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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Saints×MAN.CITY】ストップ・スターリング!決勝ゴールは一転、痛恨のオフサイド…!

16本のシュートを放ちながら、オンターゲットはわずか1本。プレミアリーグ2節のマンチェスター・ユナイテッド戦をドローに持ち込んだサウサンプトンに、ペップ・グアルディオラのチームも苦しめられました。ジョン・ストーンズ、ラポルテ、バンジャマン・メンディ、ロドリ、ジンチェンコを起用できず、守備陣はぎりぎりのメンバー。キックオフから15分は、イーブンの展開でした。

エデルソン、カイル・ウォーカー、ルベン・ディアス、ナタン・アケ、ジョアン・カンセロ、フェルナンジーニョ、ベルナルド・シウヴァ、ギュンドアン、ガブリエウ・ジェズス、スターリング、グリーリッシュ。マン・シティの前からのプレスに対して、ロメウが巧みなポジショニングでビルドアップをリードしています。CKをキャッチしたエデルソンのスローから始まった4分のカウンターは、スターリングが前線で囲まれてスローダウン。セインツの寄せも速く、昨季プレミアリーグ王者はパスミスが目立ちます

ルベン・ディアスのミスパスがウォード=プラウズに渡ったのは9分。右からのサイドチェンジがボックス左のアームストロングに届くと、切り返しから放った右足の一撃はカイル・ウォーカーがカットしました。18分、フェルナンジーニョの縦パスがスターリングに入り、ラインの裏に転がしたボールでギュンドアンがGKと1対1になりかけますが、チェルシーユース出身のリヴラメントが体をぶつけてフィニッシュを阻止しました。

グリーリッシュ、スターリング、ジェズスがサイドを崩すところまではいいのですが、グラウンダーは味方に届かず、シュートは枠にいきません。32分、左サイドから蹴ったギュンドアンのFKは、クロスバーの上。41分にフェルナンジーニョがボックス右にきれいな浮き球を入れると、ジェズスのヘッドはニアに外れました。前半のオンターゲットは両者合わせて1本のみ。44分のエルユヌシのシュートは、エデルソンの正面でした。

後半に入っても、ギアがトップに入らないマン・シティ。52分に右からのスターリングのパスをグリーリッシュがスルーすると、背後で受けたジェズスのコントロールショットは浮き上がってしまいました。直後にロメウが敵陣でインターセプト。ボックス手前まで持ち込んだチェ・アダムスのシュートは、左に切れていきました。

61分、カイル・ウォーカーが自陣でロストし、アームストロングがドリブルで突進。ルベン・ディアスが簡単に抜かれ、1対1になるかと思いきや、戻ってきたカイル・ウォーカーがチャージし、両者とも転倒しました。ジョナサン・モスのジャッジはPK、しかしオンフィールドレビューで取り消し。65分にフェルナンジーニョをデブライネに代えたペップは、2分後にジェズスをマフレズで勝負です。

72分にはベルナルド・シウヴァが下がり、フィル・フォーデンがプレミアリーグに帰ってきました。セインツは攻める姿勢を失っておらず、どちらが勝つかわからない展開です。89分に左からドリブルで突破したスターリングの一撃は、サリスが冷静にブロック。このCKからデブライネのクロスをフォーデンがヘッドで合わせ、マッカーシーのビッグセーブでボールが高く浮いた瞬間が、勝利かドローかのターニングポイントとなりました。

詰めていたフォーデンがプッシュすれば、文句なしで1-0。ところが最後に触ったのは、フォーデンが頭に当てたとき、オフサイドラインから足が出ていたスターリングでした。47番にまかせておけば、マン・シティはプレミアリーグ4連勝を記録していたはずです。7番の「インターセプト」は、結果的に勝ち点ロストにつながる痛恨のプレイとなってしまいました。ストライカーに、あそこで自重しろというのは酷なのかもしれませんが…。

かくして、マン・シティはスコアレスドロー。この日の最終ラインは自陣でのミスが多く、攻撃に勢いがつかなかった元凶となった感があります。今、やるべきは、気持ちを切り替えるだけです。次節はプレミアリーグのトロフィーを争う最大のライバル、チェルシーとのアウェイゲーム。チャンピオンズリーグの悔しさを晴らさなければならない決戦です。


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“【Saints×MAN.CITY】ストップ・スターリング!決勝ゴールは一転、痛恨のオフサイド…!” への1件のコメント

  1. ランパード好き より:

    まだ五節ですが、リヴラメントのパフォーマンスに注目しています。サウサンプトンの試合を見ると右SBながら攻守で常に目立っていて、チェルシー好きなのもありますが個人として既にプレミアのレベルで違いを作っているなぁと。
    期待や注目も大きいノリッジに行ったギルモアがまだ苦戦してるのとは対照的です

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