2022.02.14 プレミアリーグ観戦記
【Tottenham×Wolves】18分で0-2!堅守ウルヴスに封じられたスパーズはまさかの3連敗!
衝撃的な連発でした。プレミアリーグ25節、トッテナムVSウルヴス。アウェイチームの先制は6分、中央やや右からのFK。クリアを拾ったルベン・ネヴェスがコーディーとのパス交換からミドルシュートを右隅に放つと、ロリスが弾いたボールがデンドンケルの前に上がりました。右足で叩きつけたボレーは、またもロリスがセーブ。しかしこのボールは、ラウル・ヒメネスの胸元という最も危険な場所に入ってしまいました。
今季プレミアリーグで4ゴールに留まっていたストライカーが、ワントラップボレーを右隅に決めて1-0。追加点は18分、バックパスを受けたロリスがベン・デイヴィスに出したパスが乱れ、苦し紛れのロングフィードをデンドンケルにカットされてしまいます。縦パスがセメドに通り、折り返しをニアでもらったポデンスがシュート。ダヴィンソン・サンチェス、ベンタンクール、右ポストとピンボールのように動いたボールを、詰めたデンドンケルが押し込みました。
堅守ウルヴスは、今季プレミアリーグで3失点以上はゼロ。複数ゴールを決めたゲームは6戦全勝です。ルイ・パトリシオの後を継いだ新守護神ジョゼ・サは、セーブ率84%でリーグNo.1。チェルシーに2-0で完敗し、セインツに2-3と逆転負けを喫したスパーズは、20分も経たないうちに窮地に追い込まれました。
ロリスは、最初のミドルを外に弾けなかったのか。次のボレーはキャッチできなかったのか。ベン・デイヴィスは、ボールをキープして時間を稼げなかったのか…。2点めのシーンは、左サイドに白いシャツは誰もおらず、前に蹴り出しても希望がない状況でした。好調時の彼らなら、失点につながったプレイは違う選択をしていたかもしれません。
いや、追加点を失う直前にベンタンクールの縦パスで裏に抜け出したソン・フンミンが決めていれば…。2つめのタッチが短かったためにコーディーに追いつかれ、減速して切り返しを選んだ韓国のアタッカーは、一気に縦にいけていれば決定機でした。しかし現実は0-2。22分にアイ・ヌーリのクロスのクリアが中央のラウル・ヒメネスに渡り、強烈なシュートがゴールを襲いますが、今度はロリスが右に飛んでドハーティーの前に弾き出しました。
コンテ監督は、28分にセセニョンを下げてクルゼフスキを投入。36分、右から仕掛けたセメドが脇に流し、ポデンスが右足を振り抜くと、ロリスが右に反応してセーブします。直後にハリー・ケイン、ルーカス・モウラとつながった速攻は、右からスプリントしたクルゼフスキのシュートをサイスがブロック。早い時間にギャップを軽くしたかったスパーズは、2点のビハインドを背負ったまま後半を迎えました。
48分、ルベン・ネヴェスのインターセプトから始まったショートカウンターは、ラウル・ヒメネスが左のポデンスに出したラストパスをドハーティーがカット。53分にダヴィンソン・サンチェスがボックス手前のカンドルに縦パスを奪われてしまい、右のラウル・ヒメネスに決定的なボールを通されますが、ベン・デイヴィスの寄せとロリスの飛び出しで事なきをえました。
56分にベンタンクール、クルゼフスキと縦につながり、ソン・フンミンが裏を狙った中央突破は、ジョゼ・サの前でキルマンが体を入れてカット。1分後、ソン・フンミンのきれいなスルーパスで左から抜けたハリー・ケインは、左足のシュートをジョゼ・サに足でブロックされてしまいます。65分、右からのFKのクリアをドハーティーが左に流し、ハリー・ウィンクスが強烈なミドルを放つと、キルマンに当たったボールがポストを弾きました。
71分、イエローをもらっていたルーカス・モウラに代わってベルフワイン。この時間になっても2点差は、ウルヴスの勝ち筋です。77分にベン・デイヴィスがロングフィードを頭で折り返し、胸でトラップしたクルゼフスキが左足を振り抜きますが、ボールは惜しくも右ポストの脇を抜けていきました。
88分、ソン・フンミンがボックス右のエメルソンに預け、ニアに浮いたクロスをハリー・ケインが頭でプッシュすると、キルマンにヒットしたボールをコーディーが冷静にクリア。2点リードのウルヴスはやはり強く、ホームチームはノーゴールで敗戦となりました。アントニオ・コンテ、まさかの3連敗。プレミアリーグの後半戦4試合で10失点を喫したチームの次節は、最多ゴールのマンチェスター・シティです。(ウーゴ・ロリス 写真著作者/Steffen Prößdorf)
今季プレミアリーグで4ゴールに留まっていたストライカーが、ワントラップボレーを右隅に決めて1-0。追加点は18分、バックパスを受けたロリスがベン・デイヴィスに出したパスが乱れ、苦し紛れのロングフィードをデンドンケルにカットされてしまいます。縦パスがセメドに通り、折り返しをニアでもらったポデンスがシュート。ダヴィンソン・サンチェス、ベンタンクール、右ポストとピンボールのように動いたボールを、詰めたデンドンケルが押し込みました。
堅守ウルヴスは、今季プレミアリーグで3失点以上はゼロ。複数ゴールを決めたゲームは6戦全勝です。ルイ・パトリシオの後を継いだ新守護神ジョゼ・サは、セーブ率84%でリーグNo.1。チェルシーに2-0で完敗し、セインツに2-3と逆転負けを喫したスパーズは、20分も経たないうちに窮地に追い込まれました。
ロリスは、最初のミドルを外に弾けなかったのか。次のボレーはキャッチできなかったのか。ベン・デイヴィスは、ボールをキープして時間を稼げなかったのか…。2点めのシーンは、左サイドに白いシャツは誰もおらず、前に蹴り出しても希望がない状況でした。好調時の彼らなら、失点につながったプレイは違う選択をしていたかもしれません。
いや、追加点を失う直前にベンタンクールの縦パスで裏に抜け出したソン・フンミンが決めていれば…。2つめのタッチが短かったためにコーディーに追いつかれ、減速して切り返しを選んだ韓国のアタッカーは、一気に縦にいけていれば決定機でした。しかし現実は0-2。22分にアイ・ヌーリのクロスのクリアが中央のラウル・ヒメネスに渡り、強烈なシュートがゴールを襲いますが、今度はロリスが右に飛んでドハーティーの前に弾き出しました。
コンテ監督は、28分にセセニョンを下げてクルゼフスキを投入。36分、右から仕掛けたセメドが脇に流し、ポデンスが右足を振り抜くと、ロリスが右に反応してセーブします。直後にハリー・ケイン、ルーカス・モウラとつながった速攻は、右からスプリントしたクルゼフスキのシュートをサイスがブロック。早い時間にギャップを軽くしたかったスパーズは、2点のビハインドを背負ったまま後半を迎えました。
48分、ルベン・ネヴェスのインターセプトから始まったショートカウンターは、ラウル・ヒメネスが左のポデンスに出したラストパスをドハーティーがカット。53分にダヴィンソン・サンチェスがボックス手前のカンドルに縦パスを奪われてしまい、右のラウル・ヒメネスに決定的なボールを通されますが、ベン・デイヴィスの寄せとロリスの飛び出しで事なきをえました。
56分にベンタンクール、クルゼフスキと縦につながり、ソン・フンミンが裏を狙った中央突破は、ジョゼ・サの前でキルマンが体を入れてカット。1分後、ソン・フンミンのきれいなスルーパスで左から抜けたハリー・ケインは、左足のシュートをジョゼ・サに足でブロックされてしまいます。65分、右からのFKのクリアをドハーティーが左に流し、ハリー・ウィンクスが強烈なミドルを放つと、キルマンに当たったボールがポストを弾きました。
71分、イエローをもらっていたルーカス・モウラに代わってベルフワイン。この時間になっても2点差は、ウルヴスの勝ち筋です。77分にベン・デイヴィスがロングフィードを頭で折り返し、胸でトラップしたクルゼフスキが左足を振り抜きますが、ボールは惜しくも右ポストの脇を抜けていきました。
88分、ソン・フンミンがボックス右のエメルソンに預け、ニアに浮いたクロスをハリー・ケインが頭でプッシュすると、キルマンにヒットしたボールをコーディーが冷静にクリア。2点リードのウルヴスはやはり強く、ホームチームはノーゴールで敗戦となりました。アントニオ・コンテ、まさかの3連敗。プレミアリーグの後半戦4試合で10失点を喫したチームの次節は、最多ゴールのマンチェスター・シティです。(ウーゴ・ロリス 写真著作者/Steffen Prößdorf)
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