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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Arsenal×Brentford】決めたのはスミス・ロウ&サカ!中盤とサイドを制圧したガナーズ、完勝!

アーセナルに入団してから、初のベンチスタート。冨安健洋が戻ってきました。プレミアリーグ26節、アーセナルVSブレントフォード。アルテタ監督の11人は、ウルヴス戦でレッドカードをもらったマルティネッリをスミス・ロウに代えただけです。

GKラムズデール、DFセドリク・ソアレス、ベン・ホワイト、ガブリエウ、ティアニー。センターはトーマス・パーティーとジャカ、2列めにサカ、ウーデゴーア、スミス・ロウ、最前線に今季プレミアリーグ3ゴールのラカゼットという布陣です。キックオフからポゼッションを取って攻めるアーセナル。3分の右からのCKは、ニアに入ったベン・ホワイトのヘッドがゴール前でクリアされました。

7分、ウーデゴーアの縦パスがボックス右に走り込んだサカへ。右足の高速グラウンダーは、味方に通りません。10分のCKからの二次攻撃は、サカのラストパスを競り合って倒れたベン・ホワイトも、サカのシュートのこぼれ球に詰めたラカゼットも、PKをもらえませんでした。22分、ウーデゴーアからパスを受けたトーマス・パーティーのミドルは左にアウト。3分後、敵陣でインターセプトしたジャカが素早く縦に送ると、ラカゼットのミドルも左に切れていきます。

ジャカ、トーマス・パーティー、ウーデゴーアと右につながった29分のアタックは、ひとりかわしてニアを狙ったウーデゴーアの左足シュートをCBヤンソンがブロック。32分にセドリク・ソアレスのクロスをニアでトラップしたラカゼットは、角度のないところからのシュートをヤンソンに止められました。37分、ティアニーのクロスのクリアを叩いたベン・ホワイトのボレーは、GKラヤの正面です。

攻め続けたアーセナルに対して、的確なカバーリングでシュートコースを消したブレントフォード。前半のシュート数は16対2ですが、オンターゲットは2対0です。後半開始間もない47分、ラムズデールのキックを自陣でカットされ、ジョシュ・ダシルヴァのパスをもらったイッサが右から速いクロス。きわどいボールでしたが、守護神が冷静にコースを見極めてキャッチしました。

ガナーズの先制ゴールは48分。ハーフライン手前にいたラカゼットが左のスミス・ロウにロングフィードを通すと、カットインから悠々とアイエルをかわした10番の右足シュートがファーのサイドネットに決まりました。スミス・ロウは、早くも今季プレミアリーグ9ゴール。ブレントフォードは攻めなければなりません。

59分、左からのCK。ニアのラカゼットが頭で後ろに送ると、トーマスのボレーは枠を越えていきました。1分後、中央から放ったサカのミドルはラヤがキャッチ。ガナーズが追加点を決めれば勝負ありでしょう。残り時間が20分を切っても、アルテタ監督は動かず。プレミアリーグ15位が攻める時間が、長くなってきています。

75分、スミス・ロウが下がってニコラ・ペペ。77分にヤンセンと競り合ったラカゼットが粘り、CBが脇に出したボールをウーデゴーアがさらうと、1対1からのフィニッシュはラヤが触り、詰めたニコラ・ペペのシュートはピノックが掻き出しました。79分の決定的な2点めは、ヤンセンと再度絡んだラカゼットがトーマスに預けたカウンター。ドリブルで中央から上がった5番が左のサカにラストパスを通すと、左足の完璧な一撃が右のポストを叩いてネットに届きました。

84分、ラカゼットに代わってエンケティア。93分にFKのクリアを拾ったヤネルトのシュートがアイエルに当たり、こぼれ球を拾ったノアゴールがラムズデールをかわして枠に蹴り込みますが、キックオフからほどなくタイムアップを示す笛が鳴りました。シュート数は24対6、オンターゲットは8対2。最後に失点は喫したものの、ガナーズ完勝といっていいでしょう

今日のガナーズは、攻守ともに素晴らしい出来だったと思います。サカが右サイドを制圧し、逆サイドのスミス・ロウ&ティアニーもボックス左からクロスを量産。ウーデゴーアは司令塔として攻めるエリアを決め、ラカゼットは2ゴールの起点となりました。前半は危険なパスが気になったトーマスは、シュート3本、1アシスト、キーパス2本でデュエル勝率81%。前の4人を全員MVPに選びたくなる一戦でしたが、彼も候補のひとりです。

勝ち切ったガナーズの次節は、難敵ウルヴス。冨安健洋は、いよいよスタメンに復帰するのではないでしょうか。TOP4フィニッシュにまた1歩近づいたチームが、どんな攻め方で堅守を崩しにかかるのか、今から楽しみです。


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