【Swansea×MAN.CITY】スワンズ無念…欧州への道を閉ざしたヤヤとボニーの超人的な3発!
バフェティンビ・ゴミスのアグレッシブなドリブルシュートで幕を開けた試合は、前線からのプレスが機能しているスウォンジ―がゲームを支配。10分、テイラーの攻め上がりを意図的にオフサイドにしたにも関わらず、笛を鳴らしてもらえなかったマン・シティ守備陣はゴミスのボレーに脅かされます。直後のCKも、シグルズソンからゴミス。積極的にシュートに持ち込むホームチームは、マン・シティにボニー・ウィルフリードを抜かれた影響などないとアピールしているかのようです。
16分、右サイドでマンガラのトラップを奪ったダイアーが、巧みな切り返しでCBを振り切りジョー・ハートと1対1となりますが、老獪なイングランド代表GKが右手を伸ばしてビッグセーブ。最大のターニングポイントは、この攻防だったのだと思います。最初から飛ばしていたスウォンジーが勝つなら、こういったチャンスを逃さず先制しなくてはいけませんでした。21分、スウォンジーは逸機の代償を払わされることになります。ダヴィド・シルヴァのパスを受けて、右にまわって信じられないスピードのミドルを放ったのはヤヤ・トゥレ。ウィリアムズの足で跳ねてコースが変わったボールに、GKファビアンスキは手に当てるのが精一杯。先制したマン・シティは、36分には見事な速攻で追加点をゲットします。
自陣からハーフボレーで左サイドに展開したランパードのロングパスは、アグエロにぴったり。ドリブルでタメを作ったプレミアリーグ得点王は、前線に走り込んだミルナーを自由にする素晴らしい縦パスを通します。切り返しでテイラーを簡単に外したミルナーのシュートは、GKが反応しにくい足元を抜き0-2。リードしてハーフタイムを迎えたかったモンク監督のゲームプランは完全に打ち砕かれました。完敗かと思われたスウォンジーを救ったのは、前半終了間際のシグルズソンのミドルシュートでした。右足のコントロールショットは、ジョー・ハートの左手が届かないポスト際に伸び、再び1点差。スウォンジーがヨーロッパリーグ出場に希望をつないで、激しかった前半が終了しました。
ダヴィド・シルヴァの指揮の下、後半を圧倒的に支配していたのは昨季プレミアリーグ王者でしたが、64分、リバティ・スタジアムにこの日最高の歓喜の瞬間が訪れます。アシュリー・リチャーズが前線に送った長いボールを追ったのはバフェティンビ・ゴミス。マンガラが頭上を越され、デミチェリスの対応が遅れたマン・シティの乱れを逃さず、最速のトラップ&シュートで左隅に決めたエースに、熱きウェールズのサポーターたちは狂喜乱舞します。直前にダヴィド・シルヴァとヘスス・ナバスのフリーのシュートを連続ビッグセーブでしのいだファビアンスキの奮闘は報われました。2-2。次のゴールを先に奪えれば、スワンズはプレミアリーグ2位と3位の連続撃破に近づきます。
ところが、モンク監督のチームが同点でいられたのはたった10分でした。エミレーツで耐えきったゲームと、この日の違いは2つ。ひとつは、後ろに引いてカウンターのチャンスを窺ったアーセナル戦では最後まで温存した体力を、この日は前半の激しいプレスで使い果たしてしまっていたこと。もうひとつは、アーセナルにはいない超人的なフィジカルを誇る選手がマン・シティには複数存在していたことです。前線の選手が歩き始めていたスウォンジーは、縦への楔を簡単に入れさせてしまい、74分の勝ち越しゴールを許します。アーセナルの猛攻やダヴィド・シルヴァのパスワークに対してはよく守っていたスワンズでしたが、ヤヤ・トゥレの荒々しいミドルは、ファビアンスキが抑えきれませんでした。
2-3となった85分、リバティ・スタジアムを大きな拍手が支配します。ピッチ脇に登場したのは、年末まで絶対的エースとして君臨していたボニー・ウィルフリード。クラブにゴールと多額の移籍金をもたらした元エースは今や敵ですが、スワンズサポーターは感謝の気持ちを忘れていませんでした。しかし、勝負事は残酷です。ボニーのゴールは、温かい拍手に応える極上のファンサービスであったと同時に、スウォンジーの欧州への道を閉ざした悲しい幕引きの一発でもありました。91分、DFの自陣でのミスパスをとがめたダヴィド・シルヴァのパスを受けたボニーが、マークを冷静にかわして左ポストに当てて沈める完璧なシュート。この瞬間、リバティを包んだ何とも言いがたい複雑な空気と、味方のハイタッチにも笑顔をみせないボニーの神妙な表情を忘れることはないでしょう。2-4で敗れたスワンズは、ヨーロッパリーグ出場権に届かない8位で今季を終えることが決まりました。
アウェイゆえに引いてアーセナルの焦りを待てたスウォンジーは、ホームゆえに果敢に前に出て、マンチェスター・シティの強烈な攻撃をまともに浴びました。その選手層の薄さでは欧州はまだ早いと諭すようなマン・シティの自在ぶり、とりわけ身体能力の違いを見せつけたヤヤの2発とボニーのダメ押しは容赦ありませんでした。モンク監督、残念。とはいえ、終盤のスワンズの追い込みは素晴らしかったと思います。来シーズンもまた、小気味いいパス回しとサイドからの崩しが冴える「らしいサッカー」をみせてもらえればと思いますが、今季いただいたマンチェスター・ユナイテッドに対するダブルは、ぜひともよそでやってください。何卒、お手柔らかに。
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