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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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ノリッジ戦でハットトリック!放出候補からレギュラー復帰のスターリング、激動の1年を振り返る。

ペップ・グアルディオラが、彼がいない布陣を選ぶようになったのは、昨季の終盤戦からでした。プレミアリーグのラスト10試合のうち、ベンチスタートが2回、遠征メンバーから漏れたアウェイゲームが2回。チャンピオンズリーグでも出番を失い、ベスト8のドルトムント戦とセミファイナルのパリ戦は、4試合で10分しかピッチに立っていません。チェルシーとのファイナルで先発したとはいえ、ラヒム・スターリングの心中は穏やかではなかったはずです。

オフシーズンには、地元メディアに放出候補と書かれましたが、マンチェスター・シティで戦うという気持ちは変わらなかったようです。しかし、2021-22シーズンに入っても、ペップの采配は変わりません。プレミアリーグの最初の10試合のうち、先発は3試合のみ。CLグループステージの前半戦も、スタメンはパリ戦だけです。カラバオカップの2試合連続フル出場は、むしろストレスを溜める扱いでしょう。2021年10月、彼はついにチームを離れる可能性について口にしました。

「もっと試合に出るためには、移籍しなければならないなら、その選択肢を受け入れるつもりだ」

アメリカメディア「ファイナンシャル・タイムズ」の記事について聞かれたペップは、「私は何も知らない。クラブもそうだろう」とコメント。「誰に対しても、何分プレー時間を与えるなどと約束できない。彼らはいつもピッチで声を挙げなければならない」と、メディアを介しての発言を非難しました。

10月までの公式戦14試合1ゴール2アシストは、彼のスタッツではありません。11月のマンチェスターダービーをベンチで過ごしたスピードスターは、「バルセロナ移籍を決断」「契約延長を拒否する意向」「マン・シティは移籍金を5000万ポンドに設定」と報じられました。当時は、実際に話が進んでいたのではないかと思われます。そんな流れを変えたのは、インターナショナルブレイク明けのエヴァートン戦で決めた先制ゴールでした。

3-0完勝のゲームで、パス成功率92%を記録したスターリングは、続くパリ戦でもゴールをゲット。13節のウェストハム戦からレギュラーに復帰しました。12月のワトフォード戦からプレミアリーグ4戦連続ゴール。ダービー欠場後のベンチスタートはリーズ戦とブレントフォード戦のみで、12試合9ゴール2アシストという素晴らしいスタッツを残しています。

先週末のノリッジ戦では、ハットトリックを達成。彼がゴールを決めた公式戦9試合は全勝です。このまま好調をキープできれば、3つのハッピーを手に入れられる可能性が高まります。プレミアリーグ連覇、欧州初制覇、そして契約延長。ストライカー不在のチームをけん引するウインガーのパフォーマンスを、最後までしっかり見届けたいと思います。本日の夜は、スポルティングCPとのCLラウンド16ファーストレグ。今から、楽しみです。


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