわれました。79分のブルーノ・フェルナンデスのFKはクロスバーの上。86分のスールシャール監督の3枚めは、バイリーをマティッチです。撃ち合いのフィナーレは90分、マティッチの強引なドリブルを止めたレッズのカウンターでした。カーティス・ジョーンズが自陣から出したパスでサラーが独走。GKと1対1になったエースは、今季プレミアリーグ21ゴールめを冷静に左に流し込みました。

やっぱりレッズは、強かった。負け惜しみではなく、両者のよさが随所に感じられたおもしろい試合でした。今まで何度も見せつけられたキレキレのアーノルドにやられた完敗。クオリティの高いプレースキック、的確なロングフィード、強烈なシュートと持てる力を出し切ったSBが最後まで好調をキープすれば、レッズはTOP4でシーズンを終えられるのではないでしょうか。お家芸のプレスからの囲い込みも強力。ルーク・ショー、ワン=ビサカ、マティッチが注文通りに奪われ、決定的なシーンを創られてしまいました。

ファン・ダイクとジョー・ゴメスを失い、長いスランプに苦しみながらも、ビッグ6&レスターとの直接対決は7勝1分4敗。直近の7試合を5勝2分と強かった頃の自分たちを思い出したチームは、3連勝で締めればCL出場権をゲットできます。WBA、バーンリー、クリスタル・パレスなら可能性大。クロップ監督と選手たちの最後の追い込みに注目したいと思います。


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“【MAN.UTD×Liverpool】圧巻アーノルド、これぞリヴァプール!プレスと速攻が冴え、敵地で4発圧勝!” への1件のコメント

  1. ルーニー より:

    やはり補強が必要なのは、実はボランチ二枚ですね。フレッジとマクトミネイではタイトルは取れません。サウールとルベンネベスに替えてほしいです。
    それとラッシュ君の右はナンセンス過ぎます。一番の補強ポジションは監督ですね

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