【MAN.CITY×Chelsea】 さすがにガス欠!? PK外し、チェルシーなす術なし…。
中2日、3日で試合が続く過密日程4戦めのチェルシーと、ゆったりスケジュールのホームチーム、マンチェスター・シティ。コンディションの差がそのまま出たようなゲームとなってしまい、マン・シティが2-0と完勝。マンチェスター・ユナイテッドとの勝ち点差12をキープしました。チェルシーは、今夜試合があるトッテナムと勝ち点1差、5位アーセナルと2差といよいよお尻に火が着きました。引き続き、コンディション管理が最重要という日々を過ごすことになりますが、どうなることやら。
前半開始からホームのマン・シティペース。14分にCKからナスタシッチがヘッド、16分にはダヴィド・シルヴァのパスをヤヤ・トゥレ、17分には右サイドで前が詰まったダヴィド・ルイスの不用意なパスからアグエロがGKと1対1になるなど、立て続けにチェフを脅かします。チェルシーはマタが精彩を欠き、前線にいい球が出ず、27分のランパードのFKまで1本もシュートが打てませんでした。38分にはまたもやダヴィド・シルヴァ。ワンツーから左サイドで完全に抜け出し、ファーにいるサバレタへクロス。サバレタの強烈なシュートはケイヒルがヘッドでクリアしましたが、これも1点モノのピンチでした。この後もロドウェルのミドル、ヘッドとマン・シティが積極的にゴールを狙い、得点こそ奪えなかったものの完全にゲームを制圧し、ハーフタイムを迎えます。
後半に入っても流れは変わらず。マン・シティの攻撃の合間を縫って、チェルシーがカウンターを仕掛けるという展開。しかし50分、この試合最大のチャンスがチェルシーに訪れます。後方からの長いパスからデンバ・バが抜け出し、GKジョー・ハートと1対1になったところでこれを抜きにかかったところ、ハートの手がデンバ・バに触れ…。判定は、PK。リプレイで見れば、かなりダイビングくさいプレイでしたが、1度吹かれた笛は覆りません。劣勢チェルシー、先制のチャンス。これまでの我慢がついに実るか!
ランパードの左隅を狙ったキックは悪くなかったのですが、ジョー・ハートが完全に読み切り、見事なセーブ!自ら招いたピンチを帳消しにしました。これで糸が切れたかのように、ここからチェルシーのディフェンスラインはより深く、シティ攻撃陣の侵入を許します。56分にアグエロがGKの鼻先で放ったチップキックはわずかにゴール上に外れますが、ついに63分、ヤヤトゥレのシュートがサイドネットへ。ミルナー、ダヴィド・シルヴァとパスをまわされ、相手の左サイドを自由にさせすぎたためにヤヤ・トゥレに中で持たれ、コントロールシュートを許すことになりました。
チェルシーはモーゼス、オスカル、F.トーレスと投入するものの、なかなかシュートまで持ち込めません。そして85分、試合を決めるテベスの弾丸ミドル。中央でテベスにボールが出たとき、誰も当たりに行かなかったのが致命的。シュートが正確なテベスにフリーで打たせて、チェフだけで止めるというのは無理な注文です。結局、チェルシーのFW陣、デンバ・バとF.トーレスは1本もシュートを打つことなく、2-0でゲームセット。全体的に動きが鈍く、最近復帰したモーゼスやダヴィド・ルイスがチームにフィットしきれていないチェルシー、完敗でした。
さて、今日負けたことでチェルシーは大ピンチです。今後のスケジュールが殺人的なのです。
2月27日(前回から中2日)FAカップ5回戦/VSミドルスブラ
3月2日 (前回から中2日)プレミア28節/VS WBA
3月7日 (前回から中4日)ELカップ/VSステアウア・ブクレシュティ
3月10日(前回から中2日)プレミア29節/VSフラム
3月14日(前回から中3日)ELカップ/VSステアウア・ブクレシュティ
3月16日(前回から中1日)プレミア30節/VSウエストハム
ここまで戦って、やっと1週間空きます。これは苦しい。ケガ人は戻ってきていますが、果たして乗り切れるのでしょうか?来週、トッテナムとアーセナルのノースロンドンダービーがあり、ライバルがつぶし合うここで引き離しておきたいところ。WBA戦、必勝です。
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