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【Leicester×Tottenham】慎重レスターは納得、単調トッテナムはやむなしのドロー決着!

トッテナムのリストに、エリクセンの名前がありません。どうやら膝を負傷したようで、代役を務めるのはエリック・ラメラ。ハリー・ケインが本調子ではないスパーズは、勝利をおさめることができるでしょうか。プレミアリーグ開幕から2連勝のレスターは、岡崎慎司とバーディの2トップにマフレズ、ドリンクウォーター、オルブライトン、キングの中盤というウェストハム戦同様の顔ぶれが揃っています。ラニエリ新監督の攻撃的なサッカーは、プレミアリーグ5位相手にどこまで戦えるでしょうか。レスターの本拠地キングパワースタジアムのゲームは、アウェイのトッテナムの攻撃でスタート。8分のデンベレのミドルは強さは充分でしたが、GKカスパー・シュマイケルが正面でがっちりキャッチします。

岡崎慎司の初シュートは、13分にこぼれ球を狙ったボレー。CBの間のスペースに入り込もうとする日本代表に、バーディやマフレズからいいボールは出てくるでしょうか。17分、左から中に入って思い切りよく放ったオルブライトンのミドルはゴールの上。チャンスの数では積極性に勝るレスターが優勢です。トッテナムの攻撃は、デンベレの孤軍奮闘。パスのほとんどが足元へのボールで、シャドリやハリー・ケインが勝負できるシーンが創れません。28分。右から回り込んだデンベレが再び放った左足ミドルも、シュマイケルがセーブ。攻めあぐむトッテナム、単調なチャレンジをはね返されるレスターの構図は30分を過ぎても変わりません。

31分、右からの岡崎慎司の突破は、ゴール目前でフェルトンゲンがカット。両者ともミドルシュートしか攻め手がない展開は、不用意な失点を避けようと安全運転に徹しているレスターには不満はないでしょう。42分、レスターのカウンターは、岡崎慎司とバーディが走っていたにも関わらず、マフレズが持ち過ぎました。静かなゲームは0-0のハーフタイム。ポチェッティーノ監督に、状況を変えるアイデアはあるでしょうか。

48分、カイル・ウォーカーの縦パスに抜け出したシャドリはシュートを枠に収められません。レスターは、点を獲ることよりも獲られないことを大事にしており、岡崎慎司がペナルティエリアに入るシーンはありません。63分、ハリー・ケインがようやく彼らしいプレイを披露しました。左から持ち込み3人までかわしたものの、シュートはDFに触ってしまいシュマイケルの正面。68分、今度はレスターが敵陣でボールを奪取し、ショートカウンターを仕掛けます。右からペナルティエリアに侵入したマフレズのシュートはポストを直撃。ホームチームは千載一遇のチャンスを決められず、ゲームは終盤にさしかかります。

トッテナムは65分にデル・アリ、76分にはトム・キャロルを投入。その直後にオルブライトンを外してカーンを入れたレスターは、残り10分、ついにスイス代表のキャプテン・期待のMFインレルをピッチに送り出します。しかし、ホームチームが勝負に出た矢先にハリー・ケインが出鼻をくじきます。ひとりで4人を引き連れて中央を進んだ背番号10は、左のシャドリに軽く流して中央へ。完全にマークがずれたレスターは、シャドリのふわっとした浮き球に突っ込んできたファーサイドのデル・アリにダイビングヘッドを許してしまいました。0-1、勝負ありかと思われた1分後、ゴールキックをバーディが頭でスライドさせたボールに走ったのはマフレズ。ゴール前には岡崎慎司も入っていましたが、マフレズのコントロールショットがゴール左隅に吸い込まれます。プレミアリーグTOPとなる4点めは、格上のクラブから勝ち点をもぎ取る貴重な同点ゴールでした。

最後にマフレズをウジョアに代えたラニエリ監督は、ドローでOKのようです。ゲームはこのまま1-1で終わり、ホームサポーターは拍手で選手をねぎらっています。岡崎慎司はフェルトンゲンに完封され、プレミアリーグ開幕戦で見せたしつこいチェイスや、2戦めの鬼気迫る走り込みは見られませんでした。日本の岡崎ファンにとっては消化不良感があったものの、この試合はレスターにとってはしてやったりでしょう。エリクセンを失ったチームにはサイドからのクロスとハリー・ケインやシャドリの単独突破しかなく、連携で崩すシーンはついぞありませんでした。開幕3戦勝利なしに終わったトッテナムが本領を発揮するのは、もう少し先になりそうです。今日の試合を観る限りでは、彼らには多彩なパスを繰り出せる司令塔タイプのMFがもうひとり必要なのかもしれません。(リヤド・マフレズ 写真著作者/Clément Bucco-Lechat)

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“【Leicester×Tottenham】慎重レスターは納得、単調トッテナムはやむなしのドロー決着!” への6件のフィードバック

  1. queen より:

    観戦しましたが、岡崎はボールキープをもっとのばしてほしいですね!オフザボールや運動量は
    申し分ないけど、身長ないからロングボール処理はきつそうで、足元に来たボールをヴェルトンゲンのプレッシャーですぐ失ってしまっていたように見えました。ヴァーディーのスペースに出したりマフレズの突破を期待してもいいけど、やはりプレミアでもある程度ボールを収められる力をつけたら、もう一皮むけると思うのですがいかがでしょう?

  2. 実はグーナー より:

    レスターは守備頑張りますねぇ
    組織的で観てて面白い
    綺麗にスライドして守るんで超高速サイドチェンジしない限りリトリートしたレスターを崩すのは難しそうですね
    岡崎は残念でした

  3. タカシ より:

    更新お疲れ様です。
    岡崎はこれからが本番ですね。しかし相方のヴァーディはいい選手ですね。このプレイを続ければ代表定着も夢じゃなさそうです。
    スパーズは心配ですね。あまりいいたくありませんがラメラは今季も厳しそうです。タウンゼントは構想外なのでしょうか。彼の突破力は今のラメラの比では無いのですが。

  4. makoto より:

    queenさん>
    そう思います。ポストとして機能しないと、ウジョアにポジションを奪われてしまうかもしれません。

    実はグーナーさん>
    シンプルですが、プレイがはっきりしていて気持ちいいですね。

    タカシさん>
    バーディは去年から注目してまして、上下動をさぼらないところに好感が持てます。トッテナムはハリー・ケインとデンベレ、シャドリの個人技以外に可能性が感じられなかったですね。

  5. にわかスパーズファン より:

    更新お疲れ様です。

    いやー、スパーズは深刻さが異常です。地力があるチェルシーなんかの比ではない。
    管理人様のおっしゃる通りで、エリクセンがいないと酷いサッカーをしてます。スペースがなくても戦えるドリブラーもいませんし、相手を剥がせるパスも出ない。サイドからのクロス攻撃が悪いとは思いませんが、シティがチェルシー戦で見せたひたすら速いグラウンダーを入れるようなメッセージもない。
    んー、補強せずにレビィさんはどうするつもりなのでしょうか。

    新スタジアムが出来るまでの我慢だと思いたいのですが、今シーズンは厳しいものになりそうです。

  6. makoto より:

    更新お疲れ様です

    今シーズンのレスターは一桁順位に入れそうな感じがしますね
    マフレズは持ちすぎなければ本当に良い選手になりますよね
    更にインレルまで加わると更に楽しみですね。

    —–
    にわかスパーズファンさん>
    昨日はさすがに厳しかったですね。少なくともFWをもうひとりと、創造性のある中盤の選手がいないと難しいのではないかと思います。

    シェバさん>
    層が薄いのでケガ人が出ないことと、最終ラインの成長がTOP10の条件ですね。マフレズはおもしろいです。インレルは慣れれば相当機能しそうです。

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