2021.11.01 プレミアリーグ観戦記2021-22プレミアリーグ観戦記
【Liverpool×Brighton】強かったブライトン…2点先行のリヴァプールは右サイドを崩され、痛恨のドロー!
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チアゴ・アルカンタラ、ファビーニョ、エリオット、ミルナーらを欠いたクロップ監督は、0-5圧勝のマンチェスター・ユナイテッド戦から2枚をチェンジして、必勝のホームゲームの臨みました。GKアリソン、DFアーノルド、コナテ、ファン・ダイク、ロバートソン、MFヘンダーソン、ナビ・ケイタ、カーティス・ジョーンズ、FWサラー、フィルミーノ、マネ。開始2分、トロサールのスルーパスでラインの裏を取ったソリー・マーチは、フリーで左から放ったシュートをアリソンのビッグセーブに阻まれました。
4分のレッズの先制ゴールは、サラーの足元に通したファン・ダイクの高速サイドチェンジが決め手でした。ククレジャの裏でキープしたレフティがボックスの入り口に転がすと、ヘンダーソンの丁寧なボレーがゴール左に突き刺さりました。GKロベルト・サンチェスは足元が見えなかったのか、反応できず。追加点をめざす赤いシャツは、右のアーノルドが果敢に上がり、速いクロスに活路を見出そうとしています。
速攻狙いのブライトンは、15分に2度めの決定機をつかみました。自陣で奪ったイヴ=ビスマがドリブルで上がり、右に流れながら放ったミドルは右のポストにヒット。1分後にお返しとばかりにナビ・ケイタがカウンターを仕掛け、中央で縦パスを受けたサラーが左に流してファルミーノをフリーにしますが、GKと対峙した9番はフィニッシュを打ち上げてしまいました。
18分にピッチに座り込んだのは、ナビ・ケイタ。マン・ユナイテッド戦でポグバのタックルを受けてリタイアしたMFは、やはり難しかったのか、ハムストリングを気にしながらチェンバレンに後を譲りました。レッズの2点めは24分、チェンバレンのアーリークロスがダフィーを越えてマネに届き、渾身のダイビングヘッドがゴールイン。ここまでは、レッズの勝ちゲームです。
28分、ククレジャのクロスに反応したムウェプのヘッドは、アリソンの頭上にアウト。33分にロベルト・サンチェスの足元に飛び込んだマネが押し込んだシーンは、ラストタッチがハンドとジャッジされたようです。ブライトンが1点差に戻したのは、41分。右サイドのソリー・マーチが脇にいたムウェプに転がすと、ダイレクトで放ったループシュートがアリソンのグローブの上を越えて左隅に吸い込まれました。
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左サイドを攻め続けるブライトンが追いついたのは、65分。左からのパスをスルーしたトロサールがそのまま上がり、ララナのラストパスが11番に通ると、ロバートソンを抜いて放った強烈な一撃がニアに決まりました。70分には左からスプリントしたムウェプが、ククレジャの縦パスでコナテの裏に出ますが、左足のシュートは飛び出したアリソンが足に当てて逆転を許しませんでした。
プレミアリーグを制したシーズンのレッズなら、残り20分で勝ち越しゴールを決めて突き放すのが定番でしたが、左サイドを徹底的に突いたブライトンが粘り切りました。78分に入ったジョッタも、87分に今季プレミアリーグ初出場を記録した南野拓実もノーチャンス。シュート数は14対9ですが、オンターゲットは3対6で、速攻でレッズを苦しめたチームが胸を張って勝ち点を持ち帰るべき一戦でした。
レッズの失点は必然だったと思います。50分過ぎから、右サイドをククレジャ、ララナ、トロサールに攻め立てられ、ファン・ダイクやロバートソンが加勢したところを崩されるシーンが続きました。3週間後にアンフィールドに乗り込むアルテタ監督にしてみれば、グレアム・ポッターの戦術は大いに参考になったのではないでしょうか。ウーデゴーア、スミス・ロウ、ティアニーが執拗に仕掛ければ…。
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