【Liverpool×WBA】頼れるヘンダーソンのゴール&アシストで、リヴァプールが3週間ぶりの完勝!
ボールをキープするのはホームチームですが、もらう動きが少なくパスの大半が足元なので、ポゼッションをシュートにつなげられないリヴァプール。最初のチャンスらしいチャンスは13分、短いパスをテンポよくつなぎ、スターリングが左から放ったシュートはDFがブロック。こぼれ球にいち早く反応したララナがGKフォスターより先に触りますが、フォスターにコースを完全に遮られCK。WBAは、セセニョンが持ち込むと点の匂いのする形になりますが、勝負のパスが味方に合わずシュートに至りません。18分、最終ラインのシュクルテルから前線のリッキー・リー・ランバートに一発でパスが通り、ランバートは完璧なトラップから右足でコントロールショットを放ちますが、コースを読んだフォスターがセーブ。リヴァプールは絶好機をゴールにつなげられず、0-0のまま試合は進みます。
リヴァプールがボールを支配し、WBAがカウンターという図式で時間は流れ、39分にホームチームが3度めのチャンス。コウチーニョ、スターリングとつないで左からゴールに迫ったリヴァプールは、背番号31のグラウンダーが逆サイドのランバートへ。中に切り返して放った左足シュートはDFに阻まれ、枠に飛ばすことができません。直後の41分、WBAは左のモリソンのクロスを頭を越されたロブレンの裏からベラヒーノがヘッド。シュートはバーの上に外れますが、リヴァプールにとっては冷やりとさせられるシーンでした。このまま前半は終わるかと思われた44分、リヴァプールの仕切り役が動いて、いい時間帯でのゴールが決まります。
左サイドからボールを持ち込んだララナとワンツーを決めたのは、ここまでも中盤でパスを散らして攻撃を創っていたヘンダーソン。抜け出したララナはゴール左で完全にフリー。GKの位置をみて狙った左足が、右のサイドネットを揺らします。レッズ先制!リードを得てゆとりが生まれたリヴァプールは、後半に入ってもゲームを支配します。ララナの動きがよく、追加点を狙っていたリヴァプールでしたが、次のゴールを奪ったのは55分に速攻を仕掛けたWBAのほうでした。ペナルティエリアの入り口で、ベラヒーノをデヤン・ロブレンが引っかけてしまい、副審からのレポーテイングを受けた主審がPKスポットを指差します。ベラヒーノのPKは完璧で1-1。ホームのリヴァプールに暗雲が垂れ込めます。
しかし、レッズはすかさず反撃。ピンチを再び優位に変えるのに5分とかかりませんでした。58分のランバートの左足ボレーはゴール上に外れますが、60分、やはりキーマンがやってくれます。ロングパスを右サイドできれいにトラップしたのはマンキージョ。すぐ内側に走ってきたスターリングに短いパスが渡ると、DFに倒されながらも態勢を立て直したスターリングが後ろから走り込んだ選手に軽く落とします。フリーで右足を振り切ったのは、ジョーダン・ヘンダーソン!強烈なシュートがゴール左隅に決まり、リヴァプールは再度2-1とリードです。
リードしたロジャース監督は、64分、マンキージョとランバートに代え、グレン・ジョンソン、バロテッリを投入。75分にはコウチーニョをルーカスにスイッチし、ジェラードをトップ下に置いてセーフティに戦います。エヴァートン戦もそうでしたが、この日もゲームの畳み方はよかったですね。ジェラードは、何とかバロテッリにゴールをさせたかったようですが、バロテッリのプレミアリーグにおけるリヴァプール初ゴールはお預け。結局2-1で、リヴァプールが今季3勝めを飾りました。
今日の勝利は、まさに「ヘンダーソンのゲーム」でした。副キャプテンがうまく前の選手たちのハブとなって、チャンスを創れていたのではないかと思います。スターリングはがんばってはいたものの、疲労からかドリブルのキレを失っており、このコンディションでイングランド代表に合流するのかと思うと心配です。ホジソン監督には、サイドには完全に調子が戻ったララナを使ってほしいところですが…。何はともあれ、9月16日のルドゴレツ戦以降、唯一の勝利だったキャピタルワンカップも延長戦&PKと3週間まともに勝ってなかっただけに、この久しぶりの勝ちは大きいですね。リヴァプールのプレミアリーグ、次戦は19日のQPR。これを景気よく勝って、22日から始まるレアル・マドリードとのチャンピオンズリーグに弾みをつけたいところです。
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更新ご苦労様です。
相性の悪いWBAに勝利をモノに出来て良かったです。ララーナとヘンダーソンが決めたのは個人的には嬉しいです。もしこの2人がWBA戦にいなかったらと思うとゾッとしますね。後半キャプテンが1つ上にポジションを上げてルーカスを投入は前回のダービー戦の教訓が生きていますね。バロテッリは後少しだと思うんです。QPR戦で決めてもらいたいですね。順位もグッと上がって嬉しいです!
現地KOPの中には疑惑のPK判定に悪態をついていたためジェラードが2列目に上がったことをわかっていなかった人もいたらしいですね。(笑
ヘンドとララナという二人はよく走り攻守に効いていました。面子的に見てもイングランド代表は強いんですが、なぜでしょうかね。GJはやはりゲームを作る上で必要だと感じました。マンキと定位置争いが起こりそうな予感。バロも後半からでてくると、より怖さが増します。試合に勝って収穫も得るというのは久々なので、やっと今日は他のチームの試合を見れます。
Mackiさん リバサポさん>
点の獲り方も、試合の畳み方もよかったですね。スタリッジの復帰とバロテッリの爆発に期待します。