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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【MAN.UTD×Burnley】マクトミネイのミドル炸裂!マン・ユナイテッドが前半の3発で快勝!

前節は、19位ニューカッスルに痛いドロー。TOP4フィニッシュをめざすマンチェスター・ユナイテッドは、2試合連続で降格ゾーンのクラブ相手に勝ち点をロストするわけにはいきません。プレミアリーグ20節、オールド・トラフォードのバーンリー戦。得点力不足に悩むラングニック監督は、最前線にカバーニを置いています。

昨季プレミアリーグ2位の原動力となったブルーノ・フェルナンデスは、サスペンデッド。グリーンウッドとジェイドン・サンチョには、手数をかけない速いアタックが求められています。GKデ・ヘア、DFワン=ビサカ、バイリー、マグワイア、ルーク・ショー、中盤センターはマクトミネイとマティッチ。2列めにジェイドン・サンチョ、グリーンウッド、クリスティアーノ・ロナウド、トップにカバーニという布陣でしょうか。

開始3分、左からのクロスをファーで受けたマクニールが切り返しからの左足シュートをブロックされると、拾ったロートンのクロスをクリス・ウッドがダイビングヘッド。決定的なシーンでしたが、ボールは左に切れていきました。6分、ルーク・ショーのロングフィードがラインの裏に出て、ロナウドがGKヘネシーと1対1。枠に収めればいいだけでしたが、右足のハーフボレーは浮いてしまいました。

マンチェスター・ユナイテッドの先制ゴールは8分。ボックス右でキープしたグリーンウッドが後方のロナウドに戻すと、長くなったトラップに反応したマクトミネイが右隅に突き刺しました。ビハインドを背負ったバーンリーは、サイドアタックを徹底。リードしたホームチームは、前線にボールを入れられず、苦しんでいます。20分に左サイドからカットインしたのはルーク・ショー。思い切りのいいミドルは、ニアポストの外を抜けていきました。

25分のCKをヘネシーとマグワイアが競り、こぼれ球がカバーニの足元に落ちますが、左足のシュートはDFにヒット。27分、ルークショーからパスをもらったジェイドン・サンチョがボックス左に侵入すると、タルコフスキーをかわして放った振りの速い一撃が右のサイドネットに決まりました。

30分、中央から上がったマクトミネイのラストパスがロナウドへ。ロートンをかわし切れず、シュートをぶつけた7番は、激しいジェスチャーで悔しがっています。33分のグリーンウッドのミドルは、ヘネシーが右に倒れてキャッチ。35分の3点めは、右にまわっていたジェイドン・サンチョに通したグリーンウッドのサイドチェンジがきっかけでした。

ウインガーがニアに転がしたボールをマクトミネイがダイレクトで右隅へ。ヘネシーが弾いたボールがポストに当たってロナウドの足元に落ちてしまい、ミスが目立っていたエースが今季プレミアリーグ8発めを押し込みました。3-0となった38分、バイリーのトラップミスを突いたアーロン・レノンが、ドリブルで持ち込んで左隅にフィニッシュ。3試合連続でノーゴールだったバーンリーは、50日ぶりの1発です。

前半終了間際のCKは、クリアを拾ったルーク・ショーからグリーンウッドにボールが渡るも、カットインから打った右足のシュートは明らかにミスキックです。前半は3-1、マンチェスター・ユナイテッドのシュートは12本。後半に入って48分、グリーンウッドがゴールに向かうクロスを入れると、ロナウドのヘッドは右に外れました。

49分、ルーク・ショーが中央のカバーニに斜めのパスを通し、右に流したボールをダイレクトで叩いたのはグリーンウッド。コースが甘く、ヘネシーにセーブされてしまいましたが、狙い通りのアタックでした。63分、グリーンウッドのスルーパスがサンチョに通り、カウンターが発動。右から上がったロナウドがマクトミネイに落とすと、強烈なシュートはヘネシーが上に弾き出しました。

66分、足をつったバイリーが下がり、ヴァランが登場。78分のロナウドのFKは、壁に阻まれました。81分、グリーンウッドに代わってジオゴ・ダロト。デール・スティーブンスのクリアミスを直接叩いたルーク・ショーのボレーは、左に逸れていきました。3-1、マン・ユナイテッド快勝。後半は追加点を奪えなかったものの、シンプルなサイドアタックが機能しており、次につながるゲームだったのではないかと思います。

相手が引いているのをみて、ボックス手前まで上がって攻撃に厚みをもたせたマクトミネイが、2ゴールを生み出す立役者となりました。ジェイドン・サンチョとグリーンウッドが、左右を入れ替えながらチャンスメイク。ルーク・ショーが1アシスト、チャンスクリエイト2回、シュート2本、キーパス3本というスタッツを残していることからも、サイドアタックが機能していたのがよくわかります。

得意のカウンターとサイドからの仕掛けに加えて、お休みだったブルーノ・フェルナンデスがゴールに絡む形を創れるようになれば、TOP4でシーズンを終えられるのではないかと思います。次節は、堅守ウルヴス。セメドとマルサウの裏を突くアタックで、直近のプレミアリーグ7試合で2失点の要塞を崩すシーンを見せてもらえればと期待しています。


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