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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Saints×Arsenal】またも先制されて追いつけず…ゴールが遠かったアーセナル、まさかの3連敗!

クリスタル・パレスとブライトンに連敗したアーセナルにとっては、負けられない一戦です。プレミアリーグ33節、相手はセント・メアリーズのサウサンプトン。ハーゼンヒュットル監督のチームは、プレミアリーグの過去5試合を1分4敗と絶不調で、前節のチェルシー戦は0-6の大敗です。

何としても先にゴールがほしいガナーズは、コロナウイルス感染のラカゼットが欠場で、最前線にはエンケティアが入っています。GKラムズデール、DFセドリク・ソアレス、ベン・ホワイト、ガブリエウ、ヌーノ・タヴァレス。セントラルMFはサンビ・ロコンガとジャカ、2列めにサカ、ウーデゴーア、マルティネッリ。サカとマルティネッリは、いつもとは逆のサイドに入っています。

静かに立ち上がったアウェイチームが、最初にチャンスをつかんだのは3分。左サイドを突破したエンケティアの速いクロスは、惜しくも味方に通りません。CKのクリアを叩いたサカのミドルは、ゴール前の渋滞に跳ね返されました。

ヌーノ・タヴァレス、ウーデゴーアと右につながった8分のアタックは、ボックスの右手前で切り返したマルティネッリの左足シュートを、GKフォースターがセーブ。17分には、敵陣で奪ったエンケティアが右のマルティネッリに預け、ファーから走り込んだサカにグラウンダーが通りました。フリーのダイレクトショットは、フォースターがビッグセーブ!アウェイチームは、決定機を活かせませんでした。

26分、ロングスルーの落としを左で受けたスチュアート・アームストロングのボレーはラムズデールがキャッチ。35分にエンケティアが左サイドでもらったFKは、ニアを狙ったセドリクのミスキックです。2分後、ボックス左脇からFKを蹴ったのはまたもセドリク。カーブをかけたボールは、クロスバーを越えていきました。

45分のセインツのCKは、ラムズデールがパンチ。これに追いついたプローがボックス左に浮かすと、エルユヌシの折り返しがニアのベドナレクに入りました。左足のボレーは、ラムズデールの腕に当たってゴールイン。直近のプレミアリーグ4試合で2ゴールのガナーズは、ビハインドを背負って後半に向かいます。

48分、右から中に持ち込んだサカがファーに転がすと、タヴァレスの強烈なシュートはDFにカットされてCK。トーマスのポジションをまかされたサンビ・ロコンガは後ろに戻すボールが多く、ガナーズは攻撃のスピードを上げられません。57分にセドリクのクロスに飛び込んだエンケティアは、ラボーナを左に外しました。

60分、セドリクに代わってスミス・ロウ。波状攻撃は、シュートをことごとくブロックされ、62分のウーデゴーアのミドルは大きく浮いてしまいます。64分、カットインしたサカの一撃は惜しくも左にアウト。70分にタヴァレスが下がり、ニコラ・ペペが右サイドに入りました。ジャカの速いクロスに左足を出した19番のファーストタッチは、左のポストの外に切れていきます。

絶好調のフォースターは、73分にクロスのクリアを叩いたスミス・ロウのボレーも、左に弾き出しました。81分、ウーデゴーアの美しいスルーパスが右のサカに通るも、右足のフィニッシュはフォースターがブロック。85分にスミス・ロウの落としに反応したジャカのダイレクトショットも、GKが冷静にセーブしました。

ガナーズは、またも猛攻及ばす3連敗。クリスタル・パレス戦とブライトン戦に続き、先制を許したために相手が引いてしまい、追いつく前にタイムアップという展開を繰り返してしまいました。プレミアリーグで7戦連続勝利なしだったブライトンと、5戦連続のセインツに負けるとは…。冨安健洋、ティアニー、トーマス・パーティーの存在がいかに大きかったかを確認させられた連敗でした。

サンビ・ロコンガは後ろと横へのパスばかり。TOP4をめざす大事な時期に、今季プレミアリーグでノーゴールのストライカーを先発させなければならないという状況は、戦う前から失敗といえるでしょう。マルティネッリやニコラ・ペペをセンターで起用するプランB・プランCにトライするという手もあったのではないでしょうか。

ブライトンがトッテナムに勝ってくれたため、希望はつながりましたが、次節からチェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、ウェストハムという厳しい3連戦が始まります。2つ負けたら、CL出場権はおそらくアウト。6連敗を喫したら、EL出場権も危うくなります。どうする、どうなるガナーズ。冨安健洋が戻ってくれば、ベン・ホワイトとラムズデールが落ち着きを取り戻し…!?


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