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【Liverpool×Brentford】南野がキャラガーにリベンジ!? リヴァプール3発快勝!

前線はチェンバレン、ジョッタ、フィルミーノ。カラバオカップ準決勝で決定機を活かせなかった南野拓実は、ベンチスタートです。プレミアリーグ22節、リヴァプールVSブレントフォード。クロップ監督は、中盤にヘンダーソン、ファビーニョ、カーティス・ジョーンズ、アリソンの前にアーノルド、マティプ、ファン・ダイク、ロバートソンを配して必勝を期しています。

キックオフから5分は、ボールが落ち着かない展開。フィルミーノ、ジョッタ、ロバートソンと左でつながった6分のアタックは、アーリークロスがチェンバレンに合いません。11分、セットピースの二次攻撃からチェンバレンがクロスを上げると、ジョッタのヘッドはバーの上。14分のアーノルドのミドルは、GKアルバロ・フェルナンデスの頭上を越えていきました。

22分、右からのCK。イヴァン・トニーのクリアがファン・ダイクの足元に入り、左足のシュートが枠に向かいますが、体勢を崩していたアルバロ・フェルナンデスが左足を伸ばして何とかクリアしました。33分、ノアゴーアのパスを中央で受けたヤネルトのロングシュートは、アリソンが余裕をもって見送り。1分後、アーノルドのクロスをロバートソンがダイレクトで折り返すと、フィルミーノのヘッドはヤンソンのチェックに阻まれました。

39分、ボール奪取に成功したマティプがミスパス。インターセプトしたイヴァン・トニーのミドルは、惜しくも左に外れました。41分にドリブルで中央を切り裂いたマティプの左足シュートは、GKの正面です。44分、左からのCKがファーに流れ、ヘッドで押し込んだのはファビーニョ。いい時間帯に先制したレッズは、そのままハーフタイムを迎えました。

全員守備で抵抗していたブレントフォードは、攻めなければなりません。50分、クリアをカットしたファビーニョのミドルはアルバロ・フェルナンデスがキャッチ。52分に左からカットインしたカーティス・ジョーンズのシュートも、ニアに反応したGKが押さえます。59分、ノアゴーアの鋭い縦パスが前線のエンベウモに入り、マティプをかわして放ったシュートが左に飛びますが、ボールはポストの脇を抜けていきました。

62分、ファビーニョのチェックから始まったショートカウンター。ジョッタがアーノルドに預け、ドリブルがカットされた後のこぼれ球を20番が右足で叩くと、ボールは左のポストに直撃しました。67分、中央でキープしたフィルミーノが左から上がったジョッタを走らせると、ヤンソンを抜き去ってGKと1対1になったポルトガル代表は、決定的なフィニッシュをセーブされてしまいました。

チャンスを創り続けていたレッズの追加点は69分。ロバートソンのアーリークロスは、右からスプリントしたチェンバレンの頭にピタリと合いました。今季プレミアリーグ初ゴールとなるヘディングが右隅に収まり、2-0。直後に足を痛めたチェンバレンに代わり、南野拓実が右サイドに入っています。76分のアーノルドのロングシュートは、思うように落ちませんでした。

バックパスを追った南野拓実がGKに迫ったのは77分。追い詰められたアルバロ・フェルナンデスは、ノアゴーアの後ろにいたフィルミーノをリスキーと思わなかったようです。縦パスを突かれ、南野とGKが1対1。9番に打たせようとした日本代表は、バースデーゴールを決めるように促すリターンをもらいました。ダイレクトでゴール右に押し込み、3-0。カラバオカップでのミスを厳しく咎めたジェイミー・キャラガーも、今日は文句をいわないでしょう

88分、南野のスルーパスで抜け出したのは、ジョッタと代わったゴードン。1対1をGKに阻まれ、アシストはつかなかったものの、アンフィールドのサポーターを沸かせる素晴らしい速攻でした。終わってみれば3-0、オンターゲットは13対1。相手が引いたときに、セットピースとSBの的確なクロスがあるのが、リヴァプールの強みです。

アーノルドとロバートソンは、クロス11本&キーパス3本&1アシストと図ったように同じスタッツ。前半のうちにセットピースを活かして先制し、サラーとマネの代役たちが次々と決める理想的な展開でした。マン・シティが落ちてこなければ、トロフィーの話はできませんが、今後の追い上げに期待を抱かせる快勝だったと思います。南野、おめでとう!


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“【Liverpool×Brentford】南野がキャラガーにリベンジ!? リヴァプール3発快勝!” への1件のコメント

  1. アイク より:

    更新ありがとうございます!
    南野を背負うフィルミーノが眩しかったです。美しい光景でした。去年はリーグ全体でホームチームの勝率が下がった印象ですが、今年はサポータが戻ってきて変わりましたよね。スタンドの熱狂あってのゴールセレブレーションだと感じます。
    ところで今のテーブル、既視感がすごいです。シティが落ちてくるのを待ちながら根気強く勝ち点拾い続けたら、1ミリも落ちてこなかった…昔そんなことが有ったそうな(怪談)

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