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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Brentford×Tottenham】どうした、スパーズ!? 2戦連続オンターゲットゼロで、ついに5位転落!

どうした、スパーズ!プレミアリーグ33節のブライトン戦は、オンターゲットゼロで0-1のホーム敗戦。必勝のブレントフォード戦も、枠内シュートを打てずにスコアレスドローという結果に終わりました。2試合で1ポイントしか得られず、5位に転落。リヴァプール戦を残している彼らは、アーセナルとの決戦を前に4ポイント以上の差をつけられてしまうかもしれません。

2戦連続でノーゴールに終わった原因のひとつは、ソン・フンミンの空回りです。32節のアストン・ヴィラ戦までの7試合で8ゴール1アシストを記録し、チームのジャンプアップの立役者となったアタッカーは、引いて守る2チームに持ち味を消されました。ブライトン戦はシュート2本で、クロス成功ゼロ。ブレントフォード戦は9本のクロスのうち、味方に届いたのは1本で、シュートを打てずにタイムアップとなりました。

ブレントフォード・コミュニティ・スタジアムでの一戦を振り返りましょう。序盤から押していたのは、プレミアリーグで3連勝中のホームチーム。チェルシー、ウェストハムとのロンドンダービーを制したチームは、フィット感を高めているエリクセンのパスとプレースキックが脅威です。5分と6分の左からのCKは、いずれもファーにまわったイヴァン・トニーの右足にぴったり。スパーズ守備陣は対応できておらず、ゴール前でかろうじてブロックし、失点を回避しました。

17分のきわどいシーンも、エリクセンの右からのCK。イヴァン・トニーの決定的なヘディングは、クロスバーにヒットしました。22分のCKも、序盤とまったく同じ形でストライカーがボレーを放ち、クリスティアン・ロメロがブロック。後手にまわるスパーズは、ベンタンクールのロングシュートとハリー・ケインの強引なショット以外にチャンスを創れず、0-0でハーフタイムを迎えました。

51分、右からのロングフィードを追ったイヴァン・トニーと飛び出したロリスが競り合ったシーンは、こぼれ球に先に反応したロリスが何とかクリア。直後、ロメロの縦パスを前線で収めたハリー・ケインは、振り向きざまの一撃を浮かしてしまいました。55分にエメルソンがボックス右を突破し、中央にグラウンダーが入りますが、ハリー・ケイン、クルゼフスキ、ベンタンクールの3連打はいずれもブロックされ、スコアは動きません。

65分、ブレントフォードのショートカウンターは、エリクセンが左足で打ったミドルが左のポストの外を抜けていきます。直後、エリクセンのCKをロリスがパンチし、ローアスリウのクロスをヤンセンが頭で合わせますが、ゴールラインの前にいたハリー・ケインがクリア。拾ったエリクセンがニアに打つと、ロリスが右手を伸ばしてセーブしました。

終盤に入っても、スパーズはノーチャンスです。92分にエリクセンが右から蹴ったFKをイヴァン・トニーがヘッドで叩くと、ボールは右のポストを直撃。シュート数15対9、オンターゲット2-0のゲームは、「決定機を活かせなかったブレントフォードが、ポイントをロストしたゲーム」という表現がしっくりきます。

次節のプレミアリーグはレスター、36節はリヴァプール。ひとつも落とせないスパーズは、ノースロンドンダービーを決戦の場とすることができるでしょうか。ソン・フンミンが決めたゲームは11勝1分2敗、ノーゴールなら7勝3分9敗。喫緊の課題は、左からのアタックとロングカウンターの活性化です。


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