【MAN.UTD×MAN.CITY】制圧した左サイド。マン・ユナイテッドが久しぶりのダービー圧勝!
マン・ユナイテッドは予想通りのベストメンバー。マン・シティにはアグエロ、ダヴィド・シルヴァ、ヤヤ・トゥレ、コンパニが揃っています。2分に敵陣でのパスカットからルーニーが抜け出しかけるも、ジョー・ハートが前に出てキャッチ。5分にはマンチェスター・シティが逆襲。デミチェリスのロングボールにオフサイドラインをかいくぐった右のヘスス・ナバスが完全にひとり旅となり、デ・ヘアと向き合って強いシュートを放つも守護神がビッグセーブ。マンチェスター・ユナイテッド守備陣の混乱が収まる前に、アウェイチームが難なく先制点を奪います。8分、左からのミルナーのスルーパスにダヴィド・シルヴァがフリーとなり、グラウンダーはこちらもノーマークのアグエロへ。プレミアリーグ得点王をめざすアルゼンチン代表のストライカーは、左足で軽く流し込むだけでした。0-1となっても、マンチェスター・ユナイテッドは自陣での強引なドリブルをカットされ、再三ピンチを迎えています。
この窮地を救ったのは、14分にデ・ヘアのゴールキックから左サイドを崩したフェライニとマタでした。背番号8のグラウンダーに飛び込んだのはアシュリー・ヤング。クリシーに当たったボールがヤングの足元に転がり、無人のゴールに押し込んむだけのイージーなシュートが決まります。激しい攻め合い。気合いが空回り気味のマンチェスター・ユナイテッドは、無謀なスライディングや軽率なタックルがなくなりません。裏に出たボールをいち早くデ・ヘアがフォローしなければ、20分までに失点を重ねていたでしょう。
しかし27分、雨のオールド・トラフォードをヒートアップさせたのはマンチェスター・ユナイテッドのほうでした。左サイドのアシュリー・ヤングとブリントの見事なコンビから、ヤングが得意のプラスのクロスをファーに送ると、出ましたフェライニ、クリシーを越えたボールを完璧なヘッド!ジョー・ハートの体に当たったボールがゴールラインを破り、ホームチームが前半のうちに逆転に成功しました。33分、ヤヤ・トゥレがアグエロを狙ったきわどいロングパスはまたもデ・ヘアがクリア。マン・シティは右サイドの守備が不安定で、ヘスス・ナバスの裏をブリントやフェライニ、ヤングに使われ、孤軍奮闘のサバレタのフォローにコンパニが引っ張られることが失点の原因となっています。前半は2-1で終了。同点ゴール以降、水色のユニフォームがチャンスを創るシーンはほとんどありません。
コンパニは、やはり厳しいようです。後半頭から登場したのはマンガラ。51分、ルーニーのFKからマン・ユナイテッドに決定機。こぼれ球を拾ったアシュリー・ヤングが中に入れたボールをキャリック、エレーラが狙うものの、アウェイチームは必死のブロックで難を逃れます。58分、マタのクロスにゴール前で3枚がフリーになりますが、アシュリー・ヤングのヘッドがうまく当たらず。選手同士の距離感がよく、キャリックやマタから効果的なパスがフィードされるマン・ユナイテッドに対して、間延びしがちなマン・シティはコンビネーションで崩す形が見られません。
ペジェグリーニ監督は、ミルナーを諦めてナスリ。しかし、前に出ろというメッセ―ジがチームに浸透する前に、マンチェスター・ユナイテッドが追加点を奪います。67分、左サイドでフェライニとブリントがデミチェリスから奪ったボールがルーニーにつながり、オフサイド気味だったマタにラストパスが通ってジョー・ハートと1対1。左足で股間を抜いたシュートがネットを揺らし、ついに2点差です。
リードを広げた後も、赤いユニフォームは攻めまくります。74分、アシュリー・ヤングのFKに中央を割って頭で叩き込んだのはスモーリング。4-1は勝負ありでしょう。アグエロには、いいときの鬼気迫る突破がありません。ファン・ハール監督は、フィル・ジョーンズ、マタ、フェライニといった立役者を次々と代えて、ロホ、ディ・マリア、ファルカオを「試す」余裕の采配。オールド・トラフォードのご機嫌な大合唱は止みません。
ところが87分、キャリックにアクシデント。10人になったマンチェスター・ユナイテッドは突然下がり始め、サバレタのグラウンダーをアグエロに押し込まれます。この1点で不穏な空気が漂い始めるかと思いきや、マン・シティにもう1点という勢いはありません。キープすればいい状況で強引に放ったディ・マリアの無邪気なミドルが、両チーム最後の枠内シュート。マンチェスター・ユナイテッドが4-2で宿敵を下し、来季のチャンピオンズリーグ出場にまた一歩、近づきました。
やっとダービーに勝てました。勝因は、左サイドを完全に制圧したコンビネーション、全体的なポジショニングのよさ、そしてテンポのいいパスワーク。マン・シティの選手を振り回してできたスペースをマタやフェライニ、アシュリー・ヤングが的確に使い、CBを混乱させたのが大量得点につながりました。無法地帯だったプレミアリーグ開幕直後と比べると、フェライニやアシュリー・ヤングは別人のようです。キャリックの状態が心配ですが、今のマンチェスター・ユナイテッドなら、来週のスタンフォード・ブリッジでチェルシーを沈黙させることもできるかもしれません。
おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!
もはや開幕時とは別のチームですね
チェルシーの試合も見たのですが攻撃の幅は間違いなくユナイテッドの方が多いと思いました
MOMはヤングにあげたいです
一点目のアイディアやFK等素晴らしかったです
開幕からホントに別人です。嫌いですが、最後に帳尻を合わせてくるファン・ハール、流石だと言わざるおえません。こうなると次のチェルシー戦楽しみになりますが、キャリックのケガが心配ですね。キャリックが出れないとなると、ブリントが入る訳ですから、左にロホもしくは、ショー。気の利いたディフェンスを出来るのがブリントのみだったので、しかも対面は、アザールとかなり心配です。アーセナルも調子がいいので、何とか勝ちたいですね!
来年のシステム、楽しみです。ルーニーはFW起用絶対ですが(笑)
更新ご苦労様です。
ニュートラルな立ち位置でダービーを観ました。
ここまで失点するとは思いませんでした。シティは最初の得点までで、以降は勢いを感じませんでした。コンパニの離脱も痛いですが、チーム全体に元気ないですね、、、どうしちゃったんでしょうね。
しかしユナイテッドは強い。フェライニ、マタ、ヤングの活躍が大きいですね。無駄な戦力を削ぎ落として効果的な補強をすると来期は従来の強さが戻ってくる予感を感じました。
シティは前線からの守備の時に連動がなくてバラバラな感じがしました
テンションが高いときはすごい強いんだけどなあ
フェライニ良いですね。
DF時はヤヤ・トゥーレにマンツー気味でついて、ほぼほぼ消してましたし、
OF時はロングボールをシンプルに味方に繋げて、昨年が嘘みたいです笑
老婆と少女のロールシャッハ・テストではありませんが、今シーズンのManchester United Websiteの最適解が現状のアンサンブルになるとは思いませんでした。Chelsea戦が楽しみですね。
ぐなきちさん>
アシュリー・ヤングは、彼のいいところをすべて出し切りました。同点ゴールは、瞬時の判断でよく決めてくれました。
汗かきスターさん>
キャリックが出れなくなったら激痛です。今日とは別なチームになってしまうと思います。
Mackiさん>
マンチェスター・シティは、いいときの動きが出来てないですね。コンパニもさることながら、SBと中盤センターが気になります。メンタルの問題も多分にあるのではないかと思います。
アーセナルさん>
マン・シティは年が明けてから上位対決全敗ですね。すべて2失点以上なので、守備に問題を抱えていることは間違いありません。
porさん>
フェライニの戦術理解の高さが、全体のレベルアップにつながっていると思います。
ASAPさん>
まったくです。FWのレギュラーはルーニー以外の誰か、中盤はディ・マリア、ブリント、ヤヌザイが中心といわれていた時期が遠い昔のようです。
—–
こんなに気分の良い朝は久しぶりです。フェライニ、ヤングは昨シーズンとは見違えるように良くなりました。もう高い移籍金絡みで批判されることもないでしょう。この調子で残り試合すべて勝利だ!
勝因に、デヘアも加えてください!w
追記
先週の記事で、管理人さんが「最近いいサッカーをするようになったマンチェスター・ユナイテッドといえども、ヤヤ・トゥレやダヴィド・シルヴァ、アグエロ、コンパニに90点のプレイをされたら、マンチェスター・シティに勝ち切れるイメージはまだありません。」と懸念されていましたね。
管理人さんの方が私よりも、ユナイテッドファン歴はずっと長いとはわかっていますが、あえて言わせてください。
You see, man? THIS IS MAN UNITED!!!!
失礼いたしました。