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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【MAN.UTD×Sunderland】最強サンダーランド!直近3度めの上位つぶしでフラム&カーディフの降格決定!

香川真司の名前がベンチにもありません。チチャリートがトップ、すぐ下にマタ。左右にナニとアシュリー・ヤングというのがこの日のマンチェスター・ユナイテッドの布陣です。対するサンダーランドは、チェルシー、マンチェスター・シティ、カーディフから勝ち点7の荒稼ぎを決め、プレミアリーグ降格ゾーンからようやく脱出したばかり。この日のゲームでも、プレミアリーグ上位2チームに続く「三匹目のドジョウ」を狙っているでしょう。プレミアリーグ4月MVPのウィッカム、ボリーニ、アダム・ジョンソンの攻撃陣には注意が必要です。

この一戦は、他のゲームにもまして圧勝希望です。1月のキャピタルワンカップ準決勝で、PK戦の末にファイナル進出を阻まれた屈辱を忘れるわけがありません。試合が始まると、オールド・トラフォードの熱狂的な声援を受け、マンチェスター・ユナイテッドが早々にイニシアティブを握ります。ああ、しかし、香川真司もウェルベックもヤヌザイもいない中盤は、やはり厳しいですね。ナニとアシュリー・ヤングは、サイドから強引にクロスを上げるか、自ら斬り込んでシュートを打つしかないので、どうしても攻撃が単調です。せめてどちらかのサイドに、違うタイプが入れば、崩しのバリエーションが増えるのですが…。

18分、ナニが中央から打った決定的なミドルは、わずかにゴールの上。サンダーランドにチャンスを創らせない一方で、マンチェスター・ユナイテッドもチチャリートとマタが機能せず、25分を過ぎても膠着状態が続きます。

ところが30分、何と先制はサンダーランド。左サイドをカバーしたフレッチャーがウィッカムにゴールラインまでえぐられ、グラウンダーのクロスを左隅に蹴り込んだのはラーションでした。ゲームを支配していたマンチェスター・ユナイテッドからすれば、まさかの失点。この後、すぐに反撃に移るものの、単調なサイド攻撃に変化はなく、サンダーランドの深いDFラインを破れません。

36分、左サイドからアシュリー・ヤングがドリブルで完全に抜け出しますが、相変わらずの中をまったく見ないで出したクロスをブロックされ、せっかくのチャンスもフィニッシュにつながらず。44分にマタが放った25メートルミドルもGKマンノーネにキャッチされます。前半は0-1。枠内シュート2本では、勝てるわけがありません。ベンチには、ウェルベック、バレンシア、ヤヌザイ、フェライニ、そして久々に復帰したファン・ペルシがいます。ギグス代理監督は、後半、どんなカードを切ってくるのでしょうか。

後半のマンチェスター・ユナイテッドは、前半にもましてサンダーランドを圧倒します。50分にはナニとのコンビからエヴラが縦に抜け出し、中に走り込んだチチャリートに丁寧に合わせるも、DFが先にカット。直後のヴィディッチのヘディングシュートも右に外れ、またも同点チャンスを逸します。ギグス監督は、52分という早いタイミングでナニをヤヌザイにスイッチ。押し続けるホームチームは、サイドからチャンスを創りながらもシュートが打てず、60分を過ぎてもスコアは動きません。

66分、ギグス監督は一気に勝負。マタとアシュリー・ヤングを諦め、ウェルベックとファン・ペルシ登場です。アルティドールとジャッケリーニを投入したポジェ監督は、カウンターで追加点を、という算段でしょう。72分には、マンチェスター・ユナイテッドが自陣でボールを奪われ、アルティドールのクロスをジャッケリーニがシュート!これがポストを直撃した瞬間、オールド・トラフォードに悲鳴が響きわたりますが、ボールはポストの外にこぼれ、マン・ユナイテッドは命拾いします。残り15分、リードされたまま、選手間の距離がどんどん広がり、間延びするマンチェスター・ユナイテッドのフォーメーション。得点どころか、パスが3本つながるイメージすら持てません。

80分、キャリックからフリーのエヴラにスルーパス。エヴラは中央でフリーのチチャリートに合わせますが、チチャリートは左足でふかしてしまい、ノーゴール。83分、サンダーランドが反撃。右でボールを受け、中に切り返して左足で放ったボリーニのシュートにデ・ヘアは動けず、しかしシュートはバーを叩いてピッチに跳ね返ります。もはや、マンチェスター・ユナイテッドに打開策はありません。後半の決定機の数すら上回れないまま、0-1でタイムアップ。オールドトラフォードで戦ったプレミアリーグでは、サンダーランドに過去、無敗だったマンチェスター・ユナイテッド。ホームでサンダーランドに負けたのは何と44年ぶり、シーズンを通じてホーム7敗は40年ぶりというありがたくない記録を2つも増やす結果となってしまいました。うう…。

サンダーランドは、マンチェスター・シティに引き分けた後、チェルシーに続き、またもジャイアントキリングを達成。同時刻開催の試合でカーディフとフラムが敗れ、最終戦に勝ってもサンダーランドを上回れなくなったため、彼らの降格が決まりました。サンダーランドと同勝ち点のノリッジがチェルシー戦とアーセナル戦を残しており、サンダーランドより得失点が悪いため、ポジェ監督のチームの残留はほぼ間違いないでしょう。しかしまあ、よくここまでやりましたね。最後の追い込みの鋭さは、天晴れのひとことです。

せっかくトッテナムが負けてくれたのに…。これで、マンチェスター・ユナイテッドのヨーロッパリーグ出場は、ほぼなくなりました。先週まで、うまくボールを動かしリズムを創っていた香川真司をなぜ外したのでしょうか。これは、立て直しに相当、時間がかかりそうです。

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“【MAN.UTD×Sunderland】最強サンダーランド!直近3度めの上位つぶしでフラム&カーディフの降格決定!” への2件のフィードバック

  1. リバサポ より:

    思ったんですが、ヤヌザイは来季レンタルだしてもいいんではないんでしょうか?
    ポテンシャルはあってもプレーの幅がせまいため活かしきれてないですね。
    彼にとって良いお手本がチームにいればいいのですが…

  2. makoto より:

    リバサポさん>
    現状メンバーベースなら、アシュリー・ヤングやナニの貢献度が低いので、「ヤヌザイは試合で使いながら育てる」でよいかと思っていました。お手本は、ルーニー、ウェルベック、ファン・ペルシ、マタで大丈夫でしょう。ただし、来季、中盤やサイドに大物を入れて、ヤヌザイの出場機会が減るなら話は別です。いずれにしても、オフのテコ入れ次第ですね…。

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