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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Liverpool×Norwich】誰の力も借りない3発+1!リヴァプールのみなさん、天才と一緒にCLへいこう!

天才、爆発!CKからのボレーも見事だったのですが、それ以外の3点は、誰の力も必要としない彼のセンスと技術だけで奪ったゴール。前節のプレミアリーグで、ハル・シティに敗れたのが嘘のような怒涛の攻撃。ルイス・スアレスの4発で、リヴァプール、楽勝です!

16分の1点めは、それまでスムーズとはいえなかったチームを波に乗せる、完璧なシュートでした。センターサークルを過ぎたところでパスを受けたスアレスは、GKのポジションをチラッと見ただけで、何のためらいもなく40メートルを超えるロングシュート!ボールは前に出ていたルディの頭上を越え、ゴール右隅に一直線。ここから打たれては、少なくともDFはノーチャンスです。2点目はジェラードのCKから。29分、CKに反応した味方が前でつぶれてそらしたボールを、DFに体を預けながら左足ボレー!このゴールがすごいのは、CKが蹴られた瞬間、既にスアレスはボレーというシュート態勢がイメージできており、相手DFを右手で牽制しながら一歩先に出ているところです。細かい技術ですが、ゴールを奪えるか奪えないかは、実はこういった些細なアクションで決まることもまた事実。これでリヴァプールに余裕が生まれ、ノーウィッチは完全に沈黙します。

こうなると興味は「エースが何点獲るのか」ですが、2点めの6分後にあっさりハットトリック達成です。左でボールを受けたスアレスは、中盤からドリブルで中に切れ込み、MFフェルのマークをボールを浮かせるフェイントであっさりかわすと、ペナルティエリアに入るやいなやゴール右隅に強烈なシュート。DFベネットは抜かれるのが怖くて及び腰になり、シュートコースすらカットできませんでした。たったの35分、あっという間の3-0。前半はこのまま終わりますが、私がノーウィッチサポーターなら、ここで席を立って街中のパブでクダを巻いているに違いありません。敵のエースの大活躍など、精神衛生上いちばんよくないですから。

後半が始まっても、リヴァプールは攻撃練習、ノーウィッチはサンドバッグ状態です。52分のジェラードのダイビングヘッド、直後のジョー・アレンのミドルと、あわや4点めというシュートが次々とGKルディを襲います。そして74分、スアレスが、自らのプロモーションビデオの足りないパーツを埋めるような4発め。ロングシュート、ボレーシュート、ドリブルシュートとくれば…そう、直接フリーキックです。中央やや左という得意のポジションから、壁を巻いて落ちるシュートは完璧のひとこと。この後、ノーウィッチのブラッドリー・ジョンソン、リヴァプールはスターリングがそれぞれ1点ずつ獲りますが、今日は「エースのワンマンショー」ということで、いいんじゃないでしょうか。そうでした、スターリングのゴールのラストパスも天才からでしたね。はい。

ちなみに、ノーウィッチがスアレスにハットトリックを決められたのは3度めで、これはスアレスの側からいえばプレミアリーグ初の快挙だそうです。ノーウィッチからすれば…鬼門アンフィールドでは、ますますパブ直行ですね。

今日は、スアレスだけでなく、ジェラードやコウチーニョをはじめ、前は全体的によかったのではないでしょうか。ジョー・アレンも、試合を重ねるごとにフィットしていると思います。この顔ぶれにスタリッジを入れて、スターリングをオプションにすれば、それがすなわちリヴァプールのベストメンバーでしょう。DFラインは、相変わらずシュクルテルが不安です。個人的には、サコとコロ・トゥレのセットがいいと思います。左SBの層の薄さだけ気になるものの、グレン・ジョンソンとフラナガンを含めて今の6人がいれば、プレミアリーグ恒例の年末年始絶句スケジュールやカップ戦前後のやりくりもいけるでしょう。

この天才を手離してはいけません。ロジャース監督、リヴァプールのみなさん、プレミアリーグでしっかり勝って、来季はスアレスと一緒にチャンピオンズリーグへいきましょう!

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“【Liverpool×Norwich】誰の力も借りない3発+1!リヴァプールのみなさん、天才と一緒にCLへいこう!” への9件のフィードバック

  1. あああ より:

    スアレスが凄すぎて言葉がありません(笑)
    スアレスはノーリッチに恨みでもあるのでしょうか?
    毎回ハットトリック決めてる気がします。
    前線の選手層の薄さが心配ですが、冬に補強できたら更に怖いチームになりそうですね。
    チェルシーで燻ってるマタなんか獲得したら良いんじゃないですかね。ないかな(笑)
    ・・・しかしスアレスはチームがチームならバロンドールも夢じゃないかもしれませんね

  2. 浮気性なリバサポ より:

    一体ノーリッジはスアレスに何回ハットトリックされれば気の済むのか。
    いい加減対策した方がいいですよ、と言いたくなるほどサポーターを気の毒に思う、久々に余裕を持ってみられた試合でした。
    相変わらず三点目が入り余裕を持ち始めるまでは二列目以降と呼吸があまり合っていないのが気になりますが。
    フラナガンは元々足下悪くない印象でしたが中盤のフォローに入った時のパスの裁き方を見ると、スアレスとのコンビネーションに一日の長があるものの手詰まりになると放り込む癖のあるエンリケよりもロジャースごのみのSBかもしれません。
    CBに関しては体格差や経験値における守備の堅さエンリケに劣る分彼のサイドが的にされてCBがつり出される格好になって手薄になったところを狙われる、となった場合(若干軽いこともあるが)対人に強いサコとカバーの巧いコロはベターかもしれませんね。
    ただ、CKで唯一と言っていいほどヘディングを決められる選手がシュクルテルなんですよね、サコあたりが代表の時ぐらいPAで強さを発揮してくれたら良いのですが。
    ライン統率に関してはおそらくアッガーでしょうし、皆一長一短でロージャスも最適なペアを模索中かもしれないです、選手層の薄いリバプールで唯一と言っていいほど競争率の激しいポジションですし。

  3. プレミア大好き! より:

    あああ さん>
    すごいですね、スアレス。おっしゃるとおり、クラブがヨーロッパで実績を残しさえすれば、バロンドールに十分手が届くと思います。

    浮気性なリバサポさん>
    フラナガンはバランスがよく、20歳で成長余地も高いので、ロジャース監督が目をかけているのは間違いないですね。とはいえ、はまったときのホセ・エンリケの突破は凄いので、彼が戻ってきていい競争が生まれればOKでしょう。シュクルテルは、プラスマイナスでいえば、プレミアリーグ上位との対決ではマイナスのほうが大きくなってしまうと思います。マンチェスター・シティやチェルシーなど、スピードのある選手やドリブラーがいるクラブと戦うとやられそうですね。プレミアリーグのCBとFWの駆け引きレベルが年々上がってきているなか、彼はそろそろ潮時なのかな、と思ったりします。

  4. 廿いマスク より:

    解説がgenious連呼してましたね。彼もついに人間界から離れるのか。

    センターバックはアッガー+シュクでいいと思いますよ。最近のシュクルテルのパス精度の上達ぶりはすばらしいし、アッガーは言わずもがな。
    確かに守備で不安は残りますが、ジェラードがさぼらない限りはなんとかなるでしょう。ミニョレがいるし。

  5. makoto より:

    廿いマスクさん>

    —–
    廿いマスクさん>
    なるほど。リヴァプールのDFについては、見解の分かれるところですね。どうも、私のシュクルテルに対する評価が高くないようです。この手の議論は、「リオVSエヴァンス」「ダヴィド・ルイスVSケーヒル」みたいに、各チームあるのかもしれませんね。マンチェスター・シティ以外は。

  6. makoto より:

    スアレスはえげつないですね(^^;

    それに比べてうちのトーレスはゴール前2、3メートルでこぼれ球押し込むだけなのにふかすとは…w

    超個人的な意見ですが、CLにはチェルシー、ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールに出てもらいたいと思ってます(^^)

    —–
    チェルシーさん>
    >CLにはチェルシー、ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールに出てもらいたい
    その案、のっからせていただきます。お気遣いいただき、恐縮です(笑)

  7. トーレス下さい。あ、赤い方ね より:

    全ての課題を棚上げして、ひとまずスアレス無双で勝ったという試合でしたね。
    それにしても今季のリバポのセットプレー得点力は神がかっています。プレミア最多。ここ4戦で8ゴール。3戦連続直接FKゴールですからね。これはこの先スパーズ、チェルシー、シティと対戦するにあたって、この上ない武器になると感じてます。

    僕の目線ではシュクルテルは断トツで今季リバポのベストCBですね。質的にも少なくともプレミア4強スタメンの水準は満たしていると確信しています。もっとも彼はシーズン毎に別人のようにパフォーマンスレベルが変わるので、あくまで今季限定の話ですが。
    奮起を求めるのはむしろアッガーですね。彼は昨季からの課題を全く修正できていません。とにかくマーキングにルーズで、クロスやセットプレーで簡単に相手を離すのです。今日の失点はまさにそうでしたし、失点場面以外にもセットプレーでバソングを離して決定機を与えていました。ほとんどの試合で彼はこんな調子です。

  8. makoto より:

    トーレス下さい。あ、赤い方ね さん>
    なるほど。みなさん見方がまちまちですね。シュクルテルは、出場試合数がいちばん多いので「がんばってる感」はありますが、ポジションや行く・行かないの判断などでポカが多い印象ですね…。2点以上奪われた試合のすべてに名を連ねていて、クリーンシートの半分にしか出場していない、というのは、彼が個人的にはハードマークできていても、連携やポジション等で実はミスがあることの傍証のような気がします。あくまで、印象ですが。

  9. Andy より:

    あの…
    スアレスの2点目のところは、確かコウチーニョがCK蹴ってジェラードが後ろにすらして、
    スアレスボレーだったのではないかと…

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