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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

【Liverpool×Leicester】機能的なプレスで速攻を封じたレッズが、ジョッタの2発で完勝!

マンチェスター・シティの背中を追いかけるリヴァプールに、ポイントを落とせる試合はありません。アンフィールドで開催されるプレミアリーグ24節の相手は、不振のレスター。ブレンダン・ロジャースの最終ラインは、ジョニー・エヴァンス、フォファナ、ソユンチュといった主力を欠いています。

アフリカでトロフィーを獲得したマネは欠場、涙を呑んだサラーはベンチ。ユルゲン・クロップ監督は、ルイス・ディアスをプレミアリーグデビューさせています。GKアリソン、DFアーノルド、マティプ、ファン・ダイク、ロバートソン、MFファビーニョ、チアゴ・アルカンタラ、カーティス・ジョーンズ、前線はフィルミーノ、ジョッタ、ルイス・ディアス。厳しいプレスをかけて、レスターのパスコースを切っているレッズが、主導権を握っています。

ホームチームが得た最初のシュートチャンスは、6分でした。アーノルドが中央にFKを浮かすと、フィルミーノのヘッドはクロスバーの上。1分後、速攻で左から抜け出したジェームズ・マディソンが、ボックス左で強烈なシュートを放ちますが、腕を振り上げたアリソンのビッグセーブに阻まれました。左サイドを執拗に攻めるリヴァプール。ルイス・ディアスはチームの戦い方にフィットしているように見えます。

19分、アーノルドのサイドチェンジがカーティス・ジョーンズに通り、縦に抜けたフィルミーノの折り返しのこぼれ球が右に流れると、SBが切り返しから放った鋭いシュートはシュマイケルがセーブ。27分の波状攻撃は、アーノルドのクロスに飛び込んだロバートソンのヘッドがうまく当たりません。34分、リヴァプールがCKから先制ゴール。ファン・ダイクのヘッドをシュマイケルが弾くと、こぼれ球に先着したジョッタがど真ん中に蹴り込みました

41分、ロバートソンのクロスをシュマイケルがパンチ。落下点にいたチアゴのオーバーヘッドは、惜しくも右に外れました。直後のフィルミーノのミドルは、GKの正面。前半終了間際にジョッタとのワンツーでボックス左に流れた9番は、ここでもシュマイケルの胸元に打ってしまいました。前半は1-0、完全なるレッズペース。後半も、運動量が豊富な赤いシャツが中盤を支配しています。

48分、左からドリブルで上がったジョッタのコントロールショットは、シュマイケルが左手を伸ばしてセーブ。51分のジェームズ・マディソンのFKは、壁を越えません。58分、ルイス・ディアスが思い切りよく打ったミドルは、アマーティーがブロック。クロップ監督は、残り30分というタイミングでカーティス・ジョーンズとフィルミーノを下げ、サラーとエリオットを投入しました。

69分、ホームチームが自陣からのカウンター。ジョッタのラストパスを左で受けたルイス・ディアスの左足シュートは、腰がまわらずニアに外れました。74分、エリオットのパスからボックス右を突破したサラーは、角度のないところからの一撃をシュマイケルにぶつけます。直後、ハーフライン付近でバックパスをカットしたサラーが独走。GKとの1対1は、左隅を狙ったキックを止められてしまいました。

78分、右サイドでキープしたサラーがカットイン。左足のコントロールショットがバーを叩くと、拾ったロバートソンが右に流し、ルイス・ディアスの強烈なシュートはシュマイケルがセーブしました。82分にボックスの入り口で打つと見せかけたサラーは、右に流れたルイス・ディアスを使います。フリーで打った右足の一撃は、シュマイケルが足に当てるビッグセーブ。攻め続けたレッズが勝負を決めたのは、87分でした。

CKからの二次攻撃。左に流れたボールをゴールライン際でトラップしたルイス・ディアスが中央に浮かすと、ジャスティンがクリアし、ハーヴィー・バーンズが足元に収めました。奪ったのはファビーニョ、左に展開したのはエリオット。ルイス・ディアスが中央に戻し、マティプが右足のアウトで前に送ると、ジョッタのダイレクトショットがシュマイケルの右手を弾いて左隅に決まりました。

レッズ、パーフェクト!あまりにも機能的なプレスに、ため息を漏らし続けた90分でした。ルイス・ディアスはゴールこそなかったものの、合格点。サラーとエリオットが入ってから、チャンスが格段に増えました。マネとヘンダーソンが戻ってくれば、4冠をめざす体制が整います。次節はマン・ユナイテッドとアーセナルに引き分けたバーンリーですが、最強フロントスリーのゴールラッシュを期待しています。(ディオゴ・ジョッタ 写真著作者/Ardfern)


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