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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Chelsea×MAN.UTD】ジョルジーニョ、痛恨のトラップミス!シュート数24対3で1-1ドロー!

12試合で、失点はわずか4。9勝2分1敗でプレミアリーグの首位を快走するチェルシーが、スタンフォード・ブリッジに不振のマンチェスター・ユナイテッドを迎えています。トゥヘル監督の布陣は、いつもの3-4-2-1。GKメンディ、3バックはチャロバー、チアゴ・シウヴァ、リュディガー。WBはリース・ジェームズとマルコス・アロンソ、真ん中はロフタス=チークとジョルジーニョ。ハドソン=オドイとツィエクの前にヴェルナーという並びです。

対するマイケル・キャリックは、プレミアリーグ初采配。最終ラインのレギュラー3人を欠く苦しい布陣です。GKデ・ヘア、最終ラインはワン=ビサカ、リンデロフ、バイリー、アレックス・テレス。中盤にマクトミネイ、マティッチ、フレッジ、前線はジェイドン・サンチョ、ブルーノ・フェルナンデス、ラシュフォード。プレミアリーグ9戦4発のクリスティアーノ・ロナウドはベンチスタートです。

開始3分、左から仕掛けたハドソン=オドイが前にいたツィエクにラストパス。振り向きざまのシュートは、デ・ヘアの守備範囲です。さらに4分、チアゴ・シウヴァのロングフィードをマルコス・アロンソが頭で落とすと、ハドソン=オドイがリンデロフをあっさりかわしてデ・ヘアと1対1になりました。右隅を狙ったシュートは、デ・ヘアが外に弾き出すビッグセーブ。暫定監督の滑り出しは、前途多難です。

12分、ジョルジーニョのスルーパスがラインの裏に出たヴェルナーに通ると思いきや、デ・ヘアがボックスを飛び出してクリア。チェルシーがボールを支配し続け、マンチェスターユナイテッドは自陣に釘付けにされています。18分、左からドリブルで上がったハドソン~オドイがニアのツィエクに預けると、左足で巻いたフィニッシュはデ・ヘアの頭上を越えていきました。

21分にサンチョとパス交換をしたブルーノ・フェルナンデスは、ミドルなのかラシュフォードに出したのかわからない中途半端なキックでチャンスを終えてしまいました。31分のリュディガーの強烈なミドルは、デ・ヘアの指先に触れてクロスバーにヒット。36分。ブルーノの不用意な横パスをインターセプトしたハドソン=オドイは強いシュートを打てず、右に飛んだデ・ヘアにキャッチされました。

39分、クロスのクリアを足元に収めたリース・ジェームズのミドルは右にアウト。劣勢だったマンチェスター・ユナイテッドは、何とか0-0でハーフタイムを迎えました。50分、先制は何とアウェイチーム!リース・ジェームズのFKをカットした後、ブルーノが高く蹴り上げたボールをハーフライン手前にいたジョルジーニョが痛恨のトラップミス。奪ったジェイドン・サンチョが独走でメンディの前に持ち込み、右足のシュートがGKの足元を抜きました。

期待のウインガーは、ようやくプレミアリーグ初ゴール。マンチェスター・ユナイテッドのテンションが上がり、攻める時間が増えています。57分、CKの競り合いでこぼれたボールをダイレクトで叩いたヴェルナーは、左に外してしまいました。64分にサンチョが下がり、ロナウド登場。チェルシーが追いついたのは、その4分後でした。

CKがリュディガーに当たり、落ちたボールをクリアしようとしたワン=ビサカがチアゴ・シウヴァの足を蹴ってしまいました。ジョルジーニョのキックは、デ・ヘアの逆を突く左。チェルシーがマンチェスター・ユナイテッド戦でゴールを決めたのは、5試合ぶりです。77分、ラシュフォードに代わってリンガード。トゥヘル監督は、マルコス・アロンソとハドソン=オドイを下げ、プリシッチとメイソン・マウントをピッチに送り出しました。

79分に右からのパスを受けたヴェルナーは、一瞬フリーになりながらもシュートはワン=ビサカがブロック。左からカットインしたツィエクのシュートは、デ・ヘアの正面です。82分、ヴェルナーに代わってルカク。プリシッチを右のWBに入れ、エースを投入する采配から、勝ちにいくぞという強いメッセージが伝わってきます。

87分にメンディのミスキックをカットしたフレッジは、3対2という絶好のチャンスで、中途半端なループシュートをGKの正面に打ってしまいました。1分後、ブルーノが下がってファン・デ・ベーク。7分という長い追加タイムの最後に、右サイドを崩したプリシッチのクロスをファーで待っていたリュディガーは、フリーのボレーを打ち上げて頭を抱えました。

ポゼッション66%対34%、CKは15対2、シュート数24対3!マンチェスター・ユナイテッドのオンターゲット2本は、ジョルジーニョのトラップミスとメンディのキックミスからで、相手の陣形を崩したフィニッシュは1本もありません。ハイテンションのアタックでサイドを制圧したプレミアリーグ首位チームが、3-0、4-0で勝つべき一戦でした。

ジェイドン・サンチョの2戦連続ゴールで、1ポイントをゲットできた幸運をかみしめながら、ひと眠りしましょう。次節はアーセナルですか。勝てる気がしないゲームが続きますが、新監督が決まってヴァランが復帰すれば、2位に食い込んだ昨季のような強さを取り戻してくれるのではないでしょうか。4位ウェストハムは23ポイント、われわれは18ポイント。2試合あればひっくり返せるギャップです。


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“【Chelsea×MAN.UTD】ジョルジーニョ、痛恨のトラップミス!シュート数24対3で1-1ドロー!” への1件のコメント

  1. アイク より:

    毎日面白い記事をありがとうございます。
    ユナイテッのドの1-0逃げ切りを期待したのですが、さすがに強かったチェルシー。降り注ぐCKに最後までハラハラでした。
    特にこの分厚いスカッドを使いこなすトゥヘルは怖いです。交代枠が3人で良かったとすら思いました。(終盤のイエローはちょっと不憫でしたが)

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