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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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やっぱり決めてほしい…アーセナルのラストスパートを左右するラカゼットの得点力に注目!

「アーセナルの今シーズンも残すところ10試合となった。ここしばらく、プレミアリーグでのTOP4フィニッシュがこれほど身近に感じられることはなかっただろう。ミケル・アルテタの下で大きく前進したクラブは、今まさにラストスパートに入っている。インターナショナルブレイクの2週間を賢く使いたいところだ」

冷静な筆致で、アーセナルの近況をレポートしているのは「イブニング・スタンダード」のサイモン・コリングス記者。「Arsenal’s international break to-do list: Get Alexandre Lacazette firing and maintain new-found spirit(インターナショナルブレイクにおけるアーセナルのやることリスト。アレクサンドル・ラカゼットを奮起させ、新たに見出したスピリッツを継続させたい)」と題したレポートは、CL出場権を獲得するための重要なポイントを3つ挙げています。

「冨安健洋の復帰」「ラカゼットの覚醒」「団結力の維持」。セドリク・ソアレスは好調ですが、ふくらはぎを痛めた日本代表が戻ってくれば、右サイドはより安定するはずです。そして、ラカゼット。チェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、トッテナム、ウェストハムといったライバルとの激戦を残しているチームは、エースのゴール数によって順位が変わるといっても大げさではないでしょう。

オフシーズンには移籍が取り沙汰され、開幕からの4ヵ月は1ゴールしかなかったストライカーは、オーバメヤンが着けていたキャプテンマークを託されてから、レギュラーに返り咲きました。16節のサウサンプトン戦で、今季プレミアリーグ初ゴール。その後の12試合で2ゴールはもの足りない数字ですが、若い2列めとは連携できており、7アシストを記録しています。

キーパス28本とビッグチャンス4回、被ファール数24回はいずれもチーム3位。序盤戦は出番が少なく、11月まで70分以上の出場が1回もなかったFWとしてはなかなかの数字です。タックル25回は、ジャカやティアニーより多く、守備における貢献度はオーバメヤンを大きく上回っています。

2017年の入団以来、4シーズン連続でプレミアリーグ2ケタゴールのラカゼットにとって、23試合4ゴールは納得できるスタッツではないでしょう。コリングス記者は、「もしもフランス人選手が自らのプレイにゴールを加えられれば、C出場権獲得をめざすアーセナルにとって、大きな違いになりえる。残り10試合で3~4発のゴールラッシュを見せるだけでも、アーセナルが必要とする攻撃的な脅威となるはずだ」と綴っています。

2017-18シーズンは10戦6発。入団以来、最後の10試合を2ゴール以下で終えたことが1度もないラカゼットは、泥くさいゴール連発でCLのチケットをチームにもたらすことができるでしょうか。彼がキャプテンになってから、スカッドの団結力は高まったとも伝えられています。残留の噂が聞こえてくるようになったゴールゲッターのパフォーマンスに注目しましょう。


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