【Sunderland×MAN.CITY】ミドルとボレーで2発&絶品アシスト!セルヒオ・アグエロが止まらない!
前節のプレミアリーグで、チェルシーに初めてノーゴールの屈辱を味わわせたサンダーランドは、チェルシー戦以上にいい形でゲームを進めていました。試合開始から積極的に攻めに出たホームチームは、マンチェスター・シティの急造CBコンビ、ボヤタとデミチェリスを振り回します。5分、バックリーが右サイドから裏に抜け出し、中でフリーになっていたロドウェルがグラウンダーをボレー。決定的な一撃は、GKハートの前でボヤタが足に当ててクリアしますが、18分の2度めのピンチはしのぎきれませんでした。
中央から持ち込んだカッターモールからのスルーパスが、左を走るウィッカムへ。2人にマークに着かれたサンダーランドの若手FWは、無謀なドリブルでボールを失ったかにみえましたが、サバレタのスライディングのクリアがウィッカムの足に当たり、ボールはストライカーが狙ったかのように、きれいにゴール右隅に収まります。サンダーランド、0-0に終わったチェルシー戦では奪えなかった貴重な1点。しかも相手はお得意様、マンチェスター・シティで、敵のCBボヤタは今季プレミアリーグ初出場です。ピッチの選手もサポーターも、絵に描いたような2匹目のドジョウに期待を膨らませたに違いありません。
しかし、彼らの夢は、たった2分で破れました。ここで、本日の主役、アグエロの登場です。21分、彼が中盤でボールを持ったときには、中央に5人いるサンダーランドの守備は万全。ところがこの2秒後に、スタジアムの景色は激変します。DFが獲れるかどうか、ぎりぎりのところにボールを出して挑発したアグエロは、誘いに乗ったコアテスをあっさり股抜きでかわしてDFを2人無力にすると、元同僚パンティリモンの左を抜く強烈な一撃で同点!マンチェスター・シティは、ナーバスになる前にゲームを振り出しに戻し、サンダーランドは勢いを完全に削がれました。
そして、39分の勝ち越しゴールもまた、アグエロの個人技が光ったシーンでした。ヤヤ・トゥレからの縦パスを受けたアグエロは、すぐ脇を走っていたヨヴェティッチに、右足に引っ掛けてスピードを殺した見事なダイレクトパス。これだけ明快に「左足で決めてくださいね」というパスを出されれば、ヨヴェティッチに迷いはありません。クロスのシュートがゴール右に決まって、1-2。追う展開になると、カウンターがお家芸のサンダーランドは苦しくなります。
後半のホームチームは、10分も我慢できませんでした。54分、ペナルティエリア内で裏のスペースに飛び出し、ナスリの短い縦パスを受けたサバレタが、パンティリモンの飛び出しをかわして左隅に落ちるおしゃれなチップキック。勝負はここで終わりましたが、最後にこのシナリオの仕掛け人が、締めのゴールを決めました。71分、ミルナーのグラウンダーのクロスに走り込んで、ポストすれすれにダイレクトボレーを決めたのは、やはりアグエロ。ペジェグリーニ監督は、終了直前にプレミアリーグ初出場のポソを出す余裕まで見せ、圧勝劇の幕を閉じました。
アグエロの2ゴール1アシストについて、ご覧になっていない方にいちばんお伝えしたいのは、いずれのゴールもその2秒前には中盤で選手がボールをキープしていただけで、チャンスになる気配すらなかったということ。ファン・ペルシのゴールによくある、「来るぞ来るぞ左足来るぞ、ホラ来た!」といった感覚は一切なく、電光石火という言葉がふさわしい3発でした。マンチェスター・シティもまた、チェルシー同様しばらく止まらないかもしれません。と、その前に、来週のチャンピオンズリーグ、グループステージ最終戦のローマですね。プレミアリーグ得点王が、大逆転での決勝トーナメント進出の立役者になってくれるのを期待しましょう。バイエルンが、CSKAモスクワ相手に手を抜かないことを祈りつつ。(パブロ・サバレタ 写真著作者/Roger Goraczniak)
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アグエロは、これで怪我に強かったらメッシやロナウドに並ぶほどの実績を作っていたのではないでしょうか。
リバサポさん>
そうですね。今季、無事に最後までプレイしていただいて、自己ベストのシーズンにしていただければと思います。
シティやっと調子が上がってきましたね
アグエロはさすがとしか言いようがないですね
シティは追いかける展開の方が力を発揮できると思います
チェルシーとの直接対決までに勝点差3までに縮まっていれば面白いですね
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プレミアリーグ大好き!さん>
マンチェスター・ユナイテッドもリヴァプールも、逆転を喰らいましたからね…。