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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Chelsea×MAN.CITY】ペップ、リベンジ!左サイドを制圧したマン・シティがアウェイ勝利!

トゥヘルチェルシーに3連敗のペップは、いつもの4-3-3で戦うようです。プレミアリーグ6節、チェルシーVSマンチェスター・シティ。絶好調のセントラルMFを3枚並べたブルーズに対して、昨季プレミアリーグ王者がどんなアタックを見せるかに注目したい一戦です。

さっそく、ホームチームからスタメンをチェックしておきましょう。GKメンディ、3バックはアスピリクエタ、クリステンセン、リュディガー。WBにリース・ジェームズとマルコス・アロンソ、中盤はジョルジーニョ、カンテ、コヴァチッチ、前線はヴェルナーとルカクの2トップです。

キックオフから攻勢のアウェイチームは、注目のグリーリッシュが左サイドに入っています。GKエデルソン、DFカイル・ウォーカー、ルベン・ディアス、ラポルテ、ジョアン・カンセロ、MFロドリ、ベルナルド・シウヴァ、デブライネ、FWフォーデン、ガブリエウ・ジェズス、グリーリッシュ。3分のきわどいクロスは、アスピリクエタが戻ってCKに逃れました。

ポゼッションを取っているのはマン・シティですが、偽9番のフォーデンと脇にいるデブライネに、いいボールが入りません。自陣にこもっていたチェルシーは、15分にカウンターを敢行。ルカクがポストに入り、落としをもらったマルコス・アロンソが左から飛び出したヴェルナーに縦パスを通しますが、プレミアリーグ4戦3発のエースはグラウンダーに触れませんでした。

序盤戦で足をひねったリース・ジェームズは、27分に続行不可能となり、チアゴ・シウヴァが呼ばれました。31分にカイル・ウォーカーの斜めのパスを受けたデブライネは、左足のシュートをブロックされます。34分にボックス手前のロドリが打ったシュートは、リュディガーが頭に当ててCK。39分にデブライネが右足で放った強烈なミドルは、メンディの頭上を越えていきました。

41分、自陣でカンテが奪われてショートカウンターが発動。フォーデンが中央に浮かしたボールを胸でトラップしたジェズスは、左足のボレーをアウトに引っかけてしまいました。前半のシュート数は1対6、両者ともにオンターゲットはありません。

後半が始まって48分、ジョアン・カンセロの斜めのパスで、ボックス左に出たグリーリッシュが折り返すと、デブライネのフィニッシュはコヴァチッチがカット。拾ったベルギー代表がグリーリッシュに預けると、右足のコントロールショットはファーポストの外を抜けていきました。

53分、最初のオンターゲットは先制ゴール。ショートコーナーからジョアン・カンセロがミドルを放ち、こぼれ球をキープしたジェズスが右足を振り抜くと、ジョルジーニョに当たってコースが変わったボールが左隅に吸い込まれました。58分にボックス左でアスピリクエタをかわしたグリーリッシュの一撃は、メンディが指先で触るビッグセーブでCKです。

トゥヘルの1枚めは、60分にカンテをカイ・ハヴェルツ。1分後、ジョアン・カンセロが左から仕掛けた速攻は、アーリーのグラウンダーをメンディが弾き、こぼれ球に先着したジェズスのフィニッシュをジョルジーニョがゴールライン上でクリアしました。70分、ルカクとのポストプレーでボックス手前に上がったコヴァチッチのシュートは、ルベン・ディアスがブロック。残り15分を切っても、ホームチームにオンターゲットはありません。

76分、ジョルジーニョが下がってロフタス=チーク。79分、右から蹴ったデブライネのFKに走り込んだラポルテは、左足のボレーをニアに外してしまいました。ペップは81分にデブライネをマフレズ。83分にチアゴ・シウヴァが自陣でジェズスに奪われ、フォーデンのラストパスでグリーリッシュがメンディと1対1になりますが、右足アウトにかけたシュートはGKが左腕に当てました。

87分にフォーデンとグリーリッシュが下がり、スターリングとフェルナンジーニョがピッチへ。ホームチームはエデルソンを慌てさせることなく、タイムアップを迎えました。マン・シティにとっては幸運な決勝点。チェルシーにとっては事故のような失点。シュート数5対15、オンターゲット0対4という数字を見れば、「ペップと選手たちは勝者にふさわしかった」というべきか。チェルシーのほうにも「負けてなお強し」と添えたくなるゲームではありましたが…。

私のMVPは、グリーリッシュとともに左サイトを制圧したジョアン・カンセロです。クロス4本、ドリブル成功3回、キーパス2本のフルバックが迷わず打った左足のミドルが、他クラブが門前払いを喰らわされた重いドアをこじ開けるトリガーとなりました。

トゥヘルのチームに、メイソン・マウントがいれば違う展開になっていたのでしょうか。ペップVSトゥヘルは、過去3試合と逆の結果になりましたが、いつもの戦い方を選んだほうが布陣をいじったチームに勝つという流れは変わりませんでした。


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