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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Arsenal×Stoke】エジルの魔法の左足!FK&CK3発で、アーセナル首位復帰!

主にアウェイ戦ではありますが、アーセナルはたびたびストークには痛い目に合っています。2010-11シーズンの5月に負けたときは優勝の可能性を絶たれ、ここ2シーズンのブリタニア・スタジアムではいずれもドロー。今季はスタートから好調なだけに、要注意です。

さて、そんな心配をよそに、ゲーム開始わずか5分でアーセナル、先制!ペナルティエリアやや外、レフティにとっては狙いやすい位置から鋭いFKをGKベコビッチに浴びせたエジルと、はじいたボールを左足で確実に決めたラムジーが立役者。この後しばらくは、アーセナルがボールを試合し、パスのもらい手にストークの中盤がプレッシャーをかけるという拮抗した展開が続きます。

ところが、ホームチームがそのまま優位に立つかと思われたゲームは、徐々にストークのペースに傾いていきます。エジルをはじめ、アーセナルの中盤にミスパスが目立ち始めたことと、アダムとエンゾンジという、ストークのパスの出し手へのチェックが緩くなったのが要因。そして26分、ストークに待望の同点ゴール。右からのクロスへのメルテザッカーの対応が遅れ、アルナウトビッチがフリーで合わせたシュートはポストを直撃。跳ね返りをそのまま決めたのが後ろから詰めていたキャメロンです。ワンチャンスをものにしたストークは、その後も再三、左MFのアダムからのクロスでアーセナルの最終ラインを脅かします。

ボールを動かして相手のスキを伺うアーセナルと、一発のパスに賭けるストーク。どちらが勝ち越し点を奪うかわからない展開でしたが、今のアーセナルにはこの男がいます。そう、メスト・エジル。中盤でのパスワークもさることながら、驚異的なのがセットプレイの正確さ。メルテザッカーの頭に2本のCKを完璧に合わせ、1本めはシュートをクリアされたものの、36分の2本めがゴール左に絶妙な弧を描いて吸い込まれ、2-1。エジルの左足アシスト2発でアーセナルがリードを奪い、後半に入ります。

後半のアーセナルは安全運転モード。後ろをしっかり固めて、ボールを奪うと少人数で直線的にゴールを狙います。ニャブリのインターセプトからのジルーのミドルや、ジルーのカットからウィルシャーがヘッドでエジルにつなぎ、エジルが右足でシュートを打ったシーンは、アーセナルの狙いどおりの攻撃だったのではないでしょうか。ストークはボールを持つ時間は長いものの、相手をひきつける第三者の動きがなく、緩急も一定なのでパスが読まれやすく、アーセナルに要所を締められます。そして72分、3点めはまたも魔法の左足から。エジルの柔らかいFKは、今度はサニャの頭を捉え、ふわりと浮いたシュートがGKの頭越しにゴールイン。エジルはこの日、得点につながるプレースキックを3本決めてみせました。

この後のトピックスは、宮市の登場とアルテタの復帰です。宮市は、守備にまわったときに不安定なプレイがいくつかあったものの、出足のいいインターセプトからラムジーの惜しいシュートを演出するなど、短い時間ながら2回ほど、いいプレイを見せてくれました。

ここまで2勝1分け1敗の難敵ストークをさばいて、アーセナルはプレミアリーグ暫定首位です。ケガ人の多さを考えれば、開幕戦の黒星以降の7連勝は驚異的。リヴァプール、チェルシー、マンチェスター勢の足踏みや停滞を尻目に、ここで勝ち点を稼いでケガ人の復帰を迎えることができれば…いや、そのまま独走の可能性までありますね!

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