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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【MAN.UTD×MAN.CITY】攻められなかったマン・ユナイテッド、直近のホームで5戦4敗!

両チームの先発メンバーを見て、予想通りと思った人も少なくないでしょう。プレミアリーグ11節、ランチタイムキックオフのマンチェスターダービー。リンデロフが間に合ったホームチームは3-4-1-2。ペップの布陣はいつも通りの4-3-3です。

ホームのマンチェスター・ユナイテッドから、スターターを紹介しましょう。GKデ・ヘア、3バックはバイリー、リンデロフ、マグワイア。WBにワン・ビサカとルーク・ショー、中盤センターはマクトミネイとフレッジ。トップ下にブルーノ・フェルナンデスが入り、前線はグリーンウッド&クリスティアーノ・ロナウドです。

対するマン・シティの偽9番は、デブライネがベルナルド・シウヴァか。GKエデルソン、DFカイル・ウォーカー、ジョン・ストーンズ、ルベン・ディアス、ジョアン・カンセロ、MFロドリ、ベルナルド・シウヴァ、ギュンドアン、FWフォーデン、デブライネ、ガブリエウ・ジェズスという顔ぶれです。最初のシュートは、3分に右からカットインしたベルナルド・シウヴァ。やはりポゼッションはマン・シティです。

6分にルーク・ショーのFKに合わせたマグワイアのヘッドは、うまくコントロールできずに右にアウト。カイル・ウォーカーのクロスを左足でタッチした7分のギュンドアンは左に外すも、直後のジョアン・カンセロのクロスをバイリーが自らのゴールに蹴ってしまい、いきなりビハインドを背負う展開となりました。15分を過ぎても、マン・ユナイテッドはノーチャンス。21分に縦に抜けたロナウドはオフサイドです。

26分、ルーク・ショーのクロスを叩いたロナウドの左足ボレーは、エデルソンがファインセーブ。こぼれ球に反応したグリーンウッドは、右に外してしまいました。28分にギュンドアンのスルーパスでフォーデンが左サイドを突破。グラウンダーに走り込んだデブライネのボレーをルーク・ショーがブロックすると、こぼれ球に先着したジェズスの一撃はデ・ヘアのビッグセーブに阻まれました。

直後のジョアン・カンセロのミドルも、プレミアリーグ屈指のショットストッパーが上に弾き出します。33分にフォーデンの高速グラウンダーに足を出したリンデロフは、デ・ヘアの右足のクリアでオウンゴールを回避しました。右からノーステップで打ったデブライネのシュートも、CKからのカンセロのミドルも、好調の守護神が弾き出して追加点を許しません。

このまま終わるかと思われた45分、ジョアン・カンセロの右からのクロスをルーク・ショーが見送った瞬間、諦めなかったベルナルド・シウヴァが右足を伸ばし、デ・ヘアの腹に当たったボールがネットを揺らしました。あまりにもダメージが大きい2点め。スールシャール監督は、バイリーをジェイドン・サンチョに代えて後半に臨んでいます。

後半に入り、攻める時間が増えたマンチェスター・ユナイテッド。2点リードの昨季プレミアリーグ王者は、前線のミスパスが目立っています。59分に右からカットインしたグリーンウッドのミドルは、ポストの右。66分にロドリのロングフィードをボックス左で受けたギュンドアンは、足元に収められず、クロスをサイドネットに引っかけてしまいました。

67分、グリーンウッドに代わってラシュフォード。頭を打ったルーク・ショーは、73分にアレックス・テレスに後を譲りました。足元、足元でリスクヘッジするアウェイチーム。0-2で残り15分となれば、攻めを急ぐ理由はありません。80分、フレッジが下がってファン・デ・ベーク。1分後にデブライネが仕掛けたカウンターは、ラストパスを受けたフォーデンの左足シュートが右ポストすれすれを抜けていきました。

ペップは交代カードを切らず、0-2完勝。前半はシュートを打たれまくったマン・ユナイテッドは、守備が改善した後半はボックス内のボールタッチゼロで終わりました。サイドは上がらせてもらえず、ブルーノは封じられ、サンチョとラシュフォードも何もできず。ロナウドのボレーとデ・ヘアのビッグセーブ連発以外に、見せ場はありませんでした。直近のプレミアリーグのホームゲームで1分4敗では、タイムアップと同時にブーイングが鳴り響くのは当然です。

この後のゲームでチェルシーが勝てば、ポイント差は11に開きます。今季の目標は、TOP4キープとFAカップ制覇に切り替えざるをえなくなりそうです。上位3チームはCL優勝監督で、スパーズにコンテ降臨。マンチェスター・ユナイテッドがトロフィーを獲得したければ、強化すべきは…!


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“【MAN.UTD×MAN.CITY】攻められなかったマン・ユナイテッド、直近のホームで5戦4敗!” への2件のフィードバック

  1. ぎぐ爺 より:

    唯一の実績の対ペップ勝ち越しも無くなって、運も使い果たしたようだし、もう現体制に固執する必要は全くない。
    とは言うものの、コンテのスパーズ就任で、もう誰も任せられる人材がいないという・・・
    使い古されたセリフで言う所の「そして誰もいなくなった」という状況のようで。

    あのフロント陣が適正な指導者なんかを見つけられるはずもなく
    CL出場権獲得を逃すのが確定するまで、現体制を引っ張るだろうと思わ考えます。

    はぁ・・もう、色々な意味で付き合いきれないすね。

  2. ルーニー より:

    陳腐過ぎる戦術に驚きました。
    ロナウド出すならカバーニかリンガードは必須でしょ。というか、カバーニいないならロナウドはベンチでいいです。特に競合相手だと一人守備しないだけで影響が大きすぎるので。しかもロナウドはボールも収まらないし、本当に要らない。
    マーケティングユナイテッドにフットボールでの成功はありませんよ

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