アーセナル、チェルシーは快勝フィニッシュ!プレミアリーグ最終節ダイジェスト
ノリッジVSアーセナルは、「アーセナルが5点獲れば3位に上がれる」という状況であったとすれば、0-5で終わっていたでしょう。それほどノリッジの中盤の守りが緩く、アーセナルの攻めもゆったりでした。それでも、52分の先制ゴールはお見事。当たりにこないノリッジの守備の間で簡単にパスがつながり、ジルーの左からのクロスを逆サイドにいたラムジーがスーパーボレー!相手の守備は緩慢でしたが、シュート自体は、「2013-14シーズンの最も印象に残ったゴール」にエントリーしてもいいぐらいのファンタスティックな一発です。この8分後、エジルから左のギブスに展開し、折り返しを打とうとしたポドルスキの左足がうまく当たらず、流れてきたボールをジェンキンソンが冷静に左隅に決めてジ・エンド。ケガから復帰したウィルシャーとディアビの試運転もできて、ア―セナルは、17日のFAカップ決勝に向けて、いい調整ができたのではないかと思います。
一方のチェルシーは、いかにもチェルシーらしい試合でプレミアリーグ2013-14を締めくくったのではないかと思います。15分にカーディフMFベラミーのシュートがDFに当たり、ゴール右隅に入ってしまったのはアクシデントとしかいいようのない失点でしたが、このビハインドを取り返したのは、残り20分を切ってからです。
72分、オスカルの絶妙なクロスに飛び込んだのは、守備の人かと思いきや、最近になって攻撃参加が鋭くなったアスピリクエタ。ゴール正面からのヘッドはGK、こぼれ球をプッシュするとゴールバーと、背番号28は2発決められず、チャンスは終わったかに見えましたが、正面に落ちたボールを最後はシュールレが右足ボレーでフィニッシュ。ひとたび追いつき、相手の集中力がとぎれてしまえば、逆転は難しいことではありません。同点ゴールの3分後、ゴール前の混戦で浮いたボールをシュールレが前に送り、オフサイドラインを冷静に見極めてポジションを取っていたF.トーレスがワントラップで流し込んで1-2。アザールがひとりふたりかわさないと、なかなか決定機が創れないところもチェルシー。それでも最後は、しぶとく競り勝つあたりもチェルシーです。モウリーニョ監督は、来季に向けて、これからFW獲得の交渉を始めるのでしょうが、トップだけ獲ってもおそらくゴールは増えないでしょう。ラストパスの手前での崩し方に幅を持たせられるかどうかが、チェルシーが優勝するためのポイントであり、モウリーニョ氏の課題だと思われます。
というわけで、2013-14シーズンのプレミアリーグ観戦記は、これにて終了でございます。1年間おつき合いいただいたみなさま、ありがとうございました。この後は、「みんなで選ぼう!偏愛的プレミアリーグ・2013-14MVP」「偏愛的プレミアリーグベストイレブン」「今季サプライズを起こした選手たち」「10大ニュース」などなど、今季の総括ウィークに突入しつつ、その勢いでチャンピオンズリーグ決勝、ワールドカップで盛り上がっていければと思っております。移籍ニュースなども含め、オフシーズンもテンションを緩めませんので、ぜひまたお立ち寄りください。
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更新お疲れさまです
ついにプレミアも終わってしまいましたね
今季は混戦で面白かったです
おっしゃる通りFWを獲るだけだと多少マシになっても急激に良くなるってことはないと思うのでそこはモウリーニョ次第ですね
ポルト時代から幾つものタイトルを獲ってきた人なので期待はしてますが
ただ今季もチャンスの数が多かったわけじゃないですが、チャンスが無かったわけでもないのでちゃんとものにしてればと悔やまれますね
1シーズン面白い記事を提供して頂きありがとうございましたm(__)m
オフシーズンの記事も期待してます!
チェルシーさん>
ありがとうございます。チェルシー優勝予想だっただけに、3月の足踏みは残念でした。オフシーズンもがんばりますので、ぜひ読んでやってください。